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★3 | 酔いどれ天使(1948/日) | ファーストカットはメタンガスが湧くドブ沼。畔で侘しくも拙いギターを爪弾く男。物語の舞台は全てこのドブ沼の周辺。バカでかい広告看板、頭の上を走る高架の電車、闇市の域を出ない駅前の商店街。終戦直後の、貧しくも猥雑と活気に満ちた庶民の生活感を印象に焼き付けるロケーションが強烈。 [review] | ぽんしゅう, 水那岐, けにろん, disjunctive | [投票(4)] |
★4 | ロング・グッドバイ(1973/米) | プロットだけ採り上げればまったくつまらない探偵モノなのだが、それでもこんなにカッコよくって印象深い映画になるのだ。冒頭、深夜にキャットフードが切れて買いに行くというだけのエピソードでも目が離せないんだから。 [review] | ペペロンチーノ, さなぎ, ぽんしゅう, ゑぎほか7 名 | [投票(7)] |
★3 | 小早川家の秋(1961/日) | 小津が東宝に出張って撮った作品。基本的には変わらぬ小津スタイルだが、音楽がいつもの斎藤高順ではなく黛敏郎、撮影も厚田雄春ではなく中井朝一というあたりがテイストの違いを生むのに寄与している。 [review] | けにろん | [投票(1)] |
★4 | マルサの女(1987/日) | 戦後日本の煩悩が、はち切れんばかりに膨らんだ、あの時代を象徴する作品。 [review] | ペンクロフ, 週一本, けにろん, ぽんしゅうほか5 名 | [投票(5)] |
★3 | タンポポ(1985/日) | 改装前の店の方が美味そうに思えるのは自分だけだろうか? [review] | ぽんしゅう, けにろん | [投票(2)] |
★4 | 彼岸花(1958/日) | お喋りで厚かましくも憎めない浪花千栄子と、人懐っこい満点美人の山本富士子。この母娘のキャラが、映画全体にカラッとした明るさをもたらし、もはや化石としか思えない家父長絶対主義者・佐分利信の仏頂面や有馬稲子が醸し出す薄幸オーラを中和する。 [review] | けにろん, ゑぎ | [投票(2)] |
★3 | バグダッド・カフェ(1988/独) | 埃っぽい乾いた空気の中横たわる薄暗いカフェ、流れる"Calling you"。じんわりわいた汗がすっと引いていくような感覚が心地よい。 [review] | けにろん, ぽんしゅう | [投票(2)] |
★3 | シン・ウルトラマン(2022/日) | オリジナルへのオマージュと再解釈のバランスはうまく取られているように思う。良い意味での理屈っぽさだとか、不条理感だとか。 [review] | DSCH, おーい粗茶, けにろん | [投票(3)] |
★4 | ドライビング Miss デイジー(1989/米) | 片や、善良さと清廉さを根本に持つが故に、その矜持を保とうと狷介を譲れぬ者。此方、差別される苦難と闘い続けたけてきたことで、誰よりも本質を衝く見識眼を身につけるに至った者。 [review] | jollyjoker, disjunctive, けにろん, ぽんしゅう | [投票(4)] |
★4 | ボルベール 帰郷(2006/スペイン) | 情念が理性を凌駕する。これだけ突っ込み所満載のエピソードを散りばめながら、「女の強かさ」一点張りで押し切る力強さ。 [review] | ゑぎ, ぽんしゅう, 3819695 | [投票(3)] |
★3 | まぼろしの市街戦(1967/仏=伊) | 時計の動きを使ったオープニングクレジットの見せ方が洒落ている。 [review] | 寒山拾得, けにろん | [投票(2)] |
★4 | ラストエンペラー(1987/英=中国=伊) | 達観と矜持の間を行き来する、ジョン・ローンの佇まいに痺れる。 [review] | けにろん, ぽんしゅう, pori | [投票(3)] |
★4 | 恋におちたシェイクスピア(1998/英=米) | 冒頭から続く長回しでの状況説明台詞や、シェイクスピアとヴァイオラが結ばれる展開の性急さや軽薄さに、どうも興が乗らず眺めていたのだが、途中からアクセルがかかる。 [review] | けにろん, ゑぎ | [投票(2)] |
★4 | リオの男(1963/仏) | これは楽しい。『ルパン三世』の元ネタになったと言われているが、キャラクタも話の展開もテイストも、ホントそのまんま。 [review] | ペンクロフ, ゑぎ | [投票(2)] |
★4 | ベニスに死す(1971/伊) | なんと残酷な生き様、 [review] | ジェリー, ぽんしゅう, けにろん | [投票(3)] |
★4 | 騙し絵の牙(2020/日) | 犬の横顔のアップと、職場でコーヒーを淹れるOLがカットバックされるオープニングの不穏さがなかなか印象的。 [review] | けにろん, おーい粗茶 | [投票(2)] |
★4 | すずめの戸締まり(2022/日) | なんかジブリっぽい、というか宮崎駿っぽい、というのが鑑賞直後にまず出てきた感想。すでに指摘されていると思うが、もののけ姫+ハウルって感じ。 [review] | けにろん | [投票(1)] |
★4 | 大統領の陰謀(1976/米) | 青臭さを感じさせる若きレッドフォードとホフマン、巨悪を暴いてやるという野心というより、目の前の特ダネを必死で追いかけていたら巨悪にぶち当たってしまったという偶然性が映画にうまく立ち現れている。 [review] | jollyjoker, ぽんしゅう, けにろん, ゑぎ | [投票(4)] |
★4 | 激突!(1971/米) | 前半はサスペンス、後半はホラー・アクション。 [review] | ゑぎ, おーい粗茶, けにろん, ぽんしゅう | [投票(4)] |
★4 | リコリス・ピザ(2021/米) | ガス欠トラックのシークェンスが途轍もなく面白い。 [review] | 太陽と戦慄, ペンクロフ, けにろん | [投票(3)] |