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「小津安二郎」(システム既定POV)の映画ファンのコメント

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人情紙風船(1937/日)************

★5現存する山中の前二作に描かれた小市民やアウトローであることの幸せが、ここでは裏返しになって私たちを襲ってくる。仕官の道を断たれて豪雨に立ち尽くす河原崎長十郎の顔が闇に白く浮かび、私は画面に殺される。史上最も厳しい円環構造の映画。これは一篇の悲劇ではない。それは、永劫に続く。 (3819695)[投票(1)]
★5山中貞雄亡き後時代劇は死んだ」と溝口健二が言っているが、それもあながち大袈裟ではない気がする。 (Yasu)[投票]
★5一画面、一画面に生きることの孤独と悲惨が花火さながら炸裂している。意地をはり、義理を立て、筋を通すことのなんと切ないことか。意地を捨て、義理をかき、筋を曲げることのなんと情けないことか。進むも、退くも冥府への道。 (ジェリー)[投票(3)]
★5「髪結い新三」とかいうタイトルにしたらダメだったろう。誰もが言うが、戦争がなければ日本映画の歴史も変わっていたかも。日本のベルイマン。 [review] (chokobo)[投票]
★5日本が誇る、まさに非の打ち所のない映画。 (Cuppy)[投票]
★5悲劇的な最期と、どぶを流れる紙風船。20代で映画が撮れた良き時代に戦争があったことを悲しく思います。 (動物園のクマ)[投票]
★5堪らない。 [review] (ナム太郎)[投票(4)]
★4浪人海野(河原崎長十郎)と妻(山岸しづ江)に浴びせられる容赦なき仕打ちは、山中貞雄の過去の完全否定であり、止め処ない反抗心だけで突き進む新三(中村翫右衛門)の生き様は、将来の展望なき不確実さの具現だ。時代の空気と作家の足掻きが生んだ悲壮だろう。 [review] (ぽんしゅう)[投票(1)]
★5まさに人情、悲劇的な最後にも熱く心に残るものが・・・・ 時代劇苦手な私がここまで好きになるのはめずらしいことです。 (ぱんな)[投票]
★5シンザ・・・・悪くてイナセで魅力的な男・・・(ぽ) [review] (ボイス母)[投票(6)]
★5山中の演出が素晴らしいのは勿論だが…。河原崎長十郎の表現力には二度見て二度とも驚愕した。黒澤が『生きる』で志村喬に求めたのは確実にコレだろう。 (町田)[投票]
★4悪弊の淵に沈んだ庶民も山中の手に掛かれば、踏み付けられてもへこたれない独特のしたたかさを持った魅力的世界と描かれる。 [review] (G31)[投票(2)]
★465年前の作品なのに、実にタイムリーな感じがしてしまった。それだけ世の中変わってないってことなのか。(02/11/22 池袋新文芸座) (太陽と戦慄)[投票(1)]
★5シャレにならない今のご時世だけに、むやみにすすめるのをためらってしまう。 [review] (くたー)[投票(10)]
★5本当なら“新しい山中貞雄”誕生の転機となる作品だったかもしれない [review] (ペペロンチーノ)[投票(3)]
★4チトサビシイ…どころではない。哀愁、寂寥、というよりも絶望という形容こそが相応しい。 [review] (緑雨)[投票(2)]
★5出口無しの貧乏地獄でも人々は矜持と楽観を手放さない。多くの人物を交錯させつつ、それらを抽出した脚本の妙と中村河原崎の体現する豊穣なダンディズム。ペシミスティックな怒濤の終局は山中の夭折と映画史的符合を成し神話的でさえある。 (けにろん)[投票(1)]
★4物凄く暗い話なのに全体的にサラっとしてて何か印象に残りにくいが、やっぱり隅々に至るまで良く出来ている。70年前の作品なのに古臭く感じないのも衝撃的だし、ラストのカットに全てを凝縮してて堪らない。太平洋戦争の遺した映画界への傷跡は計り知れない。['07.8.15早稲田松竹] (直人)[投票]
★3まぎれもなく日本を描いてるとは感じるのだが、ここで描かれたことがわからなくなってる自分も意識せざるを得ない。長屋はこういう感じだったんだろうなと思わせられた。 (coma)[投票]