★3 | 題材的な面白さと配役の妙、あるいは市川崑らしいブラックユーモアが冴える部分も散在し、得意の細かなカッティングが奏功する部分も勿論あって、多くのファンを持つ映画だと認識しているが、私には、市川の中でもまあまあの作品に思える。 [review] (ゑぎ) | [投票] |
★3 | この男、男のカガミですね。10人の女とアレしてコレして、こういう関係になりたいものだ。武器は‘優しさ’のみ。当然(?)甲斐性はない。これがいい。私としてはここを強調したい。甲斐性はないのだ! (KEI) | [投票] |
★3 | 山本富士子と岸惠子の密談の辺りまではどこまで凄くなるのか見当もつかない面白さなのに、見事に空中分解。 [review] (寒山拾得) | [投票(1)] |
★3 | ノワールなオープニングシーンの格好よさは群を抜いている。シャワーを浴びせかけるなんていう情念的な演出も素晴らしく効いているし。 [review] (緑雨) | [投票(2)] |
★3 | 気の利いた設定のわりには展開にさしたる面白味がない。これだけ多彩な女優を集めているのに、それぞれの個性が浮き彫りにならず、十把一絡げのような扱いになってしまったのは勿体ない。台詞もやたら説明臭く、この市川崑演出にはまったく好感持てず。 (太陽と戦慄) | [投票(1)] |
★4 | 山本富士子と岸恵子のツーショットの迫力はさすがだが、それだけしかない気もする。10人と言う割には他まり子・今日子の曲玉のみで玉不足。前年『甘い生活』の到達の足下にも及ばぬが、微妙な変態性が辛うじて命脈を繋いだか。 (けにろん) | [投票(3)] |
★3 | ちょっと期待しすぎたかもしれない。 (赤い戦車) | [投票] |
★4 | スタイリッシュ。「笑い話をしている最中、自分は笑うな」という教えを体現した作品。 (パグのしっぽ) | [投票(1)] |
★5 | ひゃーっとなる。すごいひゃーっとなる。 [review] (づん) | [投票(8)] |
★3 | サスペンスと勘違いして見たらコメディーだったガッカリ感を払拭するほど面白いわけでもない。なぜかモテまくりの船越英二よりも、これほどまで皆さんから愛される市川監督に嫉妬。船越英二&山本富士子は翌年『私は二歳』でオシドリ夫婦しているのが面白い。 (TOMIMORI) | [投票] |
★4 | OPクレジットのイヤらしい微笑み一発で、今月は「船越英二=俺」強化月間となった。岸惠子は速やかに俺様を拉致軟禁してしかるべきである。 (disjunctive) | [投票] |
★5 | 2002年、監督自身によりテレビドラマでリメイクされたが、本作の船越英二、岸惠子、山本富士子の演技がおそろしく巧いことを再確認。 [review] (檸檬) | [投票(1)] |
★4 | 十人という数は、それぞれの女を描くのには煩雑、でも、みなそれぞれに美しい女たちが全員集まった時の絵のすごさときりの良さがいいです。 [review] (NAMIhichi) | [投票(2)] |
★3 | 目的などとうに見失い、仕事に追われながらただフワフワと漂っているだけの風(船越英二)とは、まさに高度経済成長期の浮ついた空気の中、風のように実体なく流されていく男たちの象徴であろう。だから女たちはこの男に、戸惑い苛立ち、そして優しいのだ。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(6)] |
★4 | 後味は決して良くはないのですが、色々考えさせられますし、何より今だからこそ分かる時代性を先取りした設定が見事です。 [review] (甘崎庵) | [投票] |
★4 | 当時話題にならなかった映画がなぜ現代でスポットライトを浴びる。コメディーなんだよね。洗練されたハイセンスが当時としては浮いていたんでしょう。漫画チックなところがクールで、現代的だ。それと、何を言っても白黒の映像の実験的なこと。 (セント) | [投票] |
★2 | 好きな監督に申し分のない俳優、映像もお話も悪くない。なのに、なぜか楽しめなかった。映画よりも自分を責めてしまいそう。こんなことも、あるんだな。 (夏炉冬扇) | [投票] |
★5 | 邦画を見慣れない私としては、この作品が『小早川家の秋』と同年に製作されたということが驚き。古い日本(小津)とモダンな日本(市川)は、この時に交錯したのか。 [review] (Alcoholic) | [投票(4)] |
★5 | 崑監督夫妻のミステリー映画はどれもセンス抜群だが、これはその中でも傑出した存在。本作における小林節雄カメラマンの都会的な映像表現は、京都での宮川一夫との仕事と比べても全く遜色が無い。 [review] (町田) | [投票(1)] |
★5 | 画面左または右側三分の一に人物をいれてしまう構図の恐ろしいまでの切れ味鋭さ。カットつなぎの魔力はこれぞ市川流。山本富士子は孔雀のよう。船越英二には神が宿る。ラスト、岸恵子の運転する車が、燃える交通事故車をやり過ごすシーンは、デビッド・リンチを超える。 (ジェリー) | [投票(5)] |
★5 | 女ってやっぱ怖い…。男ってやっぱ単純…。今も昔も男女模様は変わんないね。 (never been better) | [投票] |
★4 | 40年以上も前の映画ですが、主な出演者のほとんどが現役というのは大したことです。中でも山本富士子と宮城まり子が光ってます。光ってはいないけど凄いのは船越英二。 [review] (熱田海之) | [投票] |
