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[コメント] 狼たちの午後(1975/米)
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★3成り行きから初舞台に立った男が空気に慣れ饒舌化し自分をさらけ出し始める。整った設定と申し分ない役者を誂え、それでも弾け切らないのは演出が流されてるだけだからだ。外の炎暑の不足は中での不穏な冷気を弱める。牽引するカザールも描き足りない。 (けにろん)[投票(1)]
★4足がつかないようにと帳簿を焼く―から始まってモタモタする内に事態は悪化の一途をたどる。何が悪かったのか?あれも、これも、それもか。誰かの、いや自分の人生によく似ている。そんな気がする。何となく、よく分かる。映画の終わりは鮮やかだ。 (KEI)[投票(1)]
★3予定調和に収まらないが故、観ていてどこか落ち着かない。居心地が悪い。それが劇中アル・パチーノのイラつきにシンクロしてゆく。 [review] (緑雨)[投票(2)]
★4いつから人間はこんなに孤独になったのだろうかね。87/100 (たろ)[投票]
★4ちくしょったれ…何もかも思い通りにならねぇ… [review] (田邉 晴彦)[投票(5)]
★5狼なんかいなかった午後。夏に観たら余計に長く、暑く感じる。でも、何でこんな実話を映画化しようと思ったのか、一番訊きたい。 (IN4MATION)[投票]
★3いまいち緊張感がない。だれる。 (赤い戦車)[投票]
★4パワーこそが本作の醍醐味とも言えます。貧乏がなすパワー、民衆のパワー、そして撮った監督と役者のパワー。 [review] (甘崎庵)[投票]
★3なんかひねりが足りないなぁと感じつつラストを迎え、「あ、実話だったんだ」と言う事を思い出さされた。そうか、あの長い間も、実話ならではなんだ。 (NAO)[投票]
★4これはシチュエーションとキャラクタ、即ち「芝居」の面白さ。多少カッティングを工夫したり申し訳程度に空撮を入れたりしたところで「映画」らしくなるわけではないのだが、ジョン・カザールの存在感とアル・パチーノの常人の限界を超えたテンパリ演技は立派。 [review] (3819695)[投票(2)]
★3「主人公がヒーローではない(むしろ小悪党)」「主人公のやることはうまくいかない」etc…といったアメリカンニューシネマの構造を丁寧になぞっている。しかし、時が移ると、アル・パチーノ演じたソニーはベトナム後遺症の時代が産み出した一種の「ヒーロー」に映る。『タクシードライバー』のトラヴィスしかり。(★3.5) (グラント・リー・バッファロー)[投票(1)]
★4目を見張るアル・パチーノ。その、目の、演技。その、目の、圧倒的な力。後年瞼がびろーんとして眠そうな顔になってしまったのは、ここで目力を使い果たしちゃったということだろうか… [review] (はしぼそがらす)[投票(6)]
★4群像劇になりそうに見えたが、パチーノが全部持っていった。2005.11.26 (鵜 白 舞)[投票(1)]
★3アメリカ人の包容力には脱帽です (TOMIMORI)[投票]
★5観客も、蒸し暑く長い長〜い午後を共有する。そしてラストの空港でのパチーノのあの表情!なんて孤独で無力な眼差しなんだろう。この眼差しにいたるまでの2時間だった。 (worianne)[投票]
★4これは“自分塾”を開いてこなかった男の物語だ。 [review] (ペペロンチーノ)[投票(6)]
★3炎天下、じりじりと焼かれ溶けてゆく判断力とパチパチと発火する欲望。僕らはただ無責任に笑い、そしてあきれる。「アル(パチーノ)中」になりそう。 (chilidog)[投票(2)]
★3実際、この間延びした展開が現実感を匂わす。ただ映画という枠組みの中では少し静かすぎるし抑揚に欠ける。心の葛藤は想像してから感じろ…か。一人、無言ながらも圧倒的な存在感を放つジョン・カザールだけにはやられる。さすが名優。 [review] (ナッシュ13)[投票(1)]
★3素敵な空回り。 [review] (らーふる当番)[投票(2)]
★3現実はこんなもんさというアル・パチーノの演技だけは必見。アル・パチーノの演技力を知っているからこんな感想になるが… (billy-ze-kick)[投票]
★5アルパチーノの演技にはいつも驚かされる。前半と後半では顔つきも違って見えてくるから不思議だ。よくできたストーリーだと思っていたけど、実際にあった事件がモデルだと後に知りまたビックリ。 (tora-cat)[投票(1)]
★5何度鑑賞してもこの隙の無い脚本と、観客を「無責任な傍観者」にさせてくれる演出に堪能させられる。他人が転落していく姿は(安全が確保されてるなら)「楽しい」のだ。 [review] (sawa:38)[投票(3)]
★3先にテレビのバラエティでネタ見ちゃったよう (R62号)[投票]
★4ロックだぜ。 (_)[投票]
