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[コメント] サクリファイス(1986/スウェーデン=英=仏)
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★2タルコフスキー美点のたゆたう時間軸は平準化され、ニクヴィストが捉える空気や火や水は平板で陳腐。ヨセフソンが問う神の在不在には借り物のベルイマン臭が横溢。しかも、退屈な『鏡の中にある如く』を彷彿とさせるのが尚辟易させるのだ。 (けにろん)[投票]
★3語りが長いのよ。校長か?64/100 (たろ)[投票]
★4停電の夜のもたらした時制の喪失が積極的に誤認されたのか、災害による性欲増進が更年期のオッサンを行き詰まらせ、夜這いの試みを過剰粉飾する。更年期障害から自律して猛る性欲。その徴表としての慣れ合う運動会。 [review] (disjunctive)[投票]
★4あまりに直接的に視覚を刺激するハリウッド作品を見続けると麻痺しそうになるイマジネーションをかきたてるタルコフスキー作品。演劇とみまごうような動と静の応酬に平伏。モノクロにも色彩を感じ、BGMなしでも音を感じさせる緊張感。 (jollyjoker)[投票(1)]
★2映像作家の作品にストーリーがどうこうとかで減点してはいけないんだろうか。 (kenichi)[投票]
★5最後の最後、映画を作るために亡命までしたタルコフスキーが、自らを振り返って、本当になすべきことは何かを考えた結果として出来たのが本作なのかもしれない。 [review] (甘崎庵)[投票(1)]
★3オープニングの海辺に松を植えるシーン。超長回しで微妙にカメラが動いていく。それを眺めているだけでこんなに面白い。 [review] (緑雨)[投票(3)]
★3漠然とした思いや不安といった抽象の具現化ではなく、自らの周りに厳然と点在する具象をわざわざ抽象化したような作意がちらつきイメージの飛躍を妨げる。どんな犠牲を払おうとも、死んだ木に花など咲くはずもなく、そこにあるのは希望ではなくあくまでも現実。 (ぽんしゅう)[投票(1)]
★3主人公が世界の堕落を嘆く長台詞も、美しい緑の輝きの中を吹き抜ける風と化していく。だが色調で世界の様相を描き分ける演出はあからさまに管理的。映像の雰囲気に抗して目を凝らせば、話の構図も四角四面。とはいえ画面に唐突な驚きを生じさせる腕前は確か。 [review] (煽尼采)[投票(3)]
★4世界の終了あるいは夢をルックの激変で云い切ってしまう野蛮かつ律儀なタルコフスキー。挑発的な空間把握はますます健在で、とりわけ最後から二番目のシーン(超ロングテイク)はアンゲロプロス×ブニュエルに面白い。タルコフスキーは本当に「水」の作家か。「揺れ(震動)」の作家として見直してみたい。 (3819695)[投票(1)]
★2退屈さの極み。こんなのタルコフスキーじゃない。 (赤い戦車)[投票]
★5ひたすら映像と詩とも言えるセリフが美しい作品。 (KZKK)[投票]
★0最初と最後は素晴らしい。それ以外は呪われてる。 (もりっしー)[投票]
★5そうだね、いちばん大切な秘密は、隠しておこう、と思った。 [review] (夢ギドラ)[投票(1)]
★5アンドレイ・タルコフスキーの遺作は細い木と少年で終わる。 [review] (ペペロンチーノ)[投票(3)]
★5親から子へ。巨匠最期の贈り物。「贈り物するときは、いつでも無理をしているものさ」。郵便屋の台詞が強く印象に残る。 (町田)[投票(2)]
★3遺作という意味ではタルコフスキーが次世代に込めた希望が強く表れた作品だ。だが、何を持って自己犠牲を描いていたのだろうか。抽象が、あまりにも抽象的になり過ぎた。残念ながら似た主題を持つ前作『ノスタルジア』に及ばない。(2005.7.3.) (Keita)[投票]
★5映画と観客は常に1対1であるべきだ。批評の並列化や演出の迎合などは愚の骨頂である。 金儲けしたいのなら話は別だが。 (みかつう)[投票]
★5一緒に見に行った友達と「寝るか、寝ないか」で賭けをした。 [review] (ナム太郎)[投票(1)]
★5人類の未来を我々後年の世代に託し、タルコフスキーは逝った。[シアター・イメージフォーラムBF] [review] (Yasu)[投票]
★3そんなことされても… [review] (浅草12階の幽霊)[投票]
★4はじめにことばありき、なのは何故なんだろう。狂気ってなんなんだろう。 [review] (なつめ)[投票]
