★5 エミリア・ペレス(2024/仏) |
女になり良かったことと切なさが倍加されたことの狭間で否応なく嘗ての杵柄方途に手を出し運命の流れを急落させてしまう。論理的に構築された感情の鬩ぎ合いの行き着く隘路がそれしかない悲劇的結末に至る点で『総長賭博』に比肩。テールランプの詠嘆の戦慄。 |
けにろん (2025年05月02日) |
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★4 捕らえられた伍長(1961/仏) |
総じて緩い大戦末期の脱走ものだが、収容所とシャバを何度も往還する展開が自由への渇望を嫌が上にも駆り立てる。それくらいシャバの空気は収容所と違う。ルノワールならではと思わせるし、『大いなる幻影』のスイス国境の澄んだ空気を思い起こす再構築。 |
けにろん (2025年05月02日) |
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★3 ベルサイユのばら(2024/日) |
確かに絵は美麗だ。しかしミュージカルという趣向は徹底的に間違いだ。抽象的なイメージの羅列、セリフを載せたがために聞き取り不能なメッセージ。どれをとっても作品を損なっているとしか見えない。 [review] |
水那岐 (2025年05月02日) |
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★4 妹の恋人(1993/米) |
とぼけ具合がキートンっぽい気がせんでもなく楽しい、乗り物活劇を期待したんだけど。無理だよね。
窓の外で頑張るデップがいいよね。
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モノリス砥石 (2025年05月01日) |
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★4 教皇選挙(2024/英=米) |
選挙映画としての単線的物足りなさは、筆頭枢機卿の真摯な人格と、逝った前教皇への想いと、実際に人格者であったことが明かされる過程が重層的に畳み込まれることで解消される。惜しむらくはテロの絵面の象徴的に過ぎる段取り感と描き足らぬ終盤の反転帰結。 |
けにろん (2025年04月28日) |
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★2 新幹線大爆破(2025/日) |
影響されやすいタチなので、自分のことばで書くためにどなたの感想も見ずに書いてみようとしてます。もう言い尽くされた内容だったら、どうぞ鼻で嗤ってください。 [review] |
水那岐 (2025年04月28日) |
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★4 Playground/校庭(2021/ベルギー) |
パパとお兄ちゃんとの家庭という小さな温もりの中でストレスなく暮らしてきた少女が、学校という初めての外界で社会の軋轢に向き合う中で、今まで知らなかった2人の属性を知り戸惑い反撥し、けどやっぱり2人のこと大好きで悩む。きっと良い子に育つだろう。 |
けにろん (2025年04月27日) |
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★2 北浦兄弟(2024/日) |
緩いコントのようなやり取りがリアルな日常風景のなかで何の映画的工夫もなく“お芝居”としてだらだら続く。90分ほどの尺で残り30分を過ぎてやっと話が転がり始めるがエンタメとして手遅れ。そもそも風刺(志し)のないブラックユーモアはただの悪趣味。笑えない。
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ぽんしゅう (2025年04月26日) |
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