★4 | この映画を見てあっと思ったこと。1.設定が現代ではなく、何故か幼児期の満州の思い出が基底にあるという時代性のある話だということ。 [review] (セント) | [投票(4)] |
★5 | ブレッソンとまでは言わぬがシャブロル程度の峻厳は獲得しており、河川敷等アントニオーニ的ロケ選定も秀逸だ。作劇の均衡は廃され周防は言いたい事を言い切った。メソッドから遠い草刈の生身の少女性が現出する演出にも女房愛を感じる。 (けにろん) | [投票(2)] |
★5 | 辣腕検事・塚原(大沢たかお)の誘導尋問が巧みな作品。内容自体は現代版『高瀬舟』と言ってしまえばそれまでだが違う。ちゃんとした目的があってこの作品は作られている。詳細はレヴュー参照。病気を単に末期癌と設定せず喘息とした点も微妙な案配。もしあなたが体中に針やチューブをたくさん挿されて無理やり生かされている肉の塊になりたくないのなら…。 [review] (IN4MATION) | [投票] |
★3 | 法を破る覚悟、あるいは法を見失うほどの狂おしさがあってこそ、語るべき物語に深みが生まれる。男と女の交感がおざなりで、手法の是非(なんと見事な職業論法)はともかく検事の正論に圧倒されっぱなしで、「愛の好意」が思い込みの果の愚行にみえてはおしまい。
(ぽんしゅう) | [投票] |
★4 | 名匠=周防正行が壊す“セオリー”。映画を超えちゃった瞬間。 [review] (ペペロンチーノ) | [投票(5)] |