★5 | ラストの浜辺に、この世のものとは思えない美しさと永遠を感じました。映画の中に引き込まれてしまった私は、画面の中のマリー(シャーロット・ランプリング)を助けなければと身を乗り出していました。 (Myrath) | [投票] |
★4 | ほんらい全宇宙のメタボにとっての朗報だったはずだ。しかし、シャーロットの田原総一郎化した頽朽の顔面は、ラストの浜辺のごとく、不幸に対する敬意をあくまで拒絶する愛の遠近感覚でわれわれを苦しめるのである。 (disjunctive) | [投票(1)] |
★5 | シャーロット・ランプリング以外では成立しない芸術。(2011/6/27) [review] (chokobo) | [投票] |
★4 | 非の打ちどころのない傑作だと思うんだが、自分の若さからか全てを理解できているとは言い難い。20年後にもう一度見直してみたい。 (赤い戦車) | [投票] |
★4 | 夫、妻ともに「症状」の描写が冴えている。ハイ・ミドル層の家庭の日常生活の細部がいかにも典型的に描かれる通俗性と、少しも通俗性のない「症状」の対比が鮮明だ。突如、笑うシャーロット・ランプリングは、崩壊の危うさを体から立ち昇らせ文句の付け所がない。 (ジェリー) | [投票(1)] |
★4 | 「第1幕」までが素晴しい。林、樹木の茶、草の緑、空の青、砂浜、その色彩の鮮やかさ、カメラフレーミングの鋭さ、編集の確かさ、そしてその後は、・・・映像もストーリーも何もかも、sous le sable-砂の下に-埋もれてしまった。あとはまぼろし。 (KEI) | [投票] |
★5 | いろいろな事を考えさせてもらった映画です。いくつも出口がある、静かな迷路のようです。 [review] (k-jam) | [投票(1)] |
★3 | 愛する人が急に居なくなった虚無感と混乱を、この映画を見ながら、常に自分に問いかけてしまいました。 (NAO) | [投票] |
★3 | 曖昧な [review] (Madoka) | [投票] |
★4 | 蟻(レビューはラストに言及) [review] (グラント・リー・バッファロー) | [投票(1)] |
★3 | プチ鬱病を体験した方には身につまされます。3.5です。 [review] (草月) | [投票(3)] |
★2 | やっぱり、この監督は好きになれない。袋の中身、見せて欲しかったな。。。 (ぱちーの) | [投票] |
★4 | 現実を黙殺し、過去を捏造し、代償を拒絶し、血縁を否定し、科学に叛逆して絶対的な主観の海を漂う一人の女。どんな他人が何をしようと彼女を悲しみから救い出すことなど出来やしないのだ。そしてその厳然たる事実だけが、傍観者たる我々を僅かに救済する。なんという皮肉。オゾンの残酷さ、優しさ、ここに極まれり。 (町田) | [投票(3)] |
★5 | ふと、なくしてしまった小物。いつか出てくるという期待がどこかにある。二度と戻ってこないと思うしかない場合でも、最後まで気持ちは足掻いているんだよね。 [review] (tkcrows) | [投票(1)] |
★3 | シャーロット・ランプリングの演技は素晴らしい。 [review] (わっこ) | [投票(1)] |
★5 | いわゆる“美しい”とか“雄大”とかいった言葉とは無縁でありながら、どのシーンをとってもポスターに成り得るくらい完璧な画面。完璧な映画。 [review] (ペペロンチーノ) | [投票(6)] |
★4 | 「愛の映画」であり、同時に「愛の不毛の映画」でもあるアンビバレントな作品。ランプリングの顔・肢体を執拗に映し続けるオゾンの確信犯的まざなし。 [review] (hk) | [投票(7)] |
★3 | 全てのシーンが物語を語る上で意味を成す。南仏でのOPからしてラストショットを予感させるのだ。だが俺は好きになれない。この映画は悲劇における一人の女性を描く。マリーの心情が明らかになるにつれ、彼女を直視できないのだ。 [review] (ナッシュ13) | [投票(1)] |
★5 | 見事な光の扱い。ジャンの別荘。人の少ない浜辺。パリの部屋の夜の光。緋色のワンピース。沢山の手。現実と「まぼろし」を行き来する心の危うさが実にスリリング。紛う事ない現実を突きつけられても彼女にとっては「まぼろし」もまた現実なのだ。映画とは「まぼろし」だ。彼女をたまらなく愛しく感じられるのは、我々と映画との関係を体現しているからかもしれない。 (ゑぎ) | [投票(4)] |
★3 | 『惑星ソラリス』を随所に感じるが、まぼろしと海の描写はタルコフスキーには及ばなかった。 [review] (スパルタのキツネ) | [投票(1)] |
★4 | 50才近いシャーロット・ランプリングの色気にビックリ!衣装もピッタリでした! (makoto7774) | [投票(1)] |
★4 | 夫の服を買うという喜び。夫にご飯を作ってあげる喜び。
夫に抱きしめられる喜び。夫と過ごす何気ない日常の喜び。夫と交わす何気ない会話の喜び。 [review] (ボイス母) | [投票(4)] |
★4 | 「夫婦愛」なんて生ぬるい言葉はナイフでズタズタにされていた。しかし、狂気を超えた先に愛があるのかとも思わせる不思議な映画。
