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shionoさんの人気コメント: 更新順(9/11)

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★4JUNO ジュノ(2007/米)巷言われているように、養子縁組の話が立ち上がってからがおもしろい。エレン・ペイジは、ガーナー&ベイトマンの高所得夫婦の邸宅を都合三度訪れる。最初は父シモンズと共に。二回目は写真を携えて単身で。いずれも、ペイジ退場の後、カメラは室内に残ってこの夫婦を捉える。 [review]ナム太郎, イライザー7[投票(2)]
★3映画に愛をこめて アメリカの夜(1973/仏=伊)撮影所の映画。劇中劇が実際の現場に展開されたような恋愛模様や相次ぐ予想外のトラブルがおもしろく描かれている。集って創りまた離れていく人間たちの不在感は、つまるところ「観客がいない」ということに集約されると思う。だからトリュフォーは少年映画ファンを感傷的に描くのだ。煽尼采[投票(1)]
★2バンテージ・ポイント(2008/米)頭脳戦、心理劇を期待していた身には肩透かし。大統領視点の段階でご都合主義的展開に大きく失望し、残りを見るのが辛かった。上書きされていく「真実」とやらの意外性ひとつひとつに知性が感じられない。Lostie, けにろん, 林田乃丞[投票(3)]
★2サイドカーに犬(2007/日)過去を美化しないという演出方針ゆえ、子どもの頃のヒロインは、成人してからの彼女の視点・価値観・物の考え方によって汚染されている。 [review]ぽんしゅう[投票(1)]
★3皇帝円舞曲(1948/米)クレーンとパンで受付から客室まで見渡せる”フィドル・イン”のセットなどはいいと思うが、全体的にどうもハジけてない。イケてない。 [review]3819695[投票(1)]
★3インベージョン(2007/米)序盤のオフィスで患者と対面するニコール・キッドマンの、小首を傾げる定番ポーズからして、銀幕のファム・ファタールとしての彼女の特質をよくフィーチャーしていると思う。 [review]けにろん[投票(1)]
★4チャーリー・ウィルソンズ・ウォー(2007/米)淀みのない語り口にさらっと流してしまいそうになるが、映画人トム・ハンクスの今を知る代表作といっていいと思う。彼ならではの解釈によるキャラクター造形で脇役陣を巻き込み、映画全体のムードを支配する。マイク・ニコルズの芝居を生かす演出も冴えていて、ホフマンは勿論、ロバーツがまた格段に魅力的だ。けにろん, のこのこ[投票(2)]
★3ダークナイト(2008/米)クリストファー・ノーランとクリスチャン・ベールが創造した21世紀のバットマンに愛着はある。『ブラックレイン』や『クロウ-飛翔伝説-』のごとく伝説的なオーラを纏った作品だということも理解できる。だがそれにしても不満はつのるばかりだ。 [review]TM, カルヤ, Orpheus, ロープブレークほか6 名[投票(6)]
★3カポーティ(2006/米=カナダ)凡作でがっかり。カポーティのキャラ造形は、取材・執筆の過程を積み上げるのではなく、担当刑事、社交界と友人、殺人犯ペリーの三点における人的交流をなぞっただけで線が薄い。あの奇妙な声でセレブ関係のトリビアを話せば面白いに決まっている。演技派俳優が伝記作品に挑むときにしばしばみられる、趣味的で取り留めのない映画になってしまった。おーい粗茶, ヒエロ, 緑雨, Madoka[投票(4)]
★4最高の人生の見つけ方(2007/米)ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンへの信頼は、ファーストカットのナレーションで早くも報われた。こういう映画を見たいから、僕はアメリカ映画を見続ける。 [review]IN4MATION, カルヤ, のこのこ[投票(3)]
★2あるスキャンダルの覚え書き(2006/英)短いカットの積み重ねで芝居の情感を断ち切っているが、ドライで突き放したタッチというわけではなく、ディンチのナレーションとフィリップ・グラスの音楽が感動を押し付ける。この監督はまともな演出ができていない。役者が気の毒だ。Madoka[投票(1)]
★4洲崎パラダイス 赤信号(1956/日)冒頭の勝鬨橋から、バスの車窓風景を挟んで須崎弁天町に行き着くまでの導入部の手際のよさ。新珠と三橋の間柄は情感豊かに、脇役との関係性はあっさりと客観的に。人間関係の濃淡の描きわけも巧みだ。 [review]tredair, ジェリー[投票(2)]
★4魍魎の匣(2007/日)ビジネスモデルとしての「邦画」とは別の次元で創作された、映画人の気概を感じる良作。あらゆる部分に斬新さがあるが、最も成功しているのは人物造形だろう。俳優と配役が融合し、オリジナリティ溢れるキャラクターが生き生きと活動している。 [review]ishou[投票(1)]
★5ミリオンダラー・ベイビー(2004/米)好きな映画だから三度、四度と見直すと、弱い部分も見えてくる。この作品が傑作たり得たのは、脇役が不在だからだ。 [review]ナム太郎[投票(1)]
★3それでもボクはやってない(2007/日)作り手の明確な目的意識が結実した作品として、その存在価値は大きい。広く世に問う告発目的というより、観客一人一人に感じて考えて欲しい、という監督の方向性が一貫して貫かれている。 [review][投票(1)]
★4コレクションする女(1967/仏)映画は概念を表現することができる、とはエイゼンシュタインの言葉だが、ロメールの映画を見ていると、官能性や観念性とは切り離されたエロスという概念が感じ取れるようだ。それは生命の息吹といってもいいかもしれない。 [review]ゑぎ[投票(1)]
★4フィクサー(2007/米)脚本、演出、演技とも一級品。社会の闇を心の闇に転換する現代的なハードボイルドタッチは、心理描写をせずに人物の内面をその行動から描き出す。 [review]ペペロンチーノ[投票(1)]
★3エリザベスタウン(2005/米)恋愛感情の先にまず理解者である女性。陰影のついた上品な会話にじんわり感動してしまった。 [review]緑雨[投票(1)]
★3タイヨウのうた(2006/日)YUI見たさで内容にはほとんど期待していなかったが、うまく出来ていて感心した。最大の功労者は塚本高史だろう。この役者はいい。 [review]直人, 水那岐[投票(2)]
★4ブレイブ ワン(2007/米=豪)ジョディ・フォスターはジョン・ウェイン的な個性派スターである。だからハリー・キャラハンばりのサングラス姿を待つまでもなく、彼女の行動は予見できるのだが、しかし、それにしても前半の微に入り細を穿つ感情表現は、この映画全体からしてもワンランク上のレベルに達している。 [review]トシ, G31, kiona, ペペロンチーノほか6 名[投票(6)]