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[コメント] ノスタルジア(1983/伊)
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★4キャメラのゆっくりとした移動やズームに、我々の呼吸が深く、静かにシンクロしていく。それが心地よい。頭が澄明になり、視覚がクリアになる。客観性の象徴としての鏡、親和性と媒介性の象徴としての水、意志の象徴としての火の喚起力が凄まじい。 [review] (ジェリー)[投票(1)]
★4一見、何一つ起きない前半は、ロケと美術が織りなす構図がさながら名画の洪水。間、距離、沈黙、そして女という存在が醸成する肉感的な緊張。絵画なら、いっそ動くな、這い寄るな…。一転、後半の独演や蝋燭を介した動性は、作為を易く覗かせ、俺は白けた。炎が見事だとしても。 (kiona)[投票]
★4理解したいとも思わない難解さだけどハッと息を飲む瞬間の至福はある。『』よりは分かりやすかったかなぁ、そんな気はする。82/100 (たろ)[投票]
★4地理的なイタリアとロシア=距離。感情的な異国と故国=制度。情緒的な異郷と故郷=思い。この現実の混在に、定点から動けない作者自身が投影された詩人の顛末がどうあろうとも、根底に流れる生命力を感じる。疑似預言者の宗教的な挑発に賭けた覚醒の物語だからだ。 (ぽんしゅう)[投票]
★3ポロリでじゅーぶんです。 (黒魔羅)[投票]
★5女性の愚痴を聞いても苦になる人(女)と、そうじゃない人(女)がいるように、ムズイこと抜きで単純にタルコフスキーの外連味が合うかどうか、撮影のアイディアも豊富で十分に楽しませてはもらえるが、その方向に偏り過ぎてはいないか?(幾分、小手先に感じる) [review] (週一本)[投票]
★5坂道を斜めに駆けおりる犬を追いかけて棒っ切れを投げる少女。屋根の上にゆっくり現れるあれは太陽なのか月なのか。これら描写の美しさは国籍を超えて我々の心を鷲掴みにする。映画においては、1+1=1は成就している。 [review] (寒山拾得)[投票(1)]
★2ロシア的感性とイタリア風土の相性が、どうにも合わない感が拭えないうえ、ランチの映像は平板。一方で変わり映えしないタルコフスキー印の羅列に辟易する。世界のシステムなぞ大風呂敷を広げた挙げ句に故国へのノスタルジーは封殺された。 (けにろん)[投票]
★3前作と比べて大分明るくなった。映像も美しいことこの上なし。 (赤い戦車)[投票]
★5最後のカット!これ以上美しい映像を見たことがない!いつまでも続いてほしかった。 (カレルレン)[投票]
★5異邦人として生きるタルコフスキーが何を思っていたか…やっぱり分かりづらいんですけど。 [review] (甘崎庵)[投票]
★3どうも画面も物語も迫真性に欠けるし何となくチープ。 (ドド)[投票(1)]
★43度見て3度寝た。ラストシーンまでにはいまだたどりつけない。だからといって退屈だったわけではないのが不思議なところ。 (イライザー7)[投票]
★5眠りと覚醒の間にある、微睡みの心地良さ。 (デンドロカカリヤ)[投票]
★4生命のない水面が火が建築が、静かに美しかった。命溢れる緑や人間が動いていなくも、世界は美しいんですね。2005.7.25 (鵜 白 舞)[投票(1)]
★5イタリアから祖国ロシアを想う。美しさだけでなくタルコフスキー監督の他作には無い力強い味わいがある。灯火に監督自身の想いを重ねたであろう終盤の吸引力はただ事ではない。「詩は翻訳不可能」 ぽつりと並ぶ人の配置も監督の心情を象徴しているのだろう。 (スパルタのキツネ)[投票(2)]
★5答えは分からない。自分としての解釈を感じたい。 (コマネチ)[投票]
★2郷愁とは、既視感で一杯と云うことだろうか。 (町田)[投票(1)]
★5映画とはしばしば独善的なものであり、他人が寛容しがたいものである。それは映画が芸術である証拠であり、観客にも相応のスキルを要求する。それが嫌ならテレビでも見てな。 (みかつう)[投票(2)]
★4ゆっくりと動くカメラ。緩慢なのにすごい緊張感。『去年マリエンバートで』を彷彿とさせるシーン有。 (太陽と戦慄)[投票(2)]
★3途中で字幕を読むのを放棄。とりあえず見たことの無い景色は見れた。 (coma)[投票(1)]
★4酷く退屈な日常と、酷く退屈な非日常。 [review] (ロボトミー)[投票(4)]
★5すべてのシーンが懐かしい夢のようで、物語を忘れていつまでも観ていたいって思わせられる。壁と影とベッド、入り口、廊下、、階段、花、道とその先の我が家、煙突、背の高い樹、雲、街の広場、温泉、温泉に隠された底、燭台、湯気・・・。あー文字で書くと無意味で貧しいのに、その映像にはいっぱい何かが詰まっていて豊か。 (エピキュリアン)[投票(2)]
