★5 | テーマは重いが、さすがに映画作りがうまいスピルバーグだけあって、そんじょそこらのスパイ・サスペンスをはるかに凌駕する、緊張感みなぎる迫真の出来。特にカメラワークが抜群に良く、光と陰の使い方も非常に印象的というか、映画の内容とうまくかみあい、このカメラワークがあってこそのテーマの扱いという感じがする。 [review] (シーチキン) | [投票(1)] |
★4 | 不条理極まりない。88/100 [review] (たろ) | [投票] |
★4 | 悲しみの連鎖。堂堂巡り。それが悔しくてならない。 (リア) | [投票(1)] |
★3 | ラストのテロップが意味深だが、内面の葛藤に余りにも時間を割きすぎて後半はかなり失速した感じ。やはり尺が長すぎる。思い切って切ることも編集の仕事じゃないか? (IN4MATION) | [投票] |
★5 | 日本人にとっては、パレスチナ問題はようわからんが、なんとなくぼんやりと分かったような気がしないでもない。ラストシーンで [review] (ぱちーの) | [投票] |
★5 | 国家という組織の前では、真実すら意味を成さない。1年ほどの間に「宇宙戦争」とこの作品を撮りきった、この作家の胸の内に去来する思いはいかに。 [review] (HAL9000) | [投票(3)] |
★5 | スピルバーグ作品の中で初めて面白いと思えた。だって、宇宙人でも、ロボットでも、恐竜でもなく、人を描いてるから。 (MM) | [投票] |
★3 | 主人公はそれなりに任務を楽しんでと言うか、自分の仕事としてこなしている感じで、人を殺すことに対する葛藤とか苦悩とか言うものは映像からはあまり感じられない。 [review] (わっこ) | [投票(3)] |
★5 | この映画のキーパーソンはジェフリー・ラッシュ。彼に「国家」を演じさせた時点でこの映画が傑作となることは決まったようなものだ。 [review] (ナム太郎) | [投票(2)] |
★5 | 間違いなく、本作はスピルバーグ以外には作り上げることが出来ない作品です。 [review] (甘崎庵) | [投票(10)] |
★4 | 『プライベート・ライアン』以来、凡作駄作を連発していた(と俺は思っている)スピルバーグだが、これを観て安心した。彼はまだ映画の力を信じている。 [review] (JKF) | [投票(11)] |
★4 | 実力相応の仕事をしていない、と苛立たせる監督だった。いまは予想を超えた、しかし彼にしか創れないと思わせる作品を繰りだしてくる。… まさに<巨匠>の領域に入ってきたスピルバーグ。 [review] (死ぬまでシネマ) | [投票(2)] |
★4 | 復讐の連鎖は、今となっては「どちらが先」でもない。そして、ただただ死体の「数」だけが増えていく・・・。 (NAO) | [投票] |
★4 | 70年代風スリラーの雰囲気、任務と家族の間で揺れる男のドラマ、イスラエルへの警告・・・。観るべき映像、感じるべき物語、考えるべき問題が、バランス良く詰まっている。(2006.02.04.) [review] (Keita) | [投票(7)] |
★4 | 心に響く映画ではあったが……。(2006/01) [review] (秦野さくら) | [投票] |
★4 | 政治的問題が聖域であるべきはずのオリンピックを舞台に悲劇を巻き起こすのが、やりきれない哀しみを生む。この実在の事件が、この映画のすべての始まり。観る者は、動揺する暇も無いままに70年代の緊張感伴う作品の世界へと、気が付けば入り込んでいるはず。 [review] (TOBBY) | [投票(3)] |
★4 | 『シンドラー』の時代とは違い明快な答を出せない題材を選択したスピルバーグの立ち位置が物語的には苦しい。テロルの連鎖を断ち切る答は無く詠嘆的に鎮魂するしかない…というのは在り来たりと思う。随所の唸らされる表現とクールさには瞠目した。 (けにろん) | [投票(5)] |
★4 | スタイリッシュで、醒めていて、でも人間味があって、しかし情に流されすぎない。芸術映画であって、娯楽映画である。この絶妙なバランスの上で 民族問題が冷静に語られる。スピルバーグ、ブラボー。
(SUM) | [投票] |
★4 | “Home”とは祖国か?それとも家族か? [review] (kiona) | [投票(16)] |
★4 | 馬鹿野郎隠すな!元に戻せ!
