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[コメント] 静かなる決闘(1949/日)
- 投票数順 (1/1) -

★4ダンディな三船敏郎、清楚で可憐な三條美紀、いや、これら美男、美女にまして光輝く千石規子! [review] (いくけん)[投票(11)]
★4三船が、願わずして梅毒に冒されることによって「聖人」の道を歩まされようとしている時、恋人よりもむしろ実情を知るはねっ返りの看護婦見習い、千石規子の存在がその歯止めになり、彼を「人間」に押し留めているのだと感ずる。その逞しい「人間」さぶりが物語を暖かいものにしている。 (水那岐)[投票(6)]
★4ともすれば「明日があるさ」的根拠のない希望を観客に押しつけたまま終わりそうなところを、ラストの志村喬の言葉がそれを許さなかった。そういう意味では『羅生門』と対照的。ブラックジャックとピノコみたいな三船千石も良い。 (リーダー)[投票(6)]
★3一から九まで千石規子の映画で、だから地味に映るのかも知れないが、彼女が最期までその魅力の中心である「皮肉っぽさ」を失わないところに非常な好感を持った。 [review] (町田)[投票(4)]
★4自分の思い通りに生きるのは難しい。それでも自分を理解してくれる人はいる、そんな黒澤的理想郷。 [review] (モモ★ラッチ)[投票(3)]
★5三船敏郎以下全登場人物が、逃れようのない現実とがっぷり四つに組んでいる姿勢が崇高である。特に千石規子がさめざめと嗚咽する演技に、ピカソの『泣く女』に通ずる強烈で真率なエネルギーを感じて鳥肌の立つ思い。 (ジェリー)[投票(3)]
★4冒頭オペシーンのあの不快な雨音。その後もずっと、言葉にしない苦悩の叫びが、耳を塞ぎたいぐらいに聞こえてくる。身近にこの設定に近い状況の医師がいるので、居たたまれず文字通りのたうち回った。 (mal)[投票(3)]
★3昭和29年、日本人が大なり小なり“不幸”を背負っていた時代。わが身を奮い立たせて前進するためには生真面目な勇気と誠実さがきっと必要だったのだろう。千石規子さん演じる見習い看護婦。その不器用な愛情表現と生きかたに共感。 (ぽんしゅう)[投票(3)]
★4設定が、普遍的だと思います。そういう状況で、人間がどうなってゆくかの、思考実験みたいなもの。三船が、その迷いには正解はない、ということを、深く理解して演じているところがすごい。というか、そういう演出がすごい。 (エピキュリアン)[投票(3)]
★3とても怖いテーマを扱っているのに演出は変に深刻ぶっていないところが良いとも間が抜けているとも云える。ラスト前の数分以外は黒澤作品として傑出しているとは思えないが、それでも画面の緊張感は大したものがある。主人公・三船敏郎やヒロイン・三條美紀よりも脇役の千石規子の方がずっと印象深い。 (ゑぎ)[投票(2)]
★3紳士の台詞を三船敏郎に言わせた所に違和感があるが、情熱が迸る演技は観る者を圧倒する(大根ともとれる)。落ち着いたカメラワークが安堵感を与え、ドラマをじっくり堪能させる。千石規子の存在感がスゴイ。台詞まわしはオバンくさいけど、なんともいぢらしく愛らしく可愛い。 (トシ)[投票(2)]
★470年も前の映画だが、コロナ禍が世を覆う今、きわめて新鮮で現代の課題の一つに驚くほどかみ合っている。まさに名作は時代を超越する。 [review] (シーチキン)[投票(1)]
★4三船渾身の演技、と思いましたが、やはり千石規子さんにぜんぶもっていかれた感じがありますね。彼女がいたから、物語が動いていった。本当の意味で存在感のある女優さんなんだなと思いました。 [review] (カフカのすあま)[投票(1)]
★4柵、雨、光。 [review] (煽尼采)[投票(1)]
★4藤崎医師(三船敏郎)が看護婦(千石規子)に心情を吐露するシーンは鑑賞者と役者が見事に呼応する、他に類を見ない名シーンだと思いました。 [review] (づん)[投票(1)]
★4いやあ、なんでしょうね、この普遍性。 [review] (HAL9000)[投票(1)]
