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さらば、愛の言葉よ(2014/仏) | review] (ぽんしゅう) | 映画における現実感や迫真性は、嘘を上塗りする技術力に正比例し、リアルの捏造手段の優劣が商業的成功を左右する。人の実人生で最大の捏造手段は「言葉」だ。だから、この男と女らの存在は空疎で像を結ばず、捏造の埒外にある犬はナチュラルであり続けられる。 [[投票(1)] |
さらば、愛の言葉よ(2014/仏) | メイドインUSA』的ギャングの稚拙もメタ的に許容。3Dは成否半々か。 (けにろん) | 「愛」と「言葉」について語り続けてきた男が決別を言う程の感慨もなく本気かも怪しい醒めた世界は、しかし溜らぬ冷えた情感が覆う。レマン湖を揺蕩うフェリーを筆頭に水が印象的だ。『[投票(1)] |
冷たい熱帯魚(2010/日) | review] (おーい粗茶) | シナリオから実際に映像にする際の「見せ方」の面白さ満載。 [[投票(5)] |
あらくれ(1957/日) | 高峰の勝ち。 (G31) | 元祖キャットファイト。直情系の彼女を二時間見ていても、ちゃんと応援したくなるのだから映画と[投票(2)] |
キートンのカメラマン(1928/米) | キートンのアクションを捉えるカメラの置き方がどれも素晴らしい。中国人の抗争などアクションそのものとカメラの視点が相まって切れ味鋭い見せ場になっている。電話口から突然疾走しだすキートンのエモーション。記録された映像を通して真実を知ることの感動。ラストで再び繰り返される祝福としての紙吹雪。個人的好感度ではこれが私のキートン作ベスト。 (赤い戦車) | カメラを通して対象を観る/観られる関係性がまず面白く、加えて[投票(1)] |
ハーブ&ドロシー アートの森の小さな巨人(2008/米) | ぽんしゅう) | 己の美意識を貫き、経済的に可能な範囲で、生活優先の場に可能な限りとり込む。心の衝動や欲望という非合理を、つつましい生活を維持するための生きがいにしてしまう合理。人間何十年も生きれば苦労や後悔もあろうに、この老夫婦の屈託のなさは人生の勝者の証し。 ([投票(1)] |
6才のボクが、大人になるまで。(2014/米) | アークェットの疲弊の年輪を重ねゆく容貌とホークの能天気に変わらぬそれが対照的。 (けにろん) | 6歳の頃に永遠に拡がってた未来は僅か10数年で視界90度位に狭まってしまうという現実と真実を年月を費やし詳らかにした労作だが、だからどやねんとも思える。[投票(3)] |
バルカン超特急(1938/英) | review] (ギスジ) | クリケット馬鹿の二人組に「超ヤな奴だな」と観てたが、食事に現れた二人組のスーツ姿が大変格好良く「さすがは英国紳士」と思った。あとタイトルバックの風景がいきなり横に動き出して驚きました。ミニチュア風景なんだね。ああいう所は面白いなぁ凄いなぁ。 [[投票(2)] |
嵐を呼ぶ男(1957/日) | 岩佐一泉のカメラの奥行きがスコープ画面に映える。廃屋ビルで痛めつけられる裕次郎をめぐる立体感の把握。井上梅次脚本の、青年たちの内面吐露の幼さは如何ともし難いが、それを凌駕する画面に唸る。高度成長時代の東京を描くダイナミズムは大いに画面から横溢している。再三劇中で繰り返される「荒々しい力」の体現だ。 (水那岐) | [投票(3)] |
夏の終り(2012/日) | 満島ひかり無双。若さと艶の絶妙なる均衡、清冽が成熟へと移ろいゆく貴重なる一瞬が切り取られ、このような「作品」として残されることを幸せに思う。 [review] (緑雨) | [投票(2)] |
花とアリス(2004/日) | review] (MSRkb) | あらすじだけ知ってて、もっと「少女幻想」ものというか、「ボクたちの好きな少女マンガ」っぽいセンを狙った映画なのかと思ってたらぜんぜん違って、シチュエーションコメディーだった。これはとても愉快な映画だ。 [[投票(2)] |
フィールド・オブ・ドリームス(1989/米) | review] (緑雨) | 高校生時分、劇場公開時以来25年ぶりの鑑賞だったが、当時は印象に残らなかったことがいろいろと目につき、新鮮だった。こんなに甘いファンタジーが映画として成立してしまうのも80年代という時代の為せる業だな。よい時代だった。 [[投票(2)] |
さよなら歌舞伎町(2014/日) | review] (寒山拾得) | 最も印象に残るのは立ちんぼうのオバさん。彼女とともにポルノ映画が昇華されたよう。油っ気の抜けた老境だから語れた優しい喜劇。 [[投票(3)] |
メビウス(2013/韓国) | review] (ペペロンチーノ) | 爆笑男根映画 [[投票(2)] |
GODZILLA ゴジラ(2014/米) | ギャレス・エドワーズという人が怪獣映画についてよく勉強していることはわかる。何気ない場面までまるで怪獣を撮るように撮っている。例えば廃墟となったジャンジラ市に捨て置かれた車のドアミラーにヘリが映り、そのヘリを父子二人が目で追い謎の施設が映されるまでの一連のカット割および目線の動きなんかがそうだ。本作は特撮場面に用いられる演出を本編でも使ってみせる一種の実験映画として見るべきなのかもしれない。 [review] (Sigenoriyuki) | [投票(3)] |
バンクーバーの朝日(2014/日) | 石井イズムは全篇を掌握してる。 (けにろん) | 鬱積を晴らす術もない抑圧の移民族史の束の間の晴れ間を描くにこの低体温が相応しい。ましてやバント戦術というショボい勝ち方ではゲームが盛り上がろう筈もないが、それでも必死だった彼等の思いは胸を打つ。怜悧で真摯な[投票(1)] |
戦争と一人の女(2012/日) | review] (寒山拾得) | 安吾作品とボルノ映画の類縁性を示して秀逸。手持ちの札をかき集めて人生とする女、映画はこの淪落のブリコラージュに肉体を与えて強烈。 [[投票(3)] |
ランボー 最後の戦場(2008/米=独) | review] (KEI) | ランボーってこんなに面白かったか?1作目から見たい気にさせる(しかし見ない方がいいかもという)快作。・・・恐ろしい程の単純なストーリィ。簡潔で無駄のないセリフ。あとは、よどんだ河と降りしきる雨。 [[投票(1)] |
スパルタカス(1960/米) | スタンリー・キューブリックの手腕は見事としか言い様がない。本人のプライドが許さなかったのだろうけれど、変に作家ぶったりせずにこういう大作専門の職人監督として活躍し続けてくれたなら映画史はもっと面白いものになっただろうに。 (Sigenoriyuki) | この時期に作られたローマ史劇ものの中では本作が最高傑作だろう。これだけの大作を画面の隅々までコントロールしてみせた[投票(3)] |
6才のボクが、大人になるまで。(2014/米) | review] (deenity) | 実際に成長していく姿を長期で撮影するという映画の新たな試みは面白い。作品自体の主張もよく伝わるし165分の上映を飽きることなく見れたんだけど、ドキュメンタリードラマの域を脱していないと思った。 [[投票(2)] |