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[コメント] 鬼火(1963/仏)
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★5「冷めた紅茶」を飲んだような余韻。 [review] (muffler&silencer[消音装置])[投票(11)]
★5「凡庸」を闇雲に否定しても、「非凡」となる事は出来ない。「異常」になるだけだ。 [review] (uyo)[投票(6)]
★5アランから見た世界。 [review] (24)[投票(6)]
★5映画館でみるべき本物の映画。語る言葉は必要ないので、ただ観てほしい。 [review] (Shrewd Fellow)[投票(5)]
★5エリック・サティの、沈黙よりも静謐な音の響き。この映画に於ける映像の連なりもまた、その種の静けさを湛えている。「愛撫とは、この上なくそこに在るものを、不在として求める焦燥である」(E.レヴィナス)。届かない愛撫としての彷徨。 [review] (煽尼采)[投票(2)]
★5ルイ・マルは、こっち。作家の自意識でなく、見るものの自意識を開かされる。 (ALPACA)[投票(2)]
★520歳ごろ見たときは弱弱しい一人の孤独な男の数日のスケッチと思ったが、最近見てみると、自意識過剰な男の能動的な死に方に大分印象が違っている事に気付く。これは年齢のなせる業か、、、。 (セント)[投票(2)]
★5見て数日したら評価が全く変わった。 [review] (ロープブレーク)[投票(1)]
★5あまりにもそっけなく、あまりにも深い余韻・・・。 [review] (SY)[投票(1)]
★5強固なまでに内省的で文学臭ふんぷんたる出来だが、惚れ惚れするくらいに堂に入ってる。トーマス・マン「魔の山」めいたサナトリウムの似非会話の空疎。クロケのモノクロームの艶とサティの前衛。幾多の最高品質が融合した正真正銘の傑作。 (けにろん)[投票(1)]
★5「失墜した。しかし本質は変わらない」。90/100 (たろ)[投票]
★5いつもここから (ユウジ)[投票]
★5受ける傷心は準備されて与えられた訳ではない。邪悪な邪心は凶暴さゆえ心を貪るのは容易い事。空の覚悟の寂しさをこの映画を見て痛感した。死刑台のエレベーターも好きだけど、鬼火の方は訴えテーマが鋭く深々考えさせられ執着感に捕らわれそうでした。 (かっきー)[投票]
★5何年も前、映画らしい映画を初めて観た気がしたパーソナルな衝撃。 (reif)[投票]
★5ワタシにとって仏映画の原体験。モーリス・ロネの「陰」なところがたまらない。 (Sidvicious)[投票]
★4彼が新しく人に会うたび、彼とその人の距離が絶望的に遠いのがわかり、たまらなくなる。人生がどうのこうのという会話の全てがむなしくて、そんなことを言うよりも心をこめて彼を抱きしめてあげてよ、と思った。 [review] (なつめ)[投票(8)]
★4「僕は平凡になるのが怖いんだ―君は十年来平凡だよ」。腐ったプチブル青年の末路。別れを告げる友人のいるだけ仕合わせだ。 ()[投票(6)]
★4この歳になってはじめてサティでなければならない映画に出会った(というか、元ネタって事だよな)。しかし、確かに映画館でじっくり見るべきな映画だな、これは。反省。 [review] (ピロちゃんきゅ〜)[投票(5)]
★4堕落した主人公アランの心を赤裸々に表現し、彼の不幸さが逆に共感を呼び、心を揺さぶられた。心に響く映画。 [review] (Keita)[投票(4)]
★4ルイ・マルにその気はあったか?いろいろ雑感→ [review] (ペペロンチーノ)[投票(4)]
★4作家である男は、精神病院らしき所に入っている。女がいないと、淋しくて 生きていけないというヒモ野郎。男は、過去の女たちに会いに、パリに行く・・・。 [review] (Linus)[投票(3)]