★3黒澤自身が失敗作と認めている作品らしい。確かに主張がボケていてわかりにくい点も感じたが、「失敗作」でありながら、ここまで見応えがあるというのはさすがと言うべきか。 [review] (緑雨)[投票(1)]
★4理不尽でもあるが、自分の責任でもある。藤崎の恋の感情には少し考えさせられた。 [review] (スパルタのキツネ)[投票(1)]
★4私が誕生した時の作品。新劇の芝居をカメラに治めたような印象。カメラも1台だったんじゃないだろうか。ラスト近く迫力がある。エピローグ、リンゴの歌が流れていた。懐かしい夕焼け!永遠の戦後って感じでした。→見直して [review] (ぱーこ)[投票(1)]
★3無理にも背筋を張ろうとする、青年医師三船が青くていじらしい。〔3.5〕 ()[投票(1)]
★5三船敏郎最高の演技です。千石規子も素晴らしい。 (kenichi)[投票(1)]
★3世間体と見せた生理的な嫌悪感、ないしは自身に振り掛かる理不尽への反発なのだろうか。純潔ということへのこだわりがはかりかねる。 (G31)[投票]
★5助けてやった男が、ただのろくでなしだった時の虚しさといったら…。90/100 (たろ)[投票]
★4黒澤明は大家になって道徳の時間みたいな映画を撮るから駄目だという見方があるけどここでの三船の気迫はそんなつまらない説教みたいな感じにはならない。 [review] (t3b)[投票]
★5音響をはじめとする舞台装置にはリアリティを漏らさず配し、その舞台の上を人と心が自由に謡う完璧な映像。  [review] (ありたかずひろ)[投票]
★4この当時の黒澤作品はどんな作品でもアクションを根底にした物語展開なんですね。見た目全然静かじゃなかったりして。 [review] (甘崎庵)[投票]
★4序盤に画面をちょろちょろ横切る千石規子が、後半に俄然光る光る。50年を過ぎた今の世の中、医学は進歩したが、中田みたいな奴が溢れている?? (chilidog)[投票]
★4最近では医療従事者の感染予防対策は当たり前になっているが、当時の体制ではしばしばこういう事があったのだろう。それにしても孤独に病魔と闘うのは並の人間が出来ることではない。地味な作品だが濃厚な味がある。 (RED DANCER)[投票]
★4酔いどれ天使』や『赤ひげ』に比べ地味な印象ですが、”医者もの”としてのテーマ追求に関してはこの作品が黒澤映画で一番ではないでしょうか。 (熱田海之)[投票]
★3前作で制御しきれなかった三船に、全く違うテーマ性が強く感情を押し殺した役柄を演じきったことで、監督はこれからずっと組むことに自信を持ったと思う。 (タモリ)[投票]
★3後半は梅毒の怖さを訴える教則ビデオに見えなくもない。 (マッツァ)[投票]
★3オープニングの雨からして映画です。でも途中、なんだメロドラマか、とも思った。その雲行きが怪しくなったとこで、あのクライマックス。でもちょっと三船敏郎がな‥ (coma)[投票]
★3自身の倫理観との闘い、タイトルが的を得ている。ただし現在の若者たちには最も受け入れられない内容だろう。私も聖者にはなれない・・・ (sawa:38)[投票]
★4重いテーマを押し付けがましくなく描いているのがいい。あとは三船敏郎が大根でさえなければな…。 (Yasu)[投票]
★3派手さはないけど静かに静かに戦い続ける姿   (マツーラ)[投票]
★4最後の方の看護婦の笑顔が可愛げで印象深かった。彼女の存在にすっかり惹かれてしまった。 (kekota)[投票]
★5隠れた名作。 (死ぬまでシネマ)[投票]
★4仕事というものはこういうもの。それを説教垂れられていると感じる奴は「星の王子様」をいいという資格なし。サン=テグ・ジュペリに通じますね。 (ヒエロ)[投票]
★5やくざ役で有名になった三船敏郎をイメージから脱却させようと作った作品ですね。 (chokobo)[投票]
★4もう一回みたい。 (ヒロ天山)[投票]
★3身を張るのは、正義感にか倫理観にか。医者の立場と個人の立場との間で揺れる三船の姿は、もう、過去の物。 (しど)[投票]
★3この題名から時代劇の果し合いを想像した人は間違い。心の葛藤のドラマです。 (丹下左膳)[投票]