「「藝術祭」受賞作一覧」(寒山拾得)の映画ファンのコメント
影の軍隊(1969/仏) |
メルビルのベスト3に入るある意味では青春映画。 [review] (セント) | [投票(1)] | |
強大な武力に思想と意志で抗う抵抗者たちは、まるで死者のように表情(感情)を自ら殺し続ける。彼らは何をもって成果となすのだろう。抜き差しならぬ状況を生きる悲壮が画面から滲み出ている。国家の存続と国民の生の境界が曖昧になってしまった者たちの悲壮だ。 (ぽんしゅう) | [投票] | |
淡々と進む話の流れを断ち切ってでもいいから得意の陶酔型描写を見せて欲しかった。ムーディな叙情描写を旨とする人が見せた転向とも言える叙事的語り口を評価する向きがあったにせよ俺には平板としか感じられなかった。シニョレの圧巻の存在感は見物。 (けにろん) | [投票] | |
一人称視点で描かれる序盤40分は1カットも弛むところが無く真に圧倒的。視点が数人に拡散される中盤以降はちょっと散漫になるが、緊張感は持続し得ている。それはひとえに蒼を基調とした端正な画面設計のおかげだ。 (赤い戦車) | [投票] |