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★2 | ロボコン(2003/日) | 文系頭で考えた理系映画。「問題ない!答えは一つ」的な理系シナリオを用意したまではまあ良いとして、もの作りの苦悩と快感を正面から描くことなく、クールな演出とスポ根的強引さを無理やり組合わせて何とかしようという発想がいかにも文系。 [review] | ガリガリ博士, tkcrows | [投票(2)] |
★3 | 四十七人の刺客(1994/日) | 職人・市川監督のカッティング技で、語り尽くされた題材でもあきさせずに見せてくれる。でも、それだけ・・・ | 直人 | [投票(1)] |
★3 | 男はつらいよ 寅次郎の縁談(1993/日) | 渥美清の衰えは如何ともし難く、対する松坂慶子にもかつての精彩はなし。満男の初々しい恋愛話が唯一の救いなのだが、確かに若手女優不作の90年代前半とは言えアヤ役が城山美佳子では存在感が薄すぎた。山田洋次の四苦八苦が続く。 | 直人 | [投票(1)] |
★3 | 青の炎(2003/日) | 秀一(二宮和也)も、そして彼が対峙するはずの大人の世界も、中途半端に分かり易いので物語に厚みがなく、紀子(松浦亜弥)が放った視線の矢は標的を見失い虚空を彷徨う。人間を分かったふりした底の浅い脚本が好演する二人の足を引っ張った。 [review] | TOMIMORI, 緑雨 | [投票(2)] |
★3 | 花と蛇2 パリ/静子(2005/日) | 冒頭の隠微なピーピングから、堕ちた悪魔池上(遠藤憲一)と清艶な天使静子(杉本彩)の肉体と精神の格闘へと一気に突き進む展開に、これぞ石井隆とばかりSM映画の定石崩しに期待が高まるも、最後は原作の世界観の内に納まってしまった。 [review] | sawa:38 | [投票(1)] |
★3 | 姑獲鳥の夏(2005/日) | 相変わらずの実相寺ワールド満開で安心して不穏世界が楽しめるという馴れ合い的満足感は充分ではあるものの、「見えているものが見えない」という至って反映画的テーマをどう映画として見せるかがこの作品の全てのはずなのだが何の工夫も見当たらない。 | トシ | [投票(1)] |
★3 | 福耳(2003/日) | やりたいことが何でも出来ると思い込むことが若者の特権であり、出来ないことがあると知るのが年を重ねることだとしたら、老いた者は若者にそのどちらを伝えるべきなのか。自らが生きることに真摯であれば、その答えはおのずと出ることになるのだ。 [review] | tkcrows, ペペロンチーノ | [投票(2)] |
★3 | 雪の断章 情熱(1985/日) | 二人の男をもう少し描かないと、少女とのすれ違いや葛藤が全然見えてこない。 | 直人, ことは | [投票(2)] |
★1 | ダンボールハウスガール(2001/日) | ときおりTV芝居が顔を出すものの米倉涼子のダイナミックな身体の動きには好感が持てます。どんどん映画に出て欲しい女優さん。一方、小洒落たショットを羅列すれば客が勝手に何か感じるだろうという松浦雅子監督の大きな勘違いにはあきれます。 | アルシュ | [投票(1)] |
★4 | 無能の人(1991/日) | 頭がくたくたになったり、いたく精神的にダメージを受けた夜には水割り片手にコレを観ます。すると“別にどうでもいいじゃん!”みたいな気分になります。重宝してます。 | ミドリ公園, 山本美容室, ぱーこ | [投票(3)] |
★3 | 妻として女として(1961/日) | 優柔不断な男を軸に対峙する美保(高峰秀子)と綾子(淡島千景)の心中には、それぞれ妻と女というもう一つの対立軸が存在していたという混沌。女の本能的主体を描いた同時代の増村保造と表裏を成していて日本の女の価値転換期を思わせる。 | 直人 | [投票(1)] |
★4 | 天使を誘惑(1979/日) | 支えや接点をなくした宙ぶらりんな登場人物たちは、まさに70年代後半の日本を覆っていた転換期の一瞬の浮遊感を体現している。この時代感覚に溢れた不思議な映画は、あの数年の曖昧な空気を察知した者にしか作り得ず、また理解できないかも知れない。 | ボイス母 | [投票(1)] |
★3 | 炎の舞(1978/日) | 山口百恵に女優としての貫禄がつき、そつなく役をこなすも女の頑なな意志が狂気にまで昇りつめる迫力が一向に見えず物語が空回りする。ひと時代前なら増村保造、同時代なら寺山修司あたりが撮れば山口百恵の新境地が開けたかも知れない。 | きわ | [投票(1)] |
★3 | 風立ちぬ(1976/日) | 山口百恵に芝居をさせずブツ切りカットでつないでマドンナとして祭り上げ、後は手堅く脇を固める。これぞ正しいアイドル映画。三浦友和と芦田伸介が戦時下の男の苦悩を好演してなかなかの出来ばえ。若き日の松平健も軽妙でいい味だしてます。 | きわ | [投票(1)] |
★3 | 鷲と鷹(1957/日) | アクション&ミステリーのツボを押えた井上梅次の脚本・演出が冴えて最後まで楽しめる。西村晃ら、その他大勢の酒飲み船員達が物語のアクセントになるのも気がきいている。 | 直人 | [投票(1)] |
★2 | 春の雪(2005/日) | 聡子の気品の中に潜むひたむきな情欲と、清顕の抑圧された男性性が生む邪気が、禁断の逢瀬の中でのみ精神と肉体の充足となって激しく具現するさまを描くことなく、こんな腑抜けたラブシーンが前提では転生などただの絵空ごとにしかならず映画として成立しない。 | きわ, ころ阿弥, 水那岐 | [投票(3)] |
★3 | ガンヒルの決斗(1959/米) | 突然わき起こった家族をめぐる争いで、かつての僚友が戦うことに。しかもカーク・ダグラスとアンソニー・クイーン。こんなに面白そうな話なのにちっとも盛り上がらない。ジョン・スタージェスは、やっぱりドラマではなくアクションの人なのだ。 | おーい粗茶, ゑぎ | [投票(2)] |
★3 | 季節の中で(1999/米=ベトナム) | トニー・ブイはベトナムの血を受け継ぐ者として、今、ホーチミンという都市に、そこに暮らす人々に、そしてアメリカに何を見出し、いかなる思いを抱いているのだろう。美しく飾られた映像は全ての事象と置換え可能であり、そこには意志や思想が存在しない。 | けにろん | [投票(1)] |
★3 | キートンの警官騒動(1922/米) | 巨大シーソーを使ったジャンプシーンは、いったいどうやって撮影したのだろう。必ずキートンの作品には、そんな映画的トリックが存在する。80年前の映画に、現代ハリウッドアクションと同じ感動を観る映画的快感。 | Pino☆, 緑雨, pinkblue | [投票(3)] |
★3 | ドラッグストアガール(2003/日) | 傷口なめあう「癒し」など何も今さら欲しくはないわい!不純だっていいじゃないか。今こそ「元気」が必要なのだ。高度成長の終焉とともに成人し、バブル経済もろとも弾け散った50代オヤジが隊列組んでバンブー!バンブー!。笑わば笑え。俺は応援するぜ! [review] | 水那岐, ナム太郎, ペペロンチーノ | [投票(3)] |