★3なんとなくよかった (ユメばくだん)[投票]
★5何よりクールにたたみかける演出がすごいです。音楽を排して荒涼感がストレートに刺さりました。 [review] (ざいあす)[投票(2)]
★3退屈な街に突如現れた英雄。だが気まぐれな大衆の支持の基に成り立つそれは束の間の輝きに過ぎない。やがて振り返る者もいなくなり英雄はにわかに輝きを失う。 [review] ()[投票(6)]
★4一つの事件を題材に、当時のアメリカの縮図を見せてくれた。限られた空間のみを使った手法は、この監督の十八番ですね。 [review] (HAL9000)[投票]
★4最初にヘタレて家に帰った友達はTVでニュース速報を見てたんだろうか?それって学校行事を仮病で休んだ嬉しさと後ろめたさが同居したあの感覚だろうか? [review] (torinoshield)[投票(1)]
★4ソニーに愛着をわかせた時点で、シドニー・ルメットの勝ち。 (FreeSize)[投票(1)]
★4実話だということを知らずに見た。しかしそれが逆に斬新な終わり方に思え良かった。実話の映画はよく忠実に作りすぎて物語のヤマがなかったりするが、この作品はバラエティにも秀ており、まさに秀作といったところだ。 (ウェズレイ)[投票]
★4「ソニー」には気をつけろ! [review] (ナム太郎)[投票(1)]
★4かわいいやつらだ (uni)[投票(2)]
★3大した覚悟もなく、現状さえ変えればなんとかなるさと飛び込んだ先で、そんなに甘くないことを始めて知る。対峙した敵の周りで無責任にはやし立てる民衆。待っているはずの妻や恋人の心は離れ、行く先どころか帰る所もまま成らない。銀行もベトナムだった。 (ぽんしゅう)[投票(9)]
★3アル・パチーノのハイテンションびびり演技がいい。 [review] (マグダラの阿闍世王)[投票]
★2特に無理な展開もなく非常にリアルなストーリー。ひねりがない!!そこがまたリアルっぽくてよろしいんでは。ただなんか物足りない。 (TO−Y)[投票]
★2この無計画さで銀行強盗は上手く行くわけは無いとは解らないんだろうか(^^; (t3b)[投票]
★3中途半端なストックホルム症候群。ゴダールの映画を観ているような退廃的な格好良さは認めるが、全てが焦って空回りしているようなイメージ。それがいいといえば、いいのだけれど。 [review] (三郎)[投票(2)]
★5オーシャンズ11』より『スペース・トラベラーズ』より、銀行強盗モノではコレが好き☆ (ぱちーの)[投票]
★5ソード・フィッシュ』(あのつまらない映画!)の劇中でジョン・トラボルタも言っていたが、シドニー・ルメットの最高傑作だと思う。 (prick)[投票]
★3犯罪者の肩を持つ気がおきず(映画の中の)アメリカ人ほど盛り上がれなかった。 (G31)[投票]
★4マスコミ批判やら同性愛の主人公やら、様々な要素が詰め込まれながらも、全てがバランス良く混沌としていて、尚かつ主張していて全く飽きさせない。そしてラストが物悲しさは、「さすが巨匠」と観る者を唸らせる。 (タモリ)[投票]
★4クソみたく暑い午後。なんか面白い事件起きてないかなとテレビをつける。そんな自分の中にある悪趣味感を覗き見されたよーだった。 (カー)[投票(5)]
★5観客も巻き込む連帯感。負け犬にハイエナに野次馬たちの狂騒曲。アル・パチーノの瞳孔が開いた目、ジョン・カザールの汗ばんだ広いデコに痺れろ! (AONI)[投票(1)]
★3善し悪しはともかく、最近の、やたら周到でプロフェッショナルなノリの犯罪モノに比べると、まるでコメディかと思うほど行き当たりばったりになっている。ラストの鮮やかな演出は一見の価値あり、かな。 (シーチキン)[投票]
★4紛糾していく状況の中にいる当人たちはいたって真剣なのに、第三者的に見ていると滑稽でたまらない。そのギャップが面白い。 ()[投票]
★5映画館(もちろん名画座)に自主的に通い始めた10代半ば、こんなに面白い映画があるのかと、話の筋とは関係なく途中からニヤけっぱなしだった。出会いたかった映画と出会えた気がした。この味をしめてしまうと止まらない。それ以来、あの昂奮にもう一度逢いたくて今日も明日も映画三昧。 (tkcrows)[投票(2)]
★4いやはや、希望や欲望は人其々ですがあんぐりモノだわ・・・。2時46分!戦闘開始!って最所からコケテ「?」次々明かされるアホな状態・・・滑稽だね〜。でも、さすが大俳優とも思える演技力に魅せられ圧倒されました。色々な意味でお母ちゃん、お気の毒。 (かっきー)[投票]
★5これぞ、真のコメディであると私は思います。 (フェルメール)[投票]
★5チャチなスターに無責任な観客が群がる午後。そこに何があろうはずもなく、追い詰められたロックスターは叫んでみる、社会批判を。ハッタリは冷ややかな誤解の中を迷走し、しかし、最後にたった一つ、真実を残す。“道化は道化に過ぎないのだ”と。 (kiona)[投票(7)]