★4危うさと頑なさにまみれたアラン(モーリス・ロネ)のパリの徘徊から、いつしか目が離せなくなる。そして、旧友たちとの間に一方的疎通しか許さぬ半透膜が、彼の身にまとわり付いているさまが見えるような気がしてくる。ルイ・マルの誠実な視線のたまものだろう。 (ぽんしゅう)[投票(2)]
★4冷たい海の底=死への意識過剰=希望がない=透徹な映像=深い人生への洞察。 あまり自分には縁のない世界ですが、時には哲学が必要な時もあります。 (トシ)[投票(1)]
★4”ぼくの人生の歩みは緩慢すぎる”という主人公に胸が疼いた。 (デンドロカカリヤ)[投票(1)]
★4なんとも暗い。 (jj)[投票(1)]
★4ルイ・マルによる「人間失格」、「日々の泡」。繊細すぎる凡人の目には、かえって世界の偽善と虚栄、汚濁、そして己の無力が映りすぎ、この世界の当事者であることは過酷すぎる。寒々しい生の全否定に見える一方で、こんな解釈もあったりする(たぶん)。 [review] (DSCH)[投票]
★4film noir 的にまとめられた退廃。いや、退廃的な film noir か?すべての film noir は退廃だ。しかしこの主題のなんと現代的なことか。 [review] (beatak)[投票]
★4こういう人間には何を言っても届かない。絶望とはどういうことか分かった気がします。2002.7.1 (鵜 白 舞)[投票]
★4エリック・サティを知った。「フランス映画」を知った。大人になった気がした。しかし次週上映が『勝手にしやがれ』だった。すこしこの映画の記憶が薄れた中学生だった。 (minoru)[投票]
★3若かった頃の自分の写真を見るような、照れくささとか恥ずかしさに似た感情を抱いてしまいました。 [review] (づん)[投票(3)]
★3親からの財産を食い潰さない程度に放蕩した後は、妻を迎え、子供を産ませ、自分と同じような人間を世に送り出す、すばらしい家族を形成することが、こういう世界の人達の人生の目標なのであって、その中で互いの絆を愛だと思える人たちはおそらく幸せに暮らせる。 [review] (kazby)[投票(2)]
★3上がり下がりの激しさに憧れる事は(大人になったら)ひどく危険な遊びだ、と思う [review] (torinoshield)[投票(2)]
★3気が滅入ります [review] (ころ阿弥)[投票(2)]
★3気まぐれに燃えたり、気まぐれに燃えなかったり‥‥‥「熱さ」という本質的な属性さえ放擲して、不精らしくちろちろと冷たい‥‥‥それでいて干渉されるのが大嫌いな気難しい生き物、それが鬼火。 (ジェリー)[投票(1)]
★3堂々とした映画だが衝動は感じられない。ジスラン・クロケ撮影の冷徹なこと! (赤い戦車)[投票]
★3セリフの意味の大半が理解できず、このどんよりした空気(サティ、あんたも共犯者だ!)を早くなんとかしてくれよと叫びたくなった。こういうのを好んで見ていた団塊の世代はレベル高すぎ。背伸びしてたんだと信じたい。 (TOMIMORI)[投票]
★3仕事の途中でワインを立ち飲みしているトラック運転手。彼らの当たり前の日常として描かれているだけにこわい。 (黒魔羅)[投票]
★2大人になり損ねた哀れな男と哲学者だらけのパリの街。インポテンツはかくも男を詩人にさせるのか? (sawa:38)[投票(1)]
★2一面的な人生観しか持てない主人公の、最後の放言で明らかになるナルチシズムが無惨。取り囲むスノッブ連のなかでも一番馬鹿なのは主治医で、依存症患者を病院から放り出す当時の医療レベルが嘆かわしい。 [review] (寒山拾得)[投票]
★1インテリの苦悩はインテリアだけじゃない。インテリを増やし、悩むことも教える。サティの音楽はまさしくインテルメッツォ(なんのこっちゃ) [review] (モモ★ラッチ)[投票(3)]
★1人をうんざりさせる映画。途中で、「いーかげんにしなよ!」と渇をいれてあげたくなった。 (あちこ)[投票]
★0これほど劇場で観て採点したくなる映画もなかなか無い。よって採点は保留。 (マッツァ)[投票]