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★3 行く行くマイトガイ 性春の悶々(1975/日) |
短尺で話は平凡だが、井筒らしい青年たちの生態観察はすでに完成しているのが見て取れる。田舎は嫌だ東京へ行こうとあけすけに繰り返される一極集中の欲望が蔓延しており、地方都市を描き続けた氏らしくないのが面白い。 |
寒山拾得 (2024年01月29日) |
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★4 クレージーだよ 天下無敵(1967/日) |
終始快活な産業スパイコメディ。国会前の機動隊谷啓に突撃する全学連植木なんて描写は、右翼の古沢憲吾では考えられないだろう。万博出展予定の電化住宅、八重洲のポットン式の公衆便所付。DVD付録のロケ地探訪がやたら面白い。 |
寒山拾得 (2024年01月29日) |
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★4 出張(1989/日) |
バブル期にすり減った全共闘世代の夢想。その二十年間で造反無理と化した本邦の造反有理について思いを致さざるを得ない。収束は石橋蓮司屈指の傑作で誠に素晴らしい。まるで関係ないが『旅情』のキャサリン・ヘプバーンみたい。 |
寒山拾得 (2024年01月29日) |
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★3 小さなスナック(1968/日) |
相変わらずの芸者身請け噺の変奏ではショボすぎるが、パトロンや組織なしに成り立たない自由業を描いて、同時代の諦念は厭ほど伝わってきた。脈絡なくポップな演出はテレビドラマの先駆なんだろう。 |
寒山拾得 (2024年01月29日) |
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★4 戦慄怪奇ワールド コワすぎ!(2023/日) |
全然コワくなさすぎ!ながら白石監督作でブッチギリで笑えた。特に行きの車内でのワクワクドタバタ空間は素晴らしい。現場に着いてからの疾走感も「逃走中」の正にRun for moneyっぷりな工藤P(笑)を始めとしたキャラ達の交錯するリアクションが集大成的出来映え。もうなんか、モラルとかコンプラだとかとりあえずめんどくせーから取っ払っていっとき楽しもうやな解放感。歌といい「極道 恐怖大劇場」を思い出した。 |
クワドラAS (2024年01月29日) |
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★5 ドラキュラ(1992/米) |
これ日本劇場公開時に観ているのですが、このたび30年ぶりくらいにブルーレイをレンタルして、映像特典まで見たら格段に評価が上がりました。そんなコトもあるもんですねぇ〜。。しみじみ。 |
ありたかずひろ (2024年01月29日) |
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★3 人生劇場 飛車角と吉良常(1968/日) |
沢島版と比べ、展開を絞った内田版が成功しているように見える。吉良常の決着も内田版の方が上だ。しかし趣味的には沢島版に軍配が上がる。生真面目で正調な本作よりも、原作を行き違いラブストーリーに仕立てた沢島版の乱調を好む。 |
ジェリー (2024年01月28日) |
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★4 葬送のカーネーション(2022/トルコ=ベルギー) |
冒頭、何も映っていない黒画面。民族楽器のけたたましい音に重なり「発砲音(だと思った)」が響く。ラストシーンで、これが本作の肝となる演出の「仕掛け」だったことが明かされる。葬送とは人生最良の「時」へと帰着するための人生最大の祝祭であるという死生観。 [review] |
ぽんしゅう (2024年01月28日) |
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★1 沈まぬ太陽(2009/日) |
総理大臣まで出てくる割には、1人の社員が左遷されるだけの小さな話。その小さな話も主人公の心情が理解できない。なぜそこまでされても会社(組合?)にしがみつくのかを少しは描いてほしかった。それと、123便墜落事故を扱うなら添え物としてでなく、真正面から捉えてほしかった |
水の都 ヴェネツィア (2024年01月28日) |
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★3 フィル・ザ・ヴォイド(2012/イスラエル) |
「『秋刀魚の味』の国の観客としては」などと云い出しては結婚を材としたすべての外国映画が不憫なので、そこは口をつぐむ。噺はよく書けているが演出の独創に欠け、たとえば「アコーディオン」から感動を引き出す手立てを何ら講じないあたりを見ても、どうにも映画勘が鈍い。劇伴音楽はやや低劣である。 |
3819695 (2024年01月27日) |
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★4 明日の記憶(2005/日) |
見慣れたはずの光景に対する慣れ親しみが失われ、この世界で突如独り取り残されたような不安に襲われる。そんな心象を映像が上手く表現していた。と思う。 |
G31 (2024年01月27日) |
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★3 哀れなるものたち(2023/英) |
もとより、超広角レンズの使い倒しは見る前から予想していたので、そこは我慢する覚悟を決めていたのだが、しかしそれでも、魚眼レンズとそれを強調するような、アイリスのような除き窓のような丸い視野の画面の頻出には辟易した。 [review] |
ゑぎ (2024年01月28日) |
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