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| ★5 | 雪の断章 情熱(1985/日) | 相米の最高傑作だろう。アイドル映画を建て前に好き勝手撮って確信犯振りが全面に出ており、神代風に訛った『女は女である』の趣。三度唄われる「さすらひの唄」はジプシーのマーシャ役松井須磨子の持ち歌。 [review] | けにろん | [投票(1)] |
| ★4 | 流れる(1956/日) | ナルセ映画のひとつの極北だが、代表作だとは思わない。渋すぎる。 [review] | KEI, 3819695, ゑぎ, 動物園のクマほか5 名 | [投票(5)] |
| ★3 | カモとねぎ(1968/日) | 水銀垂れ流す汚染企業の油脂会社の話で桜井浩子たちが被害者。明るい東宝喜劇(宝塚映画)でもこのくらいの風刺は許容範囲だった。『ゴジラ対ヘドラ』は71年。 [review] | ぽんしゅう | [投票(1)] |
| ★3 | 東京の暴れん坊(1960/日) | 「ツーレロ節」「自動車ショー歌」などで有名なコメディアン小林旭をスクリーンで観られて大満足。ここではタイトル曲、「東京かっぽれ」「ノーチヨサン節」が唄われる。♪アイラブユーラブラブレタア。 [review] | 水那岐 | [投票(1)] |
| ★3 | どぶ鼠作戦(1962/日) | 『独立愚連隊西へ』でこなれた中国描写がてんこ盛りに展開されるのが痛快でいいのだが、泣かせ処はよく理解できなかった。上原謙ほど軍人の似合わない名優はいなかった。 [review] | 水那岐 | [投票(1)] |
| ★5 | マンディンゴ(1975/米) | プロイテーション映画という評価(批判)はよく判らない。真面目な映画と受け取ったが、例えば特に善意もない石川達三「生きてゐる兵隊」が中国戦線を生々しく記録しているような処はあるのかも知れない。 [review] | けにろん, 太陽と戦慄 | [投票(2)] |
| ★5 | プーサン(1953/日) | 『億万長者』と並ぶ市川崑時局コメディの大傑作。後年右寄りと見做された彼をして時代が語らせた血のメーデー事件と警察予備隊発足、軍需産業のブラックユーモアで「朝鮮特需」の倒錯を的確に記録している。★6級。 [review] | ぽんしゅう | [投票(1)] |
| ★5 | 太陽のない街(1954/日) | 悪人の活躍が愉しいヤマサツ映画、本作の魅力は争議側がほとんど悪人のノリで破天荒を競う様だ。原泉、北林谷栄、小田切みき、日高澄子、宮口精二、殿山泰司、織田政雄、多々良純、高原駿雄等々、何と魅力溢れる善人たちだろう。 [review] | 水那岐 | [投票(1)] |
| ★4 | 雲ながるる果てに(1953/日) | 特攻映画の肝はその前夜の無礼講などんちゃん騒ぎにある、という物語手法を編み出した点だけでも本作は名作だ。高原駿雄と朝霧鏡子が忘れ難い。 [review] | セント, DSCH | [投票(2)] |
| ★5 | ノマドランド(2020/米) | 登場人物たちが垣間見せる感情の襞は、施設を拒み路上に留まる本邦ホームレスの矜持とさほど違うまい、という手触りが残る。マクドーマンドは『裁かるるジャンヌ』のマリア・ファルコネッティを想起させる。★6級。 [review] | けにろん, jollyjoker, 緑雨, ぽんしゅう | [投票(4)] |
| ★5 | ハムレット(1964/露) | オーソン・ウェルズ『マクベス』の正統な後継作で重厚の極致、シェースクピア悲劇映画の極北だろう。質量とも『蜘蛛巣城』を圧倒しており、クロサワが巨大予算がないと映画撮らなくなったのはコージンツェフへの嫉妬からではないだろうか。ショスタコーヴィッチが箆棒に格好いい。 [review] | DSCH, ぽんしゅう | [投票(2)] |
| ★4 | ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ(2016/米) | founderは名詞だと創設者だが、動詞だと沈没する、失敗する、駄目になる、という正反対の意味になる。神の意志、義に反した創設は駄目になる、と覚える。で、映画もそんな含みではないのだろうか。 [review] | ロープブレーク | [投票(1)] |
| ★3 | ソーシャル・ネットワーク(2010/米) | 『ハンバーガー帝国のヒミツ』みたいな一連のビターな企業成功物語の祖型なんだろうか。ハリウッドはこの10年、遠回しな嫌味がますます上手になった。 [review] | ロープブレーク, 緑雨 | [投票(2)] |
| ★2 | アエリータ(1924/露) | どのシークエンスも半端で物語は思いつきの尻切れトンボで、フィルムに脱落があるのではないかと疑わせる内容だった。革命も成就されないしSF美術も大したものではない。 [review] | ぽんしゅう | [投票(1)] |
| ★3 | レッド・サン(1971/仏=伊) | 別に何ということはないが、アメリカ西部劇に武士という違和感をユーモラスに描くのに成功していて、三船の持ち味が出ている。 [review] | ぽんしゅう | [投票(1)] |
| ★4 | スタフ王の野蛮な狩り(1979/露) | ホラーのホームズ風謎解きが理に落ちてあんまり面白くないが、それは詰まらない20世紀を始めるための儀式だったのだろうか。謎かけの不思議、ロシアの平原、青を強調した画が記憶に残る。 [review] | ぽんしゅう | [投票(1)] |
| ★4 | 東京原発(2002/日) | 啓発ビデオとして観ても面白いし、馬鹿やる悪役の躍動するヤマサツ系喜劇映画としてもいい出来。「国のやることに責任者なんかいる訳ないでしょう」と嗤う益岡徹と、極秘の段階で協力要請してくる横田基地がとりわけ素晴らしい。 [review] | ぽんしゅう | [投票(1)] |
| ★5 | 墨東綺譚(1960/日) | 白い蛇の化身のような新珠が山本富士子の哀れを際立たせる。怪談のようなシュールな画の数々が面白く、微妙な照明の明滅連発がとりわけ素晴らしい。そして最大の美点は美術、伊藤熹朔の傑作が堪能できる。 [review] | ぽんしゅう | [投票(1)] |
| ★4 | パンと恋と夢(1953/伊) | 「パンの中身は何だね」爺さん空っぽの中身を開いて見せて「夢でさあ」 [review] | KEI | [投票(1)] |
| ★5 | 夫婦善哉(1955/日) | 森繁のグネグネした芸風はこの排斥された船場の跡取り息子にぴったりだった。座敷は鳥瞰から撮られ、キャメラは融通無碍に振り回されるのだがいちいちが素晴らしく決まっている。中村鴈治郎を小さくしたような田村楽太がやたら味があって忘れ難い。 [review] | けにろん | [投票(1)] |