姫田真佐久の映画ファンのコメント
ええじゃないか(1981/日) |
映画学校の校長が先導した邦画暗黒の80年代の典型作。退屈、退屈、退屈の極み。こんなんでええんですか。 [review] (寒山拾得) | [投票(3)] | |
薩摩、幕府、芸人、下人の欲と恨みと自棄の間を、水を得た魚のように泳ぎまわる金蔵(露口茂)がすこぶる魅力的なのに、それにからむエピソードが散漫で、群像劇にしろ騒乱部にしろ、あれだけ大勢の人間がスクリーンに映っているのに画面を“散漫”が支配する。 (ぽんしゅう) | [投票(2)] | |
迫力が足りない。おのおのの不満を滾らせながら「ええじゃないか」踊りの群集に加わるのなら、鉄砲隊もなぎ倒し、「死人が出てもええじゃないか」とばかりに壮絶なエンディングになだれ込んで欲しかった。「後の祭り」の寂しさは100%燃え上がらないと余韻を残さない。 (水那岐) | [投票(4)] | |
空前のスケールに於き今村一世一代の大勝負だが見事に外した。騒乱に収斂されていく多様な人間群像が余りに図式的。大オープンセットも象も「それふけ小屋」も姫田とは思えぬ平板さ。役者は総花的だが意外性も無い。唯一露口茂だけ矢鱈恰好いい。 (けにろん) | [投票(4)] |