★4圧倒的に美しく、圧倒的に理解不能。 [review] (るぱぱ)[投票(1)]
★4レンブラントの絵画作品を、映画化しようとしたかのようです。 (uyo)[投票]
★2映画のくせに、と感じる映画。むしろ眺めるのなら好きなだけ眺めていたい。適当に時間を切られるのが分かっているから嫌なんだ。 [review] (G31)[投票(1)]
★3霧、湯煙、そして滴り落ちる水。スゴイ映像を山ほど見せられて、もうおなかいっぱい。ローソクを持って行ったり来たりする姿を延々映し続けるなんて(けっして悪い意味じゃなく)正気の沙汰とは思えません。 (緑雨)[投票(1)]
★1良い作品なのか悪い作品なのかよく分からない。この映画をまったく理解できなかったので厳しい評価だけど★1。 (ウェズレイ)[投票]
★4郷愁/信仰、故郷/神、帰郷/死。 [review] ()[投票(5)]
★4現実と理想の狭間で [review] (ペペロンチーノ)[投票(4)]
★5この映画をタルコフスキーのベストと認める人も多い。それはきっと「あれっ!この映画は他の彼の作品とは違って少しは理解できるところがあるぞっ!」という喜びからくるものだと思う。 (ナム太郎)[投票(1)]
★4滴り落ち、画面に広がる「水」のイメージ描写は、タルコフスキーならではの技であり、深い隠喩に富んでいる。 (ダリア)[投票]
★4ストーカー』から『サクリファイス』へと続く「タルコフスキー“神への道”三部作」(←勝手に命名)の橋渡し作品。[シアター・イメージフォーラムBF] (Yasu)[投票]
★0前半、音だけで快感だった。後半、音を消しても美しかった。 [review] (washout)[投票]
★3美しい陰影の数々、まさしくタルコフスキだがそれ以上でもそれ以下でもない。むしろ、こんなんで退屈しなかった自分をほめてあげたい。 (ハム)[投票]
★4何でこんなに気持ち良く効果音を録れるの? それだけで凄い。オレには解らないところが沢山あったが、最後に浴場のシーンがあったので盛り上がった。 (黒犬)[投票]
★5タルコフスキーの総てがここにある。水、火、音。何回眠ってしまったか。でもそれがタルコフスキー。 (セント)[投票(3)]
★4映像やシーンの魅力は絶大。ぼんやり見てると女性に付いての思いが頭の中を巡っているような、はっきりしない感情が浮かんできた。これがタルコフスキーパワー?でも内容が僕にはちゃんと理解できなかったから今は点数をつけない。 (kido)[投票]
★4名匠は描写を急がない。描きたいものを撮るのではなく、どう撮れば観客に描きたいものが伝わるかを考えている。落ちついたテンポに漂う緊迫感がここちよい。 (rrei)[投票(3)]
★5想像力は死んだ、想像せよ!! (若尾好き)[投票(1)]
★5水も滴る美しい映像。ゆったりとした時の流れ。あの温泉場に是非行ってみたい。 (熱田海之)[投票(1)]
★5ドメニコが死にその意思を詩人が受け継いだ。タルコフスキーが死に、その意思を私達が受け継がなければならない。 (教祖)[投票(1)]
★4ひとつひとつの場面が絵画的に美しい。その意味するところを理解するに至らないまでも、静謐で緊張感のある画面にただ見入ってしまう。 ()[投票(1)]
★4人の記憶即ちノスタルジア。追憶なくして人は生きていけない。そんなことを強く感じさせる。ラスト15分の濃度がとにかく凄まじいばかり。 (マッツァ)[投票]
★4監督は哲学的で難しい映画を作る人、というイメージがあると思うが、『惑星ソラリス』『ストーカー』、この映画、と観てみるとラストにハッタリかまして観客をアっと驚かせるのが得意な人なのだと思う。しかも特撮好き。 (ジョー・チップ)[投票(2)]
★5タルコフスキーの世界観は、自然や美を描くだけでなく、常に人を超えた存在を提示しようとしている。 (ALPACA)[投票(2)]
★5タルコフスキーの中でも最高峰に輝く歴史的名作です。 [review] (chokobo)[投票(6)]
★5ちっぽけな存在、孤独な営み。その内的世界に共鳴するかのように、色づく世界の美しさ。タルコフスキー映画の印象に残る風景には、必ず誰かが一人でポツンと佇む。 [review] (くたー)[投票(5)]
★4なんて綺麗な映画なんでしょう。 でもビデオだとこの綺麗さがなかなか出なくて残念。 (ごじごじ2001)[投票]
★5ドキドキ、ハラハラ。何故美しすぎると不安な気持ちにさせられるのか? (ボイス母)[投票(2)]