[コメント] 切腹(1962/日) - 更新順 (1/2) -
カミソリの切れ味。10代の頃にはじめて観て、なんだかよく判らんがド迫力の、完璧なものを観たような気がしたものだ。 [review] (ペンクロフ) | [投票(3)] | |
「怜悧」な描写しか方法を持たないワン・パターン演出が味噌も糞も肯定して廻る最悪 [review] (寒山拾得) | [投票] | |
全編に緊張感が漲る超絶サスペンスドラマ。観客をぐいぐい引っ張っていく小林正樹の力強い演出、徐々に謎を解き明かしていく橋本忍の名脚本に感嘆。法廷劇のような仲代達矢と三國連太郎が静かに火花を散らす論戦に目が離せない。冷徹で果断な丹波哲郎の佇まいがたまらない。風の中の決闘シーンの画がとにかくカッコいい。 [review] (パピヨン) | [投票(1)] | |
『一命』を先に観てしまった。なんてことしちまったんだ!84/100 (たろ) | [投票] | |
実はそれほど優れた脚本とも思わないのだが、静から動へと一気に上りつめる構成は力強く、感情を喚起する。様式美とリアリズムを融合両立させたクライマックスの大立ち回りは出色の出来。 [review] (緑雨) | [投票] | |
権威機構から外れながらも権威に従属し続けた男が、個人が機軸の家族の危機に瀕することで、権威の浅はかさに気づきつつも、その権威の具現である武士の威信と力を武器に、カタチだけ個人に立ち返る悲しき自爆テロ。橋本忍による『生きる』のセルフ逆照射。 (ぽんしゅう) | [投票(1)] | |
状況の映画であって行動の映画ではないので、あまり想像力を活性化しない。観客の感情を強引に統率しようとする小林正樹には、合目的的でない演技者を描く余裕がない。『椿三十郎』における筆頭家老の妻のような人物の登場で、映画に知的な豊かさがもたらされるのだが。 (ジェリー) | [投票(2)] | |
武士としての「生き様」とは、「死に様」の選択である。 今の時代、「覚悟」という言葉はどれほど生きているだろうか? [review] (代参の男) | [投票] | |
有名な話ですが、この企画を橋本忍は最初黒澤明のところへ持っていったのが恐ろしく発展して『七人の侍』になったんだそうですね。 [review] (chokobo) | [投票(1)] | |
映像は立派だし演技もうまい。脚本も音楽も素晴らしい。しかし☆5にするには何かが足りない。 (赤い戦車) | [投票] | |
三國連太郎を見ていると、学生に無理難題を要求する某企業の採用担当を思い出す。 [review] (パグのしっぽ) | [投票(8)] | |
これほど見応えのある作品が時代劇に残っていたとは・・・ [review] (RED DANCER) | [投票] | |
かっこ良すぎる脚本。それを朗々とうたい上げる仲代にシビれる。話は今でも十分に通用。 (ドド) | [投票] | |
侍かっこいい!浪人素敵!なんて馬鹿げたミーハー心を持っていた自分を殴りたい。 [review] (づん) | [投票(2)] | |
非常にストイックで当時の世相を上手に描き出している。脚本の構成も見事だ [review] (氷野晴郎) | [投票] | |
これぞ、小林正樹。これぞ、「映画」。 [review] (ピカレスク) | [投票] | |
仲代達矢の凡庸とした中にも凄みが感じられる (マライヒ) | [投票] | |
形を変えたミステリー映画。徐々に切腹する本当の理由が分かってくるあたりは、探偵が推理を披露して犯人を指さすのと似ている。 (前田君) | [投票] | |
ありそうでなかなか無い武士道についての名作。日本の映画史に、日本人の心に燦然と輝く。 (Santa Monica) | [投票] | |
仲代の一人舞台。三国も丹波もかすんじゃった。しかし、この重量感はウ〜ム!! (KEI) | [投票] | |
戦争が終わって僕らは生まれた〜♪ 「寛永庚丑七年」 [review] (Aさの) | [投票] | |
完璧な作品。DVDで観る方は字幕付きをオススメします。 (TM(H19.1加入)) | [投票] | |
「切腹」なんて行為は今や褒められたものじゃないと思うけど、これを見てしまうと「究極の日本的様式美」と賛美したくなる。 [review] (TOMIMORI) | [投票(1)] | |
橋本節丸出しの倒置多用のシナリオは良く出来たといえばそうだが、演出はそれに従属している。拮抗し打破する演出がこそ見たいのであって仲代の定型演技が又器の中のプリンのようでさえある。ただし立派な面構えな映画であることは認めざるを得ない。 (けにろん) | [投票(1)] | |
嗤う仲代、その眼の力よ。 [review] (はしぼそがらす) | [投票] | |
ヒグラシの声の中、浪人が語リ出す奇妙な物語は、上質なミステリーとして聞く者をとらえて離さない。この尋常ならざる「静」の迫力はどうだ! [review] (おーい粗茶) | [投票(1)] | |
黒澤映画でないサムライ映画だとチャンバラしか無さそう(好きだが)な印象がありやしませんか? 大丈夫これがあるこれがある。 (coma) | [投票] | |
ひさびさに凄い映画を見てしまった。しかし、あの構えは。。。 [review] (ころ阿弥) | [投票(2)] | |
