★4 | この映画にふさわしい賛辞とは何かを考え、誇張の抑制という言葉を思いついた。生々しい事実を映画にしてしまうことが暴挙と知っているゆえの慎みと謙虚さを、クリント・イーストウッドはこれまでの作品以上に大事にしている。主人公が照準スコープを凝視するときの瞳孔の奥のゆらめきを言葉にできたらと思わずにいられない。 (ジェリー) | [投票(1)] |
★4 | 戦場での善と平和な内地での善は質が異なる。だから帰還する兵士は様々な問題を抱え込む。だがその実、それに対処するためにもベースは人間善なのだ。 [review] (G31) | [投票] |
★4 | アメリカを正義に描くが故に病も際立つ。過激派に相まみえるほうも過激さに侵される。それをうまく描いていた。 (t3b) | [投票] |
★4 | 英雄の仮面は剥いではいない。一つ手前で踏み止まった感じ。ネタはよく有るものだが、イーストウッドの上手さで見せた。カットバック、砂嵐の脱出、肩透かしのラスト一行、そして無音エンドロール。逆に、席を立つものは誰もいなかったのでは(笑)。 (KEI) | [投票] |
★1 | イーストウッドの映画である、と思えない。放ったらかしの伏線、意味ありげでそうではない回想、バーの一人飲みや娘の新生児室の場面、、、、どうしちまったんだろう、、、。 [review] (動物園のクマ) | [投票(1)] |
★4 | 超リアルな戦争伝記映画。あってはならないことがこんなに当たり前のように行われてしまう不条理。これが実話である。 (りゅうじん) | [投票] |
★4 | 戦場の英雄を描いた戦争賛美作品のようであり、その実、一人の兵士が戦地と家庭との行き来の中で、次第にひとりの人間として家族との間に歪みが生じてくるという「リアルさ」を追求した反戦映画。正常でいろって方が無理な話。ラストが唐突なのは実話だから仕方ない。 (IN4MATION) | [投票] |
★3 | 緊張感と迫力のあるアクションシーンには大いに満足できる。ただこの映画の世界には「威嚇射撃」という言葉はないんだなあ。 [review] (シーチキン) | [投票] |
★4 | この映画も予告篇が本編を上回った一作になってしまった。☆3.8点。(reviewはイーストウッド監督について) [review] (死ぬまでシネマ) | [投票(3)] |
★4 | クリス・カイルの死が、映画そのものを変えてしまった。 [review] (ナム太郎) | [投票(2)] |
★4 | 多分本作は好戦的とか反戦的とかそういう観方で語るべきものじゃ無いんだろう。 [review] (甘崎庵) | [投票(2)] |
★4 | 確かにアメリカ人のキモをわしづかみにする映画だと思った。 [review] (ぱーこ) | [投票] |
★4 | 大国の下心に翻弄される弱い人間。ヒーローは不在。寂しく悲しい空気が漂っている。 [review] (ALOHA) | [投票(1)] |
★2 | エンタメ性と題材のズレ [review] (HAL9000) | [投票] |
★4 | 悩めるアメリカ [review] (pinkmoon) | [投票] |
★3 | 感覚としては一方向からしか見ていない記録映画です。何で子供がランチャー砲構えるのかにはちらっとも触れなかったねえ。まあ、そこを描き出したら泥沼だけどね。 (K-Flex) | [投票] |
★3 | 例えばクリスが狙撃手・ムスタファに狙われるテラスの場面で、鎖に繋がれた犬が急に出てきて吠える。これは面白い。また、砂嵐=騎兵隊としての見せ方についても、私はいいと思う。砂塵で画面を覆うのは、『アイガー・サンクション』を思い起こさせるし、スペクタキュラーの造型としても簡潔さが気持ちいい。 [review] (ゑぎ) | [投票(4)] |
★4 | 揺らぐ、星条旗 [review] (ペペロンチーノ) | [投票(5)] |