[review] (ざいあす) | [投票(2)] |
★4 | 「重みがありすぎるのよ」 [review] (CGETz) | [投票] |
★2 | 「あたしってなんてかわいそうなの」って自分を哀れむことは、ロマンティンクでもセンチメンタルでもない。惨めで哀れなこと。 [review] (Shrewd Fellow) | [投票(5)] |
★5 | ブリュノ・クレメールとシャーロット・ランプリングの二人を起用した慧眼と、この二人にすっかり任せてしまえるオゾン監督の手腕に拍手。でもこの邦題は大嫌い (まご) | [投票] |
★4 | やっぱ、シンプルなパスタとトーストだけじゃあグルメは満足できなかったのかもねぇ・・ (かと〜) | [投票] |
★4 | こういう視点もありです。だからと言って、二人の間のことをまぼろしと思うかどうかは別。邦題が悪いね。 [review] (HAL9000) | [投票] |
★5 | 時間 [review] (芋虫) | [投票(5)] |
★4 | 愚かなほどに信ずること、それが愛情と呼ばれるものなのだろう。シャーロット・ランプリングは既に老女と呼んでいい皺を隠さない。でも、光の当たる角度によってハッとするほど美しい。 [review] (水那岐) | [投票(4)] |
★4 | 喪失の恐怖に対し無関心の虚無へ逃避したアントニオーニの対極でオゾンは主人公を事実認識に執拗に駆り立て、結果浮かび上がったのは恐るべき自己中女の実像であったという予想もしない結末。見方によっては同年公開作中『ピアニスト』と双璧。 (けにろん) | [投票(3)] |
★4 | 身体の部分からゆっくり引いてそこに物語を生み出す。海岸の遠景の人物をじっくり時間をかけて撮らえることで出来事がそこの人物に与えた衝撃を鮮明にする。部屋の中で二つの時間をワンショットで混在させる。そういう典型的なカメラと演出をていねいていねいに使って、心の奥の孤独を描いた作品。カメラへの愛に溢れている感じ。 (エピキュリアン) | [投票(2)] |
★2 | 低評価になってしまったのは作品のせいではない。俺のせいだ。 [review] (JKF) | [投票(5)] |
★4 | 失って初めてわかる、日常と云う名のベールにおおわれた愛の大きさ。 (わさび) | [投票] |
★4 | 永久(とわ)に消えない愛の感触、辿る先に見るまぼろし。 [review] (washout) | [投票] |
★5 | こんなお話も撮れるのね。
恐るべしオゾン。
ベッソンがプロデュース業にまわった今、
フランス映画を引っ張っていけるのは彼しかいない。 (MM) | [投票] |
★4 | 相当に上手な映画。一見何の変哲もないように見えて、細部にまでこだわって作ってある(と思う)。 [review] (ころ阿弥) | [投票] |
★4 | 夫婦というものをじっくり考えさせられました。
老いてなお美しいシャーロット・ランプリング、静かな映像美、程良い音楽。
予算をかけずとも、良い映画は撮れるという見本でしょう。 [review] (トシ) | [投票(2)] |
★4 | 日常とか習慣は、普段ほとんど意識することもないけれど、その日常や習慣こそが人生のほとんどを占めている。慣れ親しんだ相手と新しい相手。まったく同じアングルで同じ暮らしの行為を繰り返させる監督の意図にはまった。 (カフカのすあま) | [投票(3)] |
★4 | 20代で観なくて良かったと思った映画。(切ない)(喪失感)の詰まった映画です。 (ミルテ) | [投票] |
★4 | 鑑賞中マリーがどんな事をしてても悲しくて悲しくてしょうがなかった。 [review] (ミッチェル) | [投票] |
★3 | 甘美で熟したエロティシズムの香り漂う佳作。ただ、おすぎ(今年度ベストワンだそうです)が絶賛するラストで、私は引いてしまいました。 (プロキオン14) | [投票] |
★2 | 「あなたには重みがないの」。男友達に冷たいせりふを吐く彼女。男は布団の替わり? [review] (kazby) | [投票] |
★5 | ストーリーは非常にシンプルに余計なことを語らず、そして音楽は、今の時代の感覚を存分に味わえる。名作。 (浅草12階の幽霊) | [投票] |
★5 | 一度でも最愛の他人と暮らしてみたことがあれば、この絶望的な喪失感に共鳴することは容易だろう。けれどそこに過去や未来の回答を求めてはいけないし、ましてや自己憐憫を感じてはいけない。その微妙な突き放しこそが、考えようによっては優しくもある。 (tredair) | [投票(2)] |
★5 | 大人の見ごたえのある秀作。プロットが単純だから、こちらもじっくり見れる。それはオゾンの演出が冴え渡ってるからなんだけどね。ランブリングがほとんど表情だけで移ろいゆく心と喪失感を演じる。凄みもあるね。 [review] (セント) | [投票(2)] |
★3 | スクリーンには常にシャーロット・ランプリングが映し出されているという異常さに驚き、それに耐える女優魂に敬服する。「不安定な女」を演じれば彼女を越えることは出来ないのは昔っから知ってはいたが・・・ (sawa:38) | [投票(1)] |