黒澤に三船がいたように、小林正樹には仲代達矢がいた。彼の語りからは、腹に呑んだ覚悟のほどがふつふつと迸っている。[フィルムセンター] (Yasu) | [投票] | |
僕らが学んだ歴史は全て虚構なのかもしれない。仲代達矢は見事だったと思う。重厚で熱い映画だった。それから橋本忍。脚本一つで映画を凌駕することのできる数少ない一人かもしれない。 (buzz) | [投票(2)] | |
「次に何が起こるんだろう」という緊張感が最後まで途切れない。個人の状況と社会の規範の衝突を見事に描き切った。ただ仲代のセリフはもう少し減らしたほうがよかったのでは。そう思わせるほど画面から十分に伝わるものがあった。 (ハム) | [投票(2)] | |
時代劇の姿を借りた、社会の理不尽さに、やり場のない怒りを暴発させた男の映画。決して正しくはないが、さりとてその主張の鮮烈さに目をそむけることを許さない迫力があった。ずしりと重い一本。 [review] (シーチキン) | [投票(9)] | |
二回観ると、巧さと怖さが際立つ。しかし、橋本忍の脚本の巧さは確かに尋常ではないが何故、皆仲代達矢と三國連太郎の演技について触れていないんだろうか。 この二人も尋常では無い巧さだ。 (直人) | [投票] | |
穏やかでありそして静かな怒りと決意を内に秘めた津雲半四郎仲代達矢の演技、後に砂の器の脚本も手がけることになる橋本忍によるすばらしき脚本、時としてながれるおどろおどろしい音楽、まさに日本映画の傑作。この映画が海外の方にも理解され賞賛されたことが嬉しいかぎりです。(2002,9,28) (wander Cat) | [投票(1)] | |
融通が利かず建て前ばかりに拘り、その上責任逃れに終始する現在の官僚機構を暗に揶揄するかのようなこの映画が40年も前に作られたことの驚き。日本人の失われてしまった気骨に想いは馳せる。これは封建社会だけに限った悲劇ではない。 (マッツァ) | [投票] | |
様式美がすさまじく整っている画だとなおさら映えるね、自今を捨てた遺恨と士魂 (マツーラ) | [投票] | |
真実X体裁、営利X博愛、実践X理論、理念X家族愛、あらゆる二項対立の不毛を炙りだす史上最高完全無欠豪華絢爛空前絶後な色即是空映画。このフィルムを保全し千年先の子供たちの子供たちの子供たちへ語り継いでいくことは我々日本人の義務であり至上の愉しみです。 (町田) | [投票(4)] | |
そのシャープで鋭い作風に感動。白という色一つで様々に鮮やかな感情が伝わってきた。刀の生む緊張感は息を呑む。はじめてピンと来た時代劇。 [review] (TOBBY) | [投票] | |
この絵ごころは申し分ないです。ラストの奥行きのある立ち回りは、特に。襖1枚1枚を開けるごとに、主人公の思いは達成されるのである。 (きいす) | [投票(9)] | |
「武士道」とは意地でも痩せ我慢して、己の「メンツ」を保つこととみたり。彼らはそれを、至上の勇気であると解釈していたようである。しかし時にはそれをスッパリと捨ててしまえることの方が、もっと勇気が必要だったりする。今もそのような状況は、おそらくありますね。カタハライタシ。 (takud-osaka) | [投票] | |
橋本忍を語る上で外せない作品。特にこのシナリオのポイントが原作の構成にはない井伊家覚書の中で津雲半四郎と斎藤勘解由の対立はナラタージュを効果的に用いた回想形式の中で生かされてることを見逃してはならない。 [review] (斎藤勘解由) | [投票(3)] | |
タイトルで毛嫌いする事なかれ。むしろ時代劇ファン以外に見て欲しい、ミステリー風味のシリアスドラマ。 リストラ侍の就職活動は命懸けなのだ。 (AONI) | [投票(6)] | |
安定期に突入する江戸に刀を持ち続ける事が侍とする畳上の空論が出来、根付きはじめた形式だけの武士の情けを排除した官僚精神による武士魂&大和魂の衰退の序章を描いた侍映画の最高傑作。 (ジャイアント白田) | [投票(3)] | |
迫力という点では殆どの要素で、圧倒されます。またドラマ性においても非常に優れているという感じは残ります。法廷劇のような緊張感に満ちた映画です。 [review] (トシ) | [投票] | |
日本映画界においてあらゆる賛辞を受けるべき至宝。『七人の侍』が動ならば『切腹』は静の金字塔である。 [review] (sawa:38) | [投票(18)] | |
橋本忍の紡いだ言葉が仲代達矢の口を経て僕の胸の奥へと沈み込んでゆく。“言葉”という日常的な世界の深みを知った。 (drowsy) | [投票] | |
「切腹」という日本の精神性を揶揄するじゃないけど、おもしろい角度からスポットライトをあてているね。西洋人にはとてもインパクトのある映画だと思います。 最後の殺陣シーンは白土三平の漫画をみてるようで一コマ一コマが美しい。 (げばら★) | [投票] | |
「十二分にかっさばいた後でなければ介錯の儀はつかまつらん」 「いやまだ! 存分に引き回されい!」・・・丹波むごし。 (死ぬまでシネマ) | [投票(3)] | |
中谷一郎は、風車の弥七で終わってはいけない役者だったのに。 (木魚のおと) | [投票] | |
脚本がいいなぁ・・・うっとり。 (翡翠) | [投票(2)] |