★5前半部は白夜の中の静寂な雰囲気で眠くなりしたが、後半部は宗教的な深さを持っており、惹きつけられました。ラストシーンは何度観ても感動します。 (内なる宇宙)[投票]
★4唯一、眠くならなかったタルコフスキー映画。今でも・・ [review] (イライザー7)[投票(1)]
★4思い出すたびに、「ベルイマン作品だったっけ?」と思ってしまう [review] (ボイス母)[投票(1)]
★4タルコフスキー作品はシネスケのコメントを見るのが楽しみ。 [review] (washout)[投票]
★4親父のありったけの家族愛に触れた息子に鳥肌が立った。思わず「うっそー」と絶賛した挙句、神のご加護より、信じる思いの素晴らしさを痛感した。形のある物は壊れても、人の生きる形はそう簡単に崩れたりしない。喜びを知る心は強いという事なんですね。 (かっきー)[投票]
★4陳腐な形容になるから安易にほめられない。でもそんなことでこの映画の価値は微塵も損なわれない。奇跡。(嗚呼凡庸なり) (dahlia)[投票]
★4この作品に関しては、ラストが観たかった...ただそれだけ。燃え盛る赤黒い炎の後に見えた透き通るような空と青く染められた海。それだけで無性に涙が込み上げた。 (マッツァ)[投票]
★5嗚呼、木が語り、絵が語り、燃える家が語り、沈黙、そして音楽が語り始める。ノスタルギアでドメニコより意思を受け継いだ「詩人」が人類に残した傑作。 (教祖)[投票(1)]
★3死を覚悟した人間の緊張感がビシビシと伝わってきます。すいません、わたしはそれに耐え切れなかった・・・。ところで [review] (ジョー・チップ)[投票]
★3いいんだと思う。すっごいいいんだと思う。テレビで観た私が悪いんです。 (skmt)[投票]
★3オニのような長回しと、徹底的に説明を排したセリフ運び。こんな演出、タルコフスキーと黒澤くらいしかできないよ(黒澤はバッチリ説明するけど)。例によって例のごとく睡魔との戦いになりました。冒頭の1ショットは素晴らしいです。 (すやすや)[投票(1)]
★5命を削って作った映画なのに、唯一明るい色調。青空が印象的な映画でした。 [review] (chokobo)[投票(9)]
★3タルコフスキーの哲学が凝縮されていると思った。彼の作品の理解の手助けになるかも。 (TEte)[投票]
★5わたしはタルコフスキーではこれが一番感心した。撮っていた時ガンだったんですよね。ものすごいエネルギーと言うか、精神力を感じました。このスケール(神との契約)_他の人のコメントを見ていたら、ベルイマン的だというのがありましたが、そう言えば火はあったけど、水はあまり印象にないからそうなのかも。 余命を考え、限られた時間で、し残した事を最後にやり遂げたのでは。それがベルイマン的になったのかも。 (セント)[投票(1)]
★2遺作として評価が高いが退屈で、眠かった。あまり映画自体を見ない友人を誘ってしまって申し訳ないことをした、と後悔した。 (れいし)[投票]
★3ノスタルジア』と二本立てだったこともあり印象が薄い。水よりも風のイメージが強かったような…。もう一度見れば感じるものもまた違うのだろうか。 (tredair)[投票]
★5明快な悲劇であり、明快な行動原理に基づく救済が描かれているのだけれど、そこで得られたカタルシスは『ノスタルジア』の方が上だった気がします。 (立秋)[投票]
★4ハリウッドと全く違った作り方。じっくり重厚なこのペースに慣れさえすれば、後は宗教的な恍惚が待っている。 (ぱーこ)[投票(1)]
★5今まで見たタルコフスキーの中(3本だけど)で一番良かった。 [review] (バーボンボンバー)[投票(2)]
★3僕は『惑星ソラリス』の方が数倍好きです。 (ミドリ公園)[投票]
★5長くてもわかんなくてもいいのです。ただこの美しさに浸ればいいんです。タルコフスキーはほんとカラーとモノクロの使い分けがうまいね。 [review] (ころ阿弥)[投票(2)]
★4このラストは撮影現場を見たかった場面の一つ。考えるだけで鳥肌がたつ。 (ドド)[投票]
★3「ノスタルジア」の後だけに期待し過ぎた分、ちょっと残念だった作品。やはり合作というのが・・・・・・。 (minus-zero)[投票]
★4世界を救うために。 (K.T)[投票]
★2延々と続く1カットのオープニング。これだけで、好き嫌いが別れる。映像イメージの世界に入れる人にはいいけど。 (しど)[投票]
★4映像を伴った詩,あるいは映像化した心象風景。はじめて観たとき,こんなつくり方もあるのかと思った。でも,これで2時間半はちょっときつい…。 (ワトニイ)[投票]