★3 | 男は仕事、女は家庭に生きていた頃のお伽ばなし。あの当時の岸恵子ほか名だたる女たちに飼い殺しにされる、それもまた大いに結構、是非お願いしたいという御仁も今なら多いのではないか。ちょっとだけ怖いポイントがあるとすれば…。 [review] (水那岐) | [投票(2)] |
★4 | 主演女優賞/主演男優賞(02.12.02@OMS) [review] (movableinferno) | [投票(3)] |
★4 | 「来るもの拒まず去るもの追わず」な船越英二がよいです。十人も女がいたら時間管理や体力管理が大変だろうが飄々としてるところがよいです。もちろん岸恵子の脚もよかったです。 (ハム) | [投票(1)] |
★4 | 今見ると新鮮。テレビ局の内側の楽観的な部分は昔も変わらないのね。カメラの使い方、音楽に頼らない演出。構成。モノクロ。見事。市川崑タッチに至るまでもう少し。 [review] (chokobo) | [投票] |
★4 | 安易に語らせてしまった現代社会批判だけが浮いている感じで残念。 (天河屋) | [投票] |
★3 | 岸恵子と山本富士子のかっこよさにびっくり。中村玉緒はお嬢様時代からこんなキャラだったのか。宮城まり子は若くても声が同じだ。岸田今日子は、どうやっても岸田今日子だ・・・ (イライザー7) | [投票] |
★4 | 男は練達に将棋を打っていたつもりなのである。
しかし、女達はハサミ将棋をやっていたのである。 [review] (あき♪) | [投票(4)] |
★4 | 誰にでも優しいってのは誰にも優しくないって事。そして男も女たちから平等に「愛される」。結局誰も彼を愛してなんかいなかった。 [review] (sawa:38) | [投票(2)] |
★4 | 「女は花、男は花を渡り歩く蜂」の概念が世を覆っていた時代の最後を飾る映画。この後、女性は潜在させていた食虫植物としての能力を開花させてゆくのであった。殿方、ご覚悟〜 [review] (はしぼそがらす) | [投票(3)] |
★3 | 軽薄だがそれもある意味新鮮ではある。屋上のシーンがいい。 (buzz) | [投票] |
★5 | 「傑作選」より:黒い十人の女…そう、確かにブラックなのだが、にもかかわらず本作はロマンチックな匂いさえ漂う爆笑(艶笑)コメディでもある。それもこれも全ては船越英二のせい。愛してるけど殺すしかない…という女たちの決意もごもっともだ(笑)。 (ガブリエルアン・カットグラ) | [投票(2)] |
★2 | ストーリー展開が退屈で途中で寝てしまいそうだった。映像に興味が無い人は見ない方がいいのかも。青臭い伊丹十三がおかしかった。 (しど) | [投票] |
★4 | スタイリッシュにとっちらかった状況(映画) (ボイス母) | [投票(2)] |
★5 | 映画の中の山本富士子と岸恵子は・・・な関係だと思います。 [review] (茅ヶ崎まゆ子) | [投票(3)] |
★4 | 「たくさんの異性のモテたらなぁ…」と思っていたが、あれだけ女の怖さを見せられたら、「一人に愛されれば充分」と考えるようになってしまった。 (タモリ) | [投票(3)] |
★4 | 女の心理。負けず嫌いが集団主義を取らせる。 [review] (マグダラの阿闍世王) | [投票(2)] |
★5 | 市川監督の描いたスタイリッシュでブラックユーモア溢れる作品。モノクロの映像の中、岸恵子の存在はクールで忘れられない輝き。 [review] (TOBBY) | [投票] |
★4 | 個性的な登場人物の喋る台詞の一つ一つが実に面白い。下手な漫才よりもよっぽど私の笑いのツボをついてくる。前半はずっとクスクス、ニタニタしながら観ていた。後半は少し寝た。 (ハマムギ) | [投票] |
★4 | 度を越したクールが、どこかとぼけた風情にまで到達していて面白い。みんな怖いくらい綺麗で、これが日本に本当の意味の映画女優が存在した頃の映画女優たちなんですね。ふと思い出したのは、 [review] (mal) | [投票(4)] |
★4 | 映像も物語もモダンすぎて混乱してる。公開当時でもモダンだったんだろうけど、今みてもモダンとしか言いようがない。ああ、「モダン」って三度も言ってしまってるよ……。 [review] (なつめ) | [投票(1)] |
★5 | 市川崑監督のモダンな映像もさることながら女優陣の圧倒的な魅力で押し切り。マストロヤンニ以来の衝撃である船越英二の悲惨を笑いへと変換させる演技に脱帽。あと関係ないけど→ [review] (マッツァ) | [投票(11)] |
★4 | 自分にとって市川昆の最高傑作。女優さんたちが本当に映画女優って感じで貴賓溢れていた。
ラストも秀逸。 (k5001) | [投票] |
★4 | 最初から最後まで全てがオシャレ。岸恵子と山本富士子が「女優とは庶民には手の届かない美しさが無ければいけない」と今の映画界に喝を入れている気がする。 (直人) | [投票(9)] |
★4 | ライティングを知悉した、素晴らしい映像美。宮城まり子があまりにかわいらしいので、びっくりしました。ただ、ラストが重すぎ。 (worianne) | [投票] |
★4 | 40年も前にこんなブラックユーモアな映画があったなんて!しかも女が強いのなんのって。中村玉緒がめっちゃ若くてかわいい。勝新の気持ちわかるわ〜 (こぱんだ) | [投票] |
★2 | 船越英二の外国風二枚目役印象的。 (クワドラAS) | [投票] |
★5 | この映画、誰かリメイクすればいいのに…と思いました。 (Linus) | [投票(1)] |
★4 | ストーリー的なヌルさはあるけど、「スタイリッシュ」という言葉が相応しい大人の映画。 (もしもし) | [投票] |