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水那岐さんの人気コメント: 更新順(44/82)

人気コメント投票者
★2二人の瞳(1952/日)偽善的な、支配者アメリカの喜びそうな話。元気な悪童どもが、支配者への隷属のためその天真爛漫さを売り渡してゆく過程は、日本が去勢される様子を立派に活写している。アメリカの最も新しい州の誕生の瞬間である。りかちゅ[投票(1)]
★3おはん(1984/日)吉永はすでに女の盛りを越して、しかも娘時代の芯の強さをすっかり失ってしまっているのだけれども、女としての生き方にはその時代らしい、形容し辛い美しさを感じ見惚れてしまうのだ。はいはい、惚れた弱みですよ。直人[投票(1)]
★1ナイスの森 The First Contact(2005/日)客なめてんじゃねぇぞコラ。なにがしかの金払って観て下さる客に申し訳ねぇと思わねぇのかコラ。シロウト臭い特撮とアニメ混ぜておけばオタクが拍手喝采すると思ってんのがシロウトの赤坂見附だってんだよ!ああ、あと庵野秀明に下手な芝居させんじゃねえ。食い物がマズくなる。これで最後, RED DANCER, freetree[投票(3)]
★3花田少年史 幽霊と秘密のトンネル(2006/日)これ『花田少年史』の筈なんだが、父ちゃん母ちゃん、さらに強力な成仏できない幽霊ふたりに主人公の影は薄くなる一方。ターゲットの年齢層を決定できないスタッフの手で、物語の遊離性は高くなるばかり。誉めている方には原作を是非お読みいただきたい。 [review]tkcrows, トラブルドキッズ, トシ, sawa:38ほか5 名[投票(5)]
★4宇宙からのメッセージ(1978/日)「宇宙戦隊メッセンジャー」だと思えば腹も立ちません。「苦しゅうない、近う寄れ。引き出物を取らせようほどに」とのたまう宇宙人(笑) [review]torinoshield, 甘崎庵, 荒馬大介, 新町 華終[投票(4)]
★3ピアノの森(2007/日)これはTVシリーズの1クール終了頃に流される総集編的出来であって、物語としてはまだ終わっていない、という印象。映画として一時間半の枠に収めるには無理があった。 [review]おーい粗茶, tkcrows, Master[投票(3)]
★2ALLDAYS 二丁目の朝日(2008/日)視点は面白いのだが、如何せん監督の演出力と脚本家の描写力が幼稚すぎる。ゲイ、娼婦、そして赤線廃止運動家たちの存在感が現実に裏打ちされていない嘘塗れの体たらくだ。演劇出身の脚本家のためか、何事もセリフで説明されるのがうざったいし、画面のリアリティのなさには呆れ果てた。「張り紙」という小道具の使い方の無粋さよ。りかちゅ[投票(1)]
★3きれいなおかあさん(1999/中国)「きれいなおかあさん」であるために、汚いこともせねばならない不条理。誰にも語れないことであるゆえに、それはなお哀しいことだ。 [review]デナ[投票(1)]
★4殺陣師段平(1962/日)美術の背景に施した墨入れの深みに惹かれる。単なる襖や潜り戸の色に陰影をつける墨色が、物語の遣る瀬無さをいやが上にも盛り上げる。殺陣馬鹿の半生を綴ったこの作品でも、自分は前半の片意地なお調子者ぶりをこよなく愛する。古風な一本気の裏には深い大衆芸道への偏愛がある。直人[投票(1)]
★4フリーダ(2002/米=カナダ)リベラが奔放にセックスに耽る男であるとか、それに敗れぬほどに気丈であったフリーダ・カーロのこととかは画集解説等で馴染みであった事実なのだが、それらを彩るさまざまな絵画と人物のコラージュ、そしてメキシコならではの音楽に乗せられたエピソードは改めて新鮮な光を放っていた。 [review]りかちゅ, わっこ, 甘崎庵[投票(3)]
★4グッバイ、レーニン!(2003/独)主人公の母親が幸せだったかを考えるとき、自分はあの小野田少尉のことを考えてしまうのだ。母国は「帰るべき」ところであったのか…? [review]デナ, りかちゅ, ジェリー, 鵜 白 舞ほか6 名[投票(6)]
★2女帝[エンペラー](2006/中国=香港)「女帝」は「エンプレス」でしょッ!…という誰もが思いつくツッコミはさておいて。( 皇后でなくとも男性名詞にはなりません。念のため) [review]らーふる当番, けにろん[投票(2)]
★4キンキーブーツ(2005/米=英)自分のようなノンケの男でも、ドラッグクイーン・ローラの生き方はちょっとカッコ良すぎると感じる。彼は、臆病な男でも変われる術はあることを教えてくれる。自分の立ち位置を決め、そこから歩き出す人間はいつだって美しい。それは恋においても、仕事においてもだ。 [review]カフカのすあま, 直人, デナ[投票(3)]
★4棚の隅(2006/日)母親はトマトを食べない。 [review]TOMIMORI[投票(1)]
★2団塊ボーイズ(2007/米)とりあえずカタルシスは殆ど得られなかった。邦題のショボさはそんなに作品と離反してはいなかった気がする。もっと漫画的でいいから、主人公達が一生一度のありえないほどの成功を獲得する話でよかったのじゃないだろうか。 [review]わっこ[投票(1)]
★3オペレッタ狸御殿(2004/日)ポワトリン』の神様、『狸御殿』を撮る!?アートフィルムとしては陳腐でチープでも、日曜朝9時の子供向けドラマと思えば、とてつもなく豪華な一作である。 [review]づん, トシ, ぽんしゅう, ペペロンチーノほか5 名[投票(5)]
★1ゲルマニウムの夜(2005/日)神への冒涜とか、新たなる神の誕生とか大風呂敷を広げてはみたが、それは花村萬月という傲慢なだけの男の書いた「新・新約聖書」を崇め奉る行為に等しい。神の不在を認めることによって、暴力的な新たなる神の誕生を待望する…嗚呼!この何という陳腐さ! [review]nicodemus[投票(1)]
★2シコふんじゃった。(1992/日)この相撲部にではなく、この映画を創ったスタッフに言ってやりたい。「あんたら、それでも男か!?」 [review]TOMIMORI, 山本美容室, シーチキン, けにろんほか5 名[投票(5)]
★1地下鉄〈メトロ〉に乗って(2006/日)都合の良すぎる時間遡行は、ファンタジーとして見ても正視に堪えない。SF的設定を、身の程を知らない人がさも得意げに操ってみせると、こんな無残な作品が生まれるという好例。子供だまし以外の何物でもない。 [review]ALOHA, ぴーえむ[投票(2)]
★3ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000/英=独=米=オランダ=デンマーク)とてつもなく愚かな女が墓穴を掘ってゆく映画。この視野の狭さは尋常ではない。デナ, りかちゅ, Madoka, リアほか10 名[投票(10)]