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★3 | ガソリンボーイ三人組(1930/独) | まるで初期の東宝サラリーマン喜劇のように穏健な雰囲気を突き破る、リリアン・ハーヴェイの体さばき、足さばきにはドキドキされっ放しだった。彼女をこそヴァイマール映画史上最高の女優に推したい。やはりフィルムは女の体を写すものである。 | りかちゅ | [投票(1)] |
★3 | 狂乱のモンテカルロ(1931/独) | 大流行のオペレッタ・ジャンルに、より客の呼べそうな諸々の素材を、それこそ無理矢理にこじつけただけのメチャクチャな話で、しかも金が無かったらしく、ところどころ貧乏臭い。 [review] | りかちゅ | [投票(1)] |
★3 | やくざ坊主(1967/日) | 勝新演じる主人公の破天荒な痛快さ、女優陣の達者さで全く退屈などせず、むしろ笑いが絶えなかったくらいなのだが・・・。この面子にはもっと上を期待してしまう。実際もっと出来たはずだ。プログラムピクチャーの枠の中に安住しきったこのような作品が大映を破滅へと誘ったのだろう。 | sawa:38 | [投票(1)] |
★5 | ライブ・フレッシュ(1997/仏=スペイン) | アルモドヴァルのブックカバー。 [review] | 3819695 | [投票(1)] |
★4 | 人間(1962/日) | 図式的に過ぎる部分もあるが、実在感溢れる人物演出や臨場感満載の視界表現、サスペンスフルな照明はどれも素晴らしいったらありゃしない。 [review] | sawa:38, 水那岐, 直人 | [投票(3)] |
★4 | 或る夜の出来事(1934/米) | 社会性に依らず純粋に演出力で見せるキャプラ初期作品は手放しで賞賛できる。 | ジェリー, 山本美容室 | [投票(2)] |
★5 | キッスで殺せ(1955/米) | その軽快さと不適さとで今尚後人の追随を許さない『天国と地獄』の偉大な兄。リアリズムの上方で戯画化された、人物・場面の魅力的な造形に、耳目を奪われっ放しでありました。ラストは「シーン」としても「ショット」としても実に素晴らしい。 | ぽんしゅう | [投票(1)] |
★2 | 帝都物語(1988/日) | 嶋田のウマズラだけで記憶に残った映画化。顔で勝負するなら荒俣宏本人と和田勉も出せば良かったのに。 | ロープブレーク, 甘崎庵, りかちゅ, はしぼそがらす | [投票(4)] |
★4 | 今宵、フィッツジェラルド劇場で(2006/米) | 複雑に交錯する人生とカメラアイ、そこに捉えられた人々はしかし、底抜けにシンプルで明るい。なんて余りに在り来たりなコメントなのでもう一言。ここで謳われる人生観は野坂や今村のそれと通底する。アメリカの『ウタ事師』に幸あれ。 | けにろん | [投票(1)] |
★5 | 荒野のダッチワイフ(1967/日) | 暴力的な言葉、暴力的な映像、暴力的な音楽の三位一体が織り成す日本最凶の非現実空間。これが日本の「ビート」である。 | まご | [投票(1)] |
★4 | 暖簾(1958/日) | 浪花屋が昆布の旨みを削り出すように川島は主演俳優の「巧み」を最大限に活用する。森繁の二役はどちらも血が通っていて素晴らしいが、特に次男坊・孝平のヒーローぶりに邦画最盛期でもあったこの時代の力強さを感じずにはいられない。 | Aさの | [投票(1)] |
★3 | チキン★ハート(2002/日) | 全編を包み込むリード楽器の音色のような優しさだ。笑いに関しては意識したであろうカウリスマキに及ばないが誠実さに関しては負けていない。 | わっこ, tkcrows | [投票(2)] |
★4 | ベリッシマ(1951/伊) | ヴィスコンティ作品としては異例中の異例、市井を描いた「救いある物語」だが、「救わざるを得なかった」というのが本当のところだろう。しかし迷いは感じられない。過渡期的な作品でさえも十人並みに仕上げる巨匠ぶり。 | shiono | [投票(1)] |
★3 | トラック野郎 御意見無用(1975/日) | 日本一如何わしい映画人鈴木則文。演出にも脚本にも業を感じないがパワーだけはピカ一。無駄なシーンが盛り沢山なのが良い。 | サイモン64, sawa:38, 新町 華終 | [投票(3)] |
★4 | 家族(1970/日) | 敗戦国だから撮れた当世版『怒りの葡萄』。 [review] | TOMIMORI, 甘崎庵, けにろん | [投票(3)] |
★5 | スパニッシュ・アパートメント(2002/仏=スペイン) | 爽やかな青春を描かせればセドリック・クラピッシュの右に出るものはおらず、等身大の青春を演じさせればロマン・デュリスの右に出るものはいない。 [review] | グラント・リー・バッファロー, クリープ, tkcrows, tredairほか6 名 | [投票(6)] |
★4 | 制服の処女(1931/独) | この官能的な光と闇の密室劇を、「憧憬」なんて綺麗言で片付けてよいものか、プロシア的権威主義に、社会的・政治的見地からでは無く、唯美的、芸術至上主義的見地からの一撃を浴びせんとした、本作こそが誇り高き変態性欲映画の先駆作かと思うのだが、俺の頭は変なのだろうか。昭和6年製作、日本ではこの前年、谷崎の『卍』が完成している。 | りかちゅ | [投票(1)] |
★5 | チャップリンの 黄金狂時代(1925/米) | チャーリー終生の命題は「再会」だと思っている。本作はその再会の「仕方」が最も素晴らしい。昨日無くしたものも明日見つかるかも知れない、だから取り合えず歩こうぜ、と俺のような駄目人間の肩を叩いてくれるのがチャップリン、いや映画の「やさしさ」なんだと思う。 [review] | chokobo, ジャイアント白田 | [投票(2)] |
★5 | マルホランド・ドライブ(2001/米=仏) | 鍵ならここにもっている。 [review] | chokobo, movableinferno | [投票(2)] |
★4 | 続・兵隊やくざ(1965/日) | 前作との連結が「シャーロック・ホームズの帰還」ばりに強引で面白い。喜劇性、青春性を強めた演出にも好感。風呂場のシーンは今回もはなまるです。冒頭で流れる小杉太一郎の主題曲(ボレロ)も恰好良かった。 | 直人 | [投票(1)] |