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★5 | 輝ける青春(2003/伊) | 6時間を一瞬たりとも退屈させぬ、魅力的な人物造型、シンプルな語り口。映画はこんなに単純でいいのである。悠久の時の流れの中で、発掘される繋がり、修復される関係性、洪水は確かに奪い去るが、しかし、肥沃を齎しもするのだ。 | セント | [投票(1)] |
★3 | ブラウン・バニー(2003/米=日) | 男の宿業、マスターベーションという行為の愚かしさと哀切をマスターベーション的手法により描き出した映像詩篇。映画というジャンル内で評価仕切れるものでは到底無い。 | みくり, ホッチkiss, JKF | [投票(3)] |
★3 | お早よう(1959/日) | 尻喰らえ安二郎。 [review] | トシ, けにろん, ぽんしゅう | [投票(3)] |
★3 | 肌の隙間(2004/日) | 言葉を持たない女と意志薄弱な男、動物的性交、水・魚というイメージは、盆地版『魚と寝る女』かと思わせるが、不二子の演技を含め余りに一本調子の為観ていてしんどい。青年の腹に刻まれた”肌の隙間”についての更に踏み込んだ描写が欲しかった。 | ぽんしゅう | [投票(1)] |
★3 | かあちゃん(2001/日) | 照れる崑。 [review] | ペペロンチーノ, ぽんしゅう | [投票(2)] |
★3 | 柳生武芸帳・双竜秘剣(1958/日) | うわーん、久我美子が〜!俺も一緒に泣きたいよ。「せんなきこと」なんて云うなよ鶴田。とか思ってたら岡田茉莉子が出雲阿国通り越して天照の如き輝き。上田吉二郎なんかと手を結ぶなよ鶴田。乙羽は無茶すんな。内容は和製指輪物語でツボは火遁の術。見所は上記二大女優と美しいセットの夕空。 | ゑぎ | [投票(1)] |
★4 | 息子のまなざし(2002/ベルギー=仏) | 全編ハンディカメラで、しかも切り返し無し。音楽も一切無し。眠くはならなかったが、目が痛くて敵わん。 [review] | グラント・リー・バッファロー, ミッチェル, movableinferno | [投票(3)] |
★5 | 害虫(2002/日) | 異性からも同性からも、興味や好奇心の対象としてしか観てもらえない、ある美少女の静かな嘆き、が確かに聴こえた様な気がした。 [review] | 浅草12階の幽霊, ボイス母 | [投票(2)] |
★5 | にっぽん泥棒物語(1965/日) | 三國ジャン・バルジャンの本当にユーモラスな名演技。鈴木瑞穂と息子のエピソードもダクダク泣ける。お決まりの展開を全く退屈させずに魅せ切る山本薩夫のこの時期の演出力(=破壊力)はお世辞抜きで黒澤以上。 | 直人 | [投票(1)] |
★3 | 人間の條件 第1部純愛篇・第2部激怒篇(1959/日) | 労組による労組の為の映画。或いは聖書。価値観が違いすぎてイマイチ乗れなかったがキャストが豪華なのでミーハー的興奮は味わえる。淡島千背がイカス。 | 直人 | [投票(1)] |
★3 | タンポポ(1985/日) | 高田馬場「ほづみ」や中野「青葉」のシンプルなラーメンが大好きな私は、ゴテゴテと具ばっかりトッピングした新興のラーメン屋になんて全然興味がありません。それと「湯切り」さえ満足に出来ぬバイト君を雇っているような有名ブランドの支店には二度と入るもんかと心に決めています。 [review] | sawa:38 | [投票(1)] |
★3 | ふたりの5つの分かれ路(2004/仏) | 図式的構成、美醜入り混じる挑発的な性愛描写は、成る程確かにオゾンだが、この作品には決定的な瑕疵がある。それは舞台、空間の軽薄さだ。特にあの「ポストカード的に美しい海」は”オゾンの海”の名折れだろう。ルソーではなくジャンヌ・ラポワリーで撮るべき素材だったのではないか。視線描写もあざと過ぎ乗れない。 | ペペロンチーノ, セント | [投票(2)] |
★2 | 学校の怪談3(1997/日) | これはホラーでもモンスター映画でもない。オリジナルモンスターの羅列は、TVゲーム世代の受けを狙ったつもりなのだろうが、デザイン・配置共にセンス皆無。ギャグも空疎で西田尚美は不憫。通過儀礼ものとしては前田亜季に対する仕打ちがあんまりPTA的で許すことが出来ない。 | tkcrows | [投票(1)] |
★4 | 香港国際警察 NEW POLICE STORY(2004/香港=中国) | 劇中人物の感情がそれを演じる俳優の半生と重なり合うとき、映画はただの映画であることを止める。これはジャッキーが俺らと向き合う為に用意してくれた空間。俺らの為に紡いでくれた新しいストーリ。 [review] | おーい粗茶, movableinferno | [投票(2)] |
★5 | 茶の味(2003/日) | 史上最小にして最高の達成感。その後味。確かめる茶の味。大袈裟に云うならばそれは「The Universe Of Tea」。我々、日本人の心に広がる宇宙です。 [review] | ぽんしゅう, Myurakz, トシ, 茅ヶ崎まゆ子ほか9 名 | [投票(9)] |
★4 | 運命のつくりかた(2002/仏) | 海があり、山がある。夏が来て、冬が来る。喜劇と悲劇、出会いと別れを繰り返し、男と女は見詰め合う。映画はそうして出来上がる。機微と劇性。コントラストとオーヴァーラップ。日本未公開が信じられないほどの傑作。 [review] | moot | [投票(1)] |
★3 | 大統領の理髪師(2004/韓国) | 「自由意思」を讃える帰結部については意外性も含め申し分の無いコリアン・ニューシネマ。しかし、どうしてこう漫画的にしてしまうのだろうか?音楽までコミカルにしてしまうのか?理解しかねる。今、映画は、そこまで媚びねばならないのか? [review] | ナム太郎, 鵜 白 舞 | [投票(2)] |
★5 | 会議は踊る(1931/独) | 下世話でいて卑猥で、しかし風のようなホイップクリームのような軽さと甘さを備えた愛すべき作品。ハーヴェイの無言劇風四肢の演技を乙女の夢へと昇華させるホフマンのカメラ、躍動感溢れるハイマンの劇伴もそそるが、思いはやはりポマーへと向かう。彼こそが映画の達人、映画の神様であった。彼が去り、映画は「娯楽」と「芸術」とに引き裂かれた。 [review] | ジェリー | [投票(1)] |
★3 | アイデン&ティティ(2003/日) | シンガーソングライターは二度生まれる。 [review] | ぽんしゅう, 甘崎庵, トシ, けにろん | [投票(4)] |
★3 | 八月の濡れた砂(1971/日) | ビーチ坊主の家畜サウンド。ただ野放し。 [review] | 水那岐, ハム, picolax, sawa:38 | [投票(4)] |