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ジェリーさんの人気コメント: 投票数順(25/60)

人気コメント投票者
★4グレン・ミラー物語(1954/米)これ、王将・坂田三吉とその妻・小春の物語と少しも変わるところがない。アメリカであれ日本であれ、夫婦で映画を見ていた世代にとってはとても親しめる普遍的なテーマだったのだろう。けにろん, 緑雨[投票(2)]
★4悲しき口笛(1949/日)戦災孤児として登場する美空ひばりの「異類」としての存在感は、もうひとつの「異類」であるゴジラに匹敵する。とにかく異形だ。ゴジラの背中の光る背びれ同様に、彼女の体からは紫色のオーラが放たれている。青山実花, りかちゅ[投票(2)]
★5マルホランド・ドライブ(2001/米=仏)吐き気がするくらい甘く香気豊かな真性変態世界。見る前にさなぎでしかなかった心の奥の何かが、見終わった後、虹色の蝶に化けてしまっている、この転落の感覚。もう酔うしかないだろう。DSCH, 袋のうさぎ[投票(2)]
★3東京キッド(1950/日)戦前の松竹ナンセンス喜劇の貴重な戦後版。美空ひばりはこのころから男装を得意としたのですね。りかちゅ, 直人[投票(2)]
★3馬(1941/日)ひとめで分かる岩手山。ナツカシー。デコチャンかわいー。でも家の中臭そう。りかちゅ, 直人[投票(2)]
★2バイオハザード(2002/英=独=米)キューブ』『エイリアン2』『遊星からの物体X』の未消化なパクリ作品だが、見終わった後、ミラ・ジョヴォヴィッチの象牙質のふとももが目に焼きついているという点、見事なB級特撮映画の醍醐味を受け継いでいるといえる。 寒山拾得, おーい粗茶[投票(2)]
★5シッピング・ニュース(2001/米)爽やかに泣かせる正調ハルストレム作品。脇役まで完璧な布陣。この映画における死は、次の生への期待を含むさらりとした軽みをもつ。一人の生き死になど何事もなく受け止めて動じない自然の描写がじつに素晴らしいからだ。 これで最後, m[投票(2)]
★4王将(1948/日)阪東妻三郎、この人は映画鑑賞という我々観客の主観的な時間のなかに易々とわけいって心臓を鷲掴みにして至福の世界に持ち去っていく。遠くから引いて離れて鑑賞する余地を与えない。これが本当のスターというものだろう。ペンクロフ, ぽんしゅう[投票(2)]
★3大魔神怒る(1966/日)そうとう『十戒』入っていることは別に欠点でもない。地面をとよもすズーン・ズーンという足音こそ、大魔神のキャラクターの最大の魅力だ。火刑台の藤村志保の透明なエロさもよい薬味。寒山拾得, ぽんしゅう[投票(2)]
★3日本橋(1956/日)奥行きのある影の中でほの白く輝く淡島千景山本富士子の顔を見ているだけで、映画を見る喜びがひたひたと湧いてくる。女性の内面描写のうまい監督は数多いが、市川監督ほど外面描写が白痴的なまでにうまい監督ほかにいるか?りかちゅ, いくけん[投票(2)]
★4裁かるるジャンヌ(1928/仏)「信念」という奴は、往々にしてその信念を持った当人を内側から蝕みもするし、人を人から隔てもするし、人の自由を一蹴しもする。そうした「信念」の危険な性質を、彫像のように強い顔と顔のアップのつなぎで表現してしまった前衛の傑作。ぽんしゅう, いくけん[投票(2)]
★4ふたりの男とひとりの女(2000/米)ジム・キャリージャック・レモンジェリー・ルイスの不思議な化合物。 カレルレン, ボイス母[投票(2)]
★3トーマス・クラウン・アフェアー(1999/米)全般、平板なのだが、クライマックスシーンだけは、おもしろい。マグリットをモチーフにした不思議なパフォーマンス芸術を見ているよう。 TOMIMORI, もがみがわ[投票(2)]
★4ペーパー・ムーン(1973/米)モノクロを意識した初めての作品。映画のストーリーと関係なく、見ている間中、柔らかな光を顔に浴びている自分を感じつつ、映画が日光浴であることを悟った至福の時間。煽尼采, ナム太郎[投票(2)]
★4雁(1953/日)高峰秀子 のまなざしは自意識の目覚めと知性とを過剰に表現してしまうために、ときに、その映画の世界にしっかり溶け込んでいないように感じられることがあるが、この映画ではそういう芸風とお玉という役柄がしっくりとあっていると感じた。りかちゅ, 直人[投票(2)]
★5木靴の樹(1978/伊=仏)「誠に実に汝らに捧げん。一つの麦もし地に落ちて死なずばそは唯一つにてあらん。もし死なば多くの実を結ぶべし」 この時代があって今があることを、圧倒的な画力で有無を言わさず言い切った傑作と思う。演出の力はただ事ではない。ゑぎ, ナム太郎[投票(2)]
★5赤ひげ(1965/日)押し引きの強さが魅力だった黒澤作品が、山本周五郎原作を得て、一皮むけたという感じ。この風韻、この抒情がたまらない。 [review]chokobo, ジャイアント白田[投票(2)]
★4レオン(1994/仏=米)ジャン・レノ見たさに見たが、今や出演しすぎの感ある手垢まみれの俳優に成り下がったのに対して、当時は、まだ出演作を慎重に選ぶみずみずしい俳優だった。細かく暗殺者の心情を描きこんだ本作は、けっこう感傷的な作りである。ことは, ウェズレイ[投票(2)]
★5ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000/英=独=米=オランダ=デンマーク)やっと自室に戻ってパソコンと向き合っている。見終わってどれくらい動けなかったか時間も分からない。それほどの衝撃だった。ひとりの人間をいかにリアルに表現するか徹底的に考え抜かれた傑作。 [review]Orpheus, ジャイアント白田[投票(2)]
★4バットマン(1989/米)悪役、悪役、悪役! 20世紀初頭の商業化以来、映画は魅力的な悪役の造形に全精力を傾けてきたのだ。そして、この作品において、ジョーカーという極上ビンテージをまたひとつ創造したのだと思う。ナム太郎, 水那岐[投票(2)]