| 人気あらすじ | 投票者 |
| ★5 | ラルジャン(1983/スイス=仏) | 原題「ラルジャン」とは「金銭」の意味。
ある少年が使った偽札が、めぐりめぐって、主人公イヴォンに罪を着させられ、投獄される。服役生活の中で、子供の死と妻からの離縁を知らされる。平凡な妻子ある生活から偶然の悪意に翻弄されたイヴォンは牢から出たあと、衝動的な殺人を重ねていくことになり。。
原作はトルストイの「にせ利札」ではあるのだが、映画はその骨格を利用しながら、随所で物語を崩壊させブレッソンの「ラルジャン」として再構築している。 [more] | 週一本, シーチキン, にくじゃが, ルッコラ | [投票(4)] |
| ★5 | ロスト・ハイウェイ(1997/米) | 人気ジャズ・ミュージシャンのフレッドは、妻レネエの浮気を疑っていて、夫婦仲がぎくしゃくしていた。ある日、彼らのもとへ一本のビデオテープが届けられた。差出人は不明。それは彼らの家の外観を写したものだったが、次にきたテープには、ベッドに寝ている二人が写っていた。だれかが侵入したに違いない。だが、いつ、どうやって? そして新たなテープには、レネエの切り刻まれた死体と、血を浴びて顔を歪めたフレッドの姿が。解けない謎が、いくつも、いくつも、どこまでも、どもまでも、いつまでも、いつまでも。。やめないで。。 | 脚がグンバツの男, Madoka | [投票(2)] |
| ★4 | 3−4X10月(1990/日) | タイトルの読み方は、「3対4エックス10月」。野球で10月(ペナントレース終盤あたり)に最終回のサヨナラ勝ちのこと。
草野球チームの補欠選手雅樹小野昌彦こと柳ユーレイは、野球でもガソリンスタンドでも鈍く無表情な男だ。ガソリンスタンドでヤクザに喧嘩を売られ、それが組がガソリンスタンドを強請ることとなる。野球チームの監督で、スナックのマスター隆志井口薫仁ことガダルカナル・タカは、元組長の兄弟分だったが、逆に重傷を負う。そこから、拳銃→沖縄→やられる→雅樹ひとりで復讐。という物語はあるものの。全編を覆う静かな笑いと暴力。そしてなにより奇妙な間と構成で出来ている。 | 浅草12階の幽霊, kawa, ガブリエルアン・カットグラ, 巴ほか5 名 | [投票(5)] |
| ★5 | マリア・ブラウンの結婚(1979/独) | 結婚して一日で出征し、終戦後も帰らぬ夫へルマンを思いながら、マリアは占領軍のバーで働くようになる。そしてそこで出会った黒人兵ビルと愛し合うようになる。戦時中と戦後のドイツが見事に描写される。当時のニュージャーマンシネマの中でも等身大の人間とドイツを描いた。という意味でこれが一番。もっと長生きして欲しかったよ。ファスビンダー様。 | りかちゅ, tredair | [投票(2)] |
| ★4 | 愛のコリーダ(1976/日=仏) | 料亭に住み込みに来た阿部定と、その店の主人は、遊びで性交をするうちに、次第に惹かれあう。そして、駆け落ちまでする二人は、僅かに会わない時があるだけで狂おしくなり、待合に閉じこもったまま、激しさをまして愛し合う。
人が愛ゆえに「殺しましょう」やら「殺されましょう」までにいたる気持ちを、ひたすら性愛の描写を続けることで描く。性愛こそが純愛なのか。純愛が性愛なのか。誰もが知っているアノ描写では、恐さよりも、人の美しさを観ることができる。 | りかちゅ | [投票(1)] |
| ★5 | ピンポン(2002/日) | 「卓球でこの星の一等賞になるかんね」というザンギリ頭のペコ。「卓球は人生のひまつぶしでしょ」と呟く笑わないスマイル。スマイルにとって、ペコは子供の頃からのヒーロ。そして、ヒーローは、ピンチのときに、いつだって、駆けつけてくれる。YOU CAN FLY ! I CAN FLY! ぼくのヒーロー。ヒーロー見参。自分のヒーローがどこにいたのか、思い出せ。っつう、登場人物みんながなくし物を探していて、それを見つけることができた見事にハッピーな青春映画。 | サイモン64, ルッコラ, uyo, AONI | [投票(4)] |
| ★5 | 愛すれど心さびしく(1968/米) | 口がきけず、耳も聞こえないシンガーは、親友が精神病院へ送られたため、独りで部屋を借りて住む。その部屋は娘ミックの部であったのだが、事故で骨を折った父の医療費にあてるために貸す事にしたのだ。
