★5 | 時に心の拠り所となり、時に厄介となる「祖国」という問題を、「家族」というミニマムな集団との対比に置きつつ「観せる」ことを忘れずに描き切ったことは素晴らしい。それにしても「モサド」って名前はカッコいい。 [review] (Myurakz) | [投票(18)] |
★5 | 間違いなく、本作はスピルバーグ以外には作り上げることが出来ない作品です。 [review] (甘崎庵) | [投票(10)] |
★5 | 国家という組織の前では、真実すら意味を成さない。1年ほどの間に「宇宙戦争」とこの作品を撮りきった、この作家の胸の内に去来する思いはいかに。 [review] (HAL9000) | [投票(3)] |
★5 | 「報復の連鎖」とイスラエルモサド。おっかなくて誰も手が出せないテーマに御大が果敢に挑む。血みどろの暗殺シーンの合間に執拗に描かれる食事のシーン。主人公も執拗に食事を作り続ける。食べきれもしないのに。それが意味するものとは? (すやすや) | [投票(3)] |
★5 | ヤサ男が報復の旅を通して一人前の父親として成長していく叙事詩みたいなもん。スピルバーグの冷めた描写は本作で一つの到達点を迎えた。これまでの「どうだい?凄いだろ?」みたいな押し付けがましさが無くスッキリ観られる。抑揚の無い、どちらかと言えば地味な演出が却って効果的だった。 (SODOM) | [投票(2)] |
★5 | この映画のキーパーソンはジェフリー・ラッシュ。彼に「国家」を演じさせた時点でこの映画が傑作となることは決まったようなものだ。 [review] (ナム太郎) | [投票(2)] |
★5 | この題材をこの規模でこの方向性で成立させる監督は彼しかいない。 [review] (t3b) | [投票(1)] |
★5 | 答のない問いに対して、現時点でヒトが示すことのできる精一杯の答えだと思う。余計な修辞を排した語り口がかえって雄弁ということがある。 (TM) | [投票(1)] |
★5 | 「父であること」と「戦うこと」は切り離せない。しかし一体何と戦うのか?9.11以降、それはもはや明瞭ではない。現実に決然と「否」を突きつけスピルバーグは孤独な戦いを挑む。 [review] (淑) | [投票(1)] |
★5 | 70年代、深作欣二は『仁義なき戦い』でヤクザ世界を政治と国際情勢の暗喩として描き、サム・ペキンパーは『戦争のはらわた』で第二次世界大戦を通してその実ベトナム戦争を描いたが、スピルバーグは別のアプローチとして、個人レベルの殺人行為そのものを描くことによって、戦争の本質を暴くという試みである。 [review] (ジョー・チップ) | [投票(1)] |
★5 | テーマは重いが、さすがに映画作りがうまいスピルバーグだけあって、そんじょそこらのスパイ・サスペンスをはるかに凌駕する、緊張感みなぎる迫真の出来。特にカメラワークが抜群に良く、光と陰の使い方も非常に印象的というか、映画の内容とうまくかみあい、このカメラワークがあってこそのテーマの扱いという感じがする。 [review] (シーチキン) | [投票(1)] |
★5 | スピルバーグが語るまでもなく、これは復讐劇の始まりでもなく終わりでもない。綿々と積層していっては吹き消されていくの歴史の断片。情報源、「安全な」アジト、国家、家族、ラストの残像。 (chilidog) | [投票(1)] |
★5 | 「復讐と報復」というテーマよりも、場面を変え国を変え、新たなターゲット新たな登場人物、その美しく展開する映画的興奮の味わえる前半部に感動を覚えた。 (週一本) | [投票] |
★5 | ユダヤだアラブだなんて日本人の私には正直どうでもいい。結局の所・・・ [review] (Soul Driver) | [投票] |
★5 | あの女と猫の使い方をみて改めてスピルバーグという人間は鬼だと思った (ハシヤ) | [投票] |
★5 | 新聞記事からは決して読み取れないテロリストの姿 [review] (パグのしっぽ) | [投票] |
★5 | スピルバーグ作品の中で初めて面白いと思えた。だって、宇宙人でも、ロボットでも、恐竜でもなく、人を描いてるから。 (MM) | [投票] |
★5 | 生まれた所や、皮膚や目の色で〜 [review] (新旧名駄) | [投票] |
★5 | 日本人にとっては、パレスチナ問題はようわからんが、なんとなくぼんやりと分かったような気がしないでもない。ラストシーンで [review] (ぱちーの) | [投票] |
★4 | “Home”とは祖国か?それとも家族か? [review] (kiona) | [投票(16)] |
★4 | ジャン・ピエール・レオみたいなヤサ男がバンデラスの形相になるまでの物語 [review] (ペペロンチーノ) | [投票(14)] |