★5 | 心臓の音が聞こえるほどの緊張。銃声。命が失われる。子ども、女性、関係ない。戦場の恐ろしさをまざまざと見せつける。ただ戦争は勝敗なんか重要なわけじゃない。英雄と言われ終始称えられたカイルですらイーストウッドはこうも空虚に描くのだから。 [review] (deenity) | [投票(2)] |
★3 | 冒頭からこれまでのイーストウッド作品に比べショット数が異様に多く※、観客を混乱させる。主人公や敵スナイパーの位置を明示することもせず、被狙撃者との距離関係も覚束ない。それは米本土とイラクとの距離感覚の無さの描写としても表れている。こうした「距離の廃棄」は藤井仁子の本作への批評(http://kobe-eiga.net/webspecial/review/2015/03/374/)が示す様に、主人公の伝説化を促すものなのかも知れぬ。しかしだ。 [review] (赤い戦車) | [投票] |
★2 | 心理描写中心の厭戦映画だと勝手に推測していたのだが、これが意外にも痛快娯楽アクションのノリで撮られているのだ。会話にはユーモアが溢れ、ライバルのスナイパーとの対決があり、爆破やVFXを用いた大スペクタクルもある。敵はほとんど人格を描かれないただの的である。これが悪いとは言わない、むしろ好ましいとすら思う。しかし困ったことにこの映画は痛快娯楽アクションとしてあまりにもつまらないのである。 [review] (Sigenoriyuki) | [投票(6)] |
★3 | 全編に漲る緊張感は流石だが、期待していた「イーストウッドらしさ」は影を潜めている。『ハート・ロッカー』や『ゼロ・ダーク・サーティ』と何が違うのか?と問われると容易に答えられない。御大の手によってもなお、米国があの戦争を主観的に昇華するにはまだ時間が足りないということか。 (緑雨) | [投票(1)] |
★3 | 大国アメリカの病『アメリカン・スナイパー』 [review] (mermo72) | [投票(1)] |
★3 | 非常に重い物語である。だが、この物足りなさは何かと考える。 [review] (サイモン64) | [投票(7)] |
★3 | 映画化権を取得し主演を務めた俳優の、ある種屈託のなさが私には不愉快。それを否定も肯定もしないクリント・イーストウッドは、過不足なく現在のアメリカを描くことに成功しているのかもしれない。 (もがみがわ) | [投票] |
★5 | 全編を通して本人もそうだが奥さんが大変だ。というのが伺える。実話ってのがなんともやるせない。 (stimpy) | [投票] |
★3 | イーストウッド版『グリーンベレー』とまでは言わぬが矢張り9・11を起点とした報復論理で捉えた戦争は自国民の犠牲という帰結への詠嘆では事足りぬ。砦からの脱出ばりのクライマックスも陳腐。イラク側スナイパーの更なるフィーチャーこそ要件だった。 (けにろん) | [投票(3)] |
★5 | 戦場にいれば英雄、国に帰れば戦争後遺症とレッテルを貼られる彼ら。ディア・ハンターやランボーなどこういったテーマは数多く観てきたし、戦争後遺症というのを分かろうとするんだが、分からない部分が多い。 [review] (ギスジ) | [投票(3)] |
★3 | 昨今のイーストウッド作は、何を語りたいのかよく分からん。70/100 (たろ) | [投票] |
★4 | 女や子供を撃って英雄になった話しなど聞いたことがない。そんな奴がいたとしたら、何らかの教条に縛られた思考狭窄者だ。殺人を使命とする狙撃兵の神話化とは、国家の冷血さを隠すための国家による詭弁でしかない。愛国という呪文が人の倫理を麻痺させる。
[review] (ぽんしゅう) | [投票(7)] |
★3 | イーストウッドによる「最後の西部劇」 [review] (Orpheus) | [投票(10)] |
★3 | 観客にストーリーをかいつまんで淡々と提示してゆくイーストウッドの作風が、キャラクター(俳優)の力不足で裏目に出た。戦争によって傷つく者たちの葛藤や痛みというメッセージも普通すぎてつまらん。 [review] (jollyjoker) | [投票] |