心の中でそう叫んだら本当に実現した珍しい映画。 (NOB) | [投票] |
★5 | ユダヤだアラブだなんて日本人の私には正直どうでもいい。結局の所・・・ [review] (Soul Driver) | [投票] |
★5 | 答のない問いに対して、現時点でヒトが示すことのできる精一杯の答えだと思う。余計な修辞を排した語り口がかえって雄弁ということがある。 (TM) | [投票(1)] |
★4 | なんやかんや言っても、はずれのないスピルバーグはすごいですわ (kenichi) | [投票] |
★5 | 「報復の連鎖」とイスラエルモサド。おっかなくて誰も手が出せないテーマに御大が果敢に挑む。血みどろの暗殺シーンの合間に執拗に描かれる食事のシーン。主人公も執拗に食事を作り続ける。食べきれもしないのに。それが意味するものとは? (すやすや) | [投票(3)] |
★4 | 政治テーマの描き方は温いかもしれんがこれはべらぼうに面白い映画。最上級の冒険小説のように、一度観始めたら最後まで止まらない吸引力を持つ。題材が何であれ楽しめるように作っちゃうのがこの監督の長所であり、また短所でもあるよね。ただし終盤のセックスシーンだけダサすぎるのでマイナス1点。 (赤い戦車) | [投票] |
★5 | スピルバーグが語るまでもなく、これは復讐劇の始まりでもなく終わりでもない。綿々と積層していっては吹き消されていくの歴史の断片。情報源、「安全な」アジト、国家、家族、ラストの残像。 (chilidog) | [投票(1)] |
★3 | あっちこっち移動する為、ロケーションは変化に富んでて飽きない。だが残念ながらそれ位しかいいとこない。“イスラエル人の愛国心なるものの行方”みたいなものを血ドバな爆破や銃撃の見せ場を盛り込んで模索しているが、どっちも中途半端で噛み合わせも今一。電話で子供の声を聞き潤むシーンには「ええっ?もう泣くの?」みたいな。 (クワドラAS) | [投票] |
★3 | 3時間近い映画と思えないそつのない演出。スピルバーグとしてはまずまずの演出振り。
内容も面白いが、テロのお返しはテロで、という感じで、そのうち見ているにつらくなる映画であった。こんなことやって何になるのか、と思っていたら [review] (セント) | [投票(4)] |
★3 | 不思議と「ゴッドファーザー」って凄い映画だなとあらためて思わせた映画。 (らーふる当番) | [投票] |
★3 | 報復の連鎖はとめどなく続く・・・観終わって無力感と嫌悪感だけが残った・・・ (RED DANCER) | [投票] |
★3 | やられたらやり返す。それが痛快なのはTVドラマの世界だけでいい。実際はただただ虚しく愚かなだけで何も残らない。スピルバーグの演出は快調だが、この人はちょっと殺人行為を楽しみすぎでは...。 (Ryu-Zen) | [投票] |
★4 | 同胞の悲劇への復讐。一義的には正義だろう。だが、本当に正しいのかと考えさせられるに重苦しさ充分。これぞ映画的というか、テーマ・オブ芸術のよう。
[review] (G31) | [投票] |
★4 | 目に見える国の形と想い描かれる国の形 [review] (スパルタのキツネ) | [投票(8)] |
★3 | タイトルは「ミュンヘン」だが、ローマ、パリ、キプロス、ベイルート、アテネ、ロンドン、そしてニューヨーク・・・舞台となる都市の美しい顔を眺めているだけで興味深く、スピルバーグってこんなに魅力的に「街を描く」ことができたんだ〜と新たな発見。 [review] (緑雨) | [投票(6)] |
★4 | 日本人として、どのように対応してよいものか大変悩ませる作品だった。感動よりは衝撃が強い印象だった。 [review] (chokobo) | [投票(1)] |
★4 | おそらくスピルバーグに政治的な意図はなく、あくまで「個人が自らの立場とどう向き合うか」という問題提起をしたかったのだろう。[中野ZEROホール (試写会)] [review] (Yasu) | [投票] |
★4 | ドライな演出に、’70年代骨太アクションへのオマージュをみた!最近のスピルバーグには珍しいシネマスコープの画面を見ていても、どこか乾燥した寒々しさを感じる。ダニエル・クレイグの鋭い眼光が印象的だった。007にも期待。 (茅ヶ崎まゆ子) | [投票] |
★3 | 映画としての完成度は極めて高く、非常に面白い。太鼓判押します。ただ、「面白い」って素直に言えないんだよなぁ… [review] (牛乳瓶) | [投票(3)] |
★3 | 70年代以前の映画とそれ以降の映画を比べると、一番の違いはスピード感だと思います。エピソードの密度は増し、集中力は維持し易くなったと思いますが、内省や情景描写は減りました。この変化を主導したのはスティーブン・スピルバーグだと思います。それが何故… [review] (カレルレン) | [投票] |
★3 | 死に様さえたっぷり描ければ題材はもう何でもいいや、と言いたげな監督。 (黒魔羅) | [投票(6)] |
★3 | 一方的な感情が強く感じられ、日本人の自分には少々馴染めない部分があった。しかし、スピルバーグの演出はサスガと言いたくなるものでもある。 (あちこ) | [投票] |
★3 | なんでバーンスタイン?と思ったので調べてみたら、バーンスタインはロシア系のユダヤ人のようである。
(TOMIMORI) | [投票] |
★3 | 緊張感のあるシーンが沢山あると思う。ホテルの女にまつわる顛末や情報屋ルイ−マチュー・アマルリックのキャラ造型も印象深い。しかしラスト近くのセックスシーンのクロスカッティングは一体なんなんだろう。観客に隠喩を押し付けても構わない。しかし画面として品が無いことこの上ない。『A.I.』のジャンクフェアを思い出した。
(ゑぎ) | [投票(4)] |