他者と通じ合うことが難しい世界に生きるからこそ、あたたかさを求め、同じような孤独な人々が彼の仲間になってきた。
彼の周りを囲む人々に不幸の網がめぐらされると、彼はそれを彼の方法で知り、彼の方法で孤独な人々の心に明りを灯す。マッカラーズの原作を役者人の好演により、鮮やかな映像化に成功。
映画のラストで人間の孤独の深さを突きつけられる。
| のこのこ | [投票(1)] |
| ★5 | ツイン・ピークス ローラ・パーマー最期の七日間(1992/米) | テレビシリーズ「ツイン・ピークス」劇場公開版として、ローラが殺されるまでの七日間を描く。しかしそれは、TVのように物語を描くことではないため、日本では大いに騒がれたと同時に何も解決されていないという大いなる不評をかったリンチ快心の一作。か?悪の世界に魅入られた娘のローラと同じく悪の領域に入り込んで苦しむ父親の愛憎劇でもあり、死をもって悪と闘う物語とも、救済映画とも。って、わたしのあらすじだとこんなになってしまいますよ! [more] | 浅草12階の幽霊, torinoshield, tredair | [投票(3)] |
| ★5 | 汚れた血(1986/仏) | 20世紀末のパリ。愛が無いセックスで伝染する病が蔓延。ハレー彗星の異常接近で夜は歩けないくらい熱い。息苦しさを覚えるアレックスは奇病の特効薬強盗計画に荷担。この、フィルム・ノワール、メロドラマ、近未来SFの要素を放り込んだ、計算された色彩の街で、奇跡的な役者の演技を使った、ひたすらひたすらどこまでもどこまでも疾走してしまう青春映画。アレックスシリーズの二作目。 | moot | [投票(1)] |
| ★5 | パリ、テキサス(1984/独=仏) | 4年間行方不明だった男がテキサスのパリを向っている砂漠で発見される。彼を迎えにきた弟は、廃人の様になっている兄をロサンゼルスに連れて帰る。男はそこで別れていた息子と再会し、自身の記憶を取り戻し、息子との距離を埋めようと努力し始める。そして、父と息子は、消息を絶っていた母親の行方を探す旅に出るのだった。言葉を失った男が、再び自分の言葉を取り戻すまでの、心の旅をつづったロードムービー。ヴェンダースが、アメリカの砂漠を描くには絶妙なS・シェパードのホンとライ・クーダの音楽を得て、風景で物語を描き、男の探し求めたものの先にあるものを描ききった。
| booca, ダリア, 巴, inaほか5 名 | [投票(5)] |
| ★5 | 桂子ですけど(1995/日) | この映画は一時間一分一秒で終わる。
あと一週間で22歳の誕生日を迎えるわたし、東京で一人暮らしをしている鈴木桂子。職業、ウェイトレス。彼女が、その大切な日々を一日、一時間、一分一秒を記録する。大切に記録していく。彼女の映画であると同時に、園子温が彼女へ捧げた「女の子映画」。日記映画の金字塔。 | tredair, uyo, ina | [投票(3)] |
| ★3 | インデペンデンス・デイ(1996/米) | ハンサムなワスプアメリカ大統領ビル・プルマンが、地球の危機宇宙人と闘うことに。何故か黒人お笑いパイロットと濃いいユダヤ人エンジニアに地球の将来を預け、コンピュータウイルスと核というアメリカ最大の武器を持って闘う。20世紀フォックスが巨額の無駄使いをして製作したB級お笑い映画。しかし、数々のオブジェクトを数々の暗喩として現代の文明論として捕らえられないことも無い。いや、それはもう勝手に。。 | ババロアミルク, ゼロゼロUFO, こしょく, HWほか6 名 | [投票(6)] |
| ★5 | アゲイン AGAIN(1984/日) | 日本で唯一真のハードボイルドを書ける作家矢作俊彦が、187作の日活映画を集め、そこから、100作27時間のダイジェストを作り、9時間、7時間と、身を削ぐようにして選び抜かれた37本。そこから脚本を作り、「エースのジョー」宍戸錠が案内役となって、かつての対戦相手を追い求めるという斬新な日活アクション映画版「ザッツ・エンターティメント」。その矢作俊彦の思いの熱さに痺れ。日活映画の水準の高さに慄く。今の日本映画に到底見つけることが出来ないモノでぎゅうぎゅうに詰まっている映画だ。 | uyo | [投票(1)] |
| ★5 | セリーヌとジュリーは舟でゆく(1974/仏) | 公園のベンチで魔術の本を読む図書館員のジュリー。そしてその目の前を通り過ぎていくセリーヌ。サングラスとマフラーを落としたセリーヌとそれを渡そうとするジュリーは、追いかけっこをするようにつかまらない。―セリーヌは寄席小屋に出演している職業的女魔術師であった。という二人の共同生活から始まる映画は魔法のキャンディを口にすることで、二人が作った世界への扉を開ける。 [more] | muffler&silencer[消音装置], セネダ | [投票(2)] |
| ★4 | アメリカン・サマー・ストーリー(2001/米) | 伝統的アメリカ映画のヤリタイ男の子と女の子映画。前作「アメリカンパイ」のきちんとした続編。前作から売れた役者たちもきちんと勢揃い。めでたく高校卒業前に童貞を捨てた仲間は、はじめての夏休みは、さらなる欲望のためにビーチハウスを借りる。そこを舞台としたそれぞれの夏。ささやかな笑いに包まれた、やりたい!というエネルギーの巨大さと明るさ。挿入音楽はgreen day などなかなか2001年的にキャッチイで、映画の爽やかさを増す。 | ナッシュ13 | [投票(1)] |
| ★5 | グライド・イン・ブルー(1973/米) | 白バイ警官ジョンは、私服警官になることを夢見て毎日相棒のジッパーと交通違反の取締りをしていた。自殺事件をきっかけに、担当刑事のハーブに認められ、捜査の助手に任命される。ハーブ刑事はジョンを気に入るが、実はジョンの恋人がハーブ刑事の女であることがわかる。白バイ警官に戻されたジョンは容疑者を発見し、大追跡の後についに逮捕する。しかし、夢にまで見た刑事の仕事の中に、権力の横暴と人間の強欲を見たジョンは、孤独を見つめ、真実の声を聞く。 | uyo | [投票(1)] |
| ★5 | 食神(1996/香港) | 周は「食神」の名を授かる天才料理人アル。。が、実はあの手この手で創った虚像だったアルねエ。そんな周のところへ、弟子入りを志願してきたトンや悪うい社長によって罠にはめらたネ。それは、仕方ないことアルよ。しかし、周は屋台の女、カレンと出会うネ。そこで、彼女を助けるうちに、真の料理人として目覚めるヨウ。おそいヨ。そして苦しい修行の旅に出た周は、宿命のトンとの対決することになるネ。まっ「香港お笑い系どっちの料理ショウアクション映画」みたいな。アルよ。 | ババロアミルク, シーチキン, peaceful*evening, ピロちゃんきゅ〜ほか6 名 | [投票(6)] |
| ★5 | 泳ぐひと(1968/米) | 原作は郊外小説家としてアメリカでは有名なチーバーの短編小説。この映画が大好きなのだけど、ビデオやTV放映などで見直すことが難しいようなので、あえて<ユージさん>のあらすじにこの映画の肝心なラストを書くという、蛇足きわまりない宣伝をしてみます。書かせて!そして、気にしない人だけ読んで!そして、運がよければ。観ろ!
[more] | tredair | [投票(1)] |
| ★5 | マルホランド・ドライブ(2001/米=仏) | 必要ない、まったくの蛇足で、TVシリーズとして作成されたパイロット版のあらすじを以下の解説に。そして、あまりに、これは『ツイン・ピークス』を彷彿させる導入。TVシリーズで観たいよ。と思わすもののABCに断られ、映画という形に編集されて正解だった。のか。。 [more] | トシ | [投票(1)] |
| ★1 | サテリコン(1970/伊) | 詩人ペトロニウスが書いた西洋最古の小説「サテュリコン」を基にした作られた『甘い生活』につづくローマ三部作の二本目。未だ神話の神々が生き、暴君ネロが君臨するローマの享楽的に生きる人々を描く/金髪青年エンコルピオは、親友アシルトに美少年ジトーネを連れて行かれてしまう。ジトーネを戻すために訪れたローマの酒池肉林。鞭打ち。少年狩り。勇者と決闘。美女を賭ける。性的不能。妖術僧。無常な死/という通した全体の物語はあるのだが捉え難い。断片的な幾つもの細かなエピソード自体を堪能できればいいかのような構成。そして、これがフェリーニ映画であるという宣言映画。 | booca, ルッコラ, tredair, ピロちゃんきゅ〜 | [投票(4)] |