★4 | 『プライベート・ライアン』以来、凡作駄作を連発していた(と俺は思っている)スピルバーグだが、これを観て安心した。彼はまだ映画の力を信じている。 [review] (JKF) | [投票(11)] |
★4 | この醜くも美しい世界 [review] (たかやまひろふみ) | [投票(9)] |
★4 | 目に見える国の形と想い描かれる国の形 [review] (スパルタのキツネ) | [投票(8)] |
★4 | 70年代風スリラーの雰囲気、任務と家族の間で揺れる男のドラマ、イスラエルへの警告・・・。観るべき映像、感じるべき物語、考えるべき問題が、バランス良く詰まっている。(2006.02.04.) [review] (Keita) | [投票(7)] |
★4 | 『シンドラー』の時代とは違い明快な答を出せない題材を選択したスピルバーグの立ち位置が物語的には苦しい。テロルの連鎖を断ち切る答は無く詠嘆的に鎮魂するしかない…というのは在り来たりと思う。随所の唸らされる表現とクールさには瞠目した。 (けにろん) | [投票(5)] |
★4 | 政治的問題が聖域であるべきはずのオリンピックを舞台に悲劇を巻き起こすのが、やりきれない哀しみを生む。この実在の事件が、この映画のすべての始まり。観る者は、動揺する暇も無いままに70年代の緊張感伴う作品の世界へと、気が付けば入り込んでいるはず。 [review] (TOBBY) | [投票(3)] |
★4 | セイヤクの中で作られた物語。 [review] (たかひこ) | [投票(2)] |
★4 | 実力相応の仕事をしていない、と苛立たせる監督だった。いまは予想を超えた、しかし彼にしか創れないと思わせる作品を繰りだしてくる。… まさに<巨匠>の領域に入ってきたスピルバーグ。 [review] (死ぬまでシネマ) | [投票(2)] |
★4 | 日本人として、どのように対応してよいものか大変悩ませる作品だった。感動よりは衝撃が強い印象だった。 [review] (chokobo) | [投票(1)] |
★4 | いつの頃からか、スピルバーグ=カミンスキーの映像の質感が心地好く感じられるようになった。ヨーロッパの都市ってきれいですね。手垢にまみれたエピソードを積み重ねられても、面白く見られるのはそのためだろうな。 [review] (ハム) | [投票(1)] |
★4 | すごい!!この映画に込められたメッセージ・・・、全てを受け止めるのは難しい。重すぎる。 [review] (じょばんに) | [投票(1)] |
★4 | 悲しみの連鎖。堂堂巡り。それが悔しくてならない。 (リア) | [投票(1)] |
★4 | カタルシスもなく、映画としての美しさも求めず、ただあなたを民族間の禍中に巻き込む。 (浅草12階の幽霊) | [投票(1)] |
★4 | 原作の標的は11人の方がやっぱりディティールが詳しい。できれば原作を読んで欲しい。(2023/08/25/KOBCL)
[review] (USIU) | [投票] |
★4 | 同胞の悲劇への復讐。一義的には正義だろう。だが、本当に正しいのかと考えさせられるに重苦しさ充分。これぞ映画的というか、テーマ・オブ芸術のよう。
[review] (G31) | [投票] |
★4 | 政治テーマの描き方は温いかもしれんがこれはべらぼうに面白い映画。最上級の冒険小説のように、一度観始めたら最後まで止まらない吸引力を持つ。題材が何であれ楽しめるように作っちゃうのがこの監督の長所であり、また短所でもあるよね。ただし終盤のセックスシーンだけダサすぎるのでマイナス1点。 (赤い戦車) | [投票] |
★4 | スタイリッシュで、醒めていて、でも人間味があって、しかし情に流されすぎない。芸術映画であって、娯楽映画である。この絶妙なバランスの上で 民族問題が冷静に語られる。スピルバーグ、ブラボー。
(SUM) | [投票] |
★4 | 復讐の連鎖は、今となっては「どちらが先」でもない。そして、ただただ死体の「数」だけが増えていく・・・。 (NAO) | [投票] |
★4 | 不条理極まりない。88/100 [review] (たろ) | [投票] |
★4 | 日本人には理解不可能な悲しい世界 [review] (hideaki) | [投票] |
★4 | これが実際にあった話だというから恐ろしい・・・・・。 (TM(H19.1加入)) | [投票] |
★4 | 相変わらず良い出来ですねスピルバーグ印。しかし、モサドっておっかなびっくりだったのですね…。モサドに幻想あった人はガックリかも。 [review] (某社映画部) | [投票] |
★4 | 馬鹿野郎隠すな!元に戻せ!
心の中でそう叫んだら本当に実現した珍しい映画。 (NOB) | [投票] |
★4 | ドライな演出に、’70年代骨太アクションへのオマージュをみた!最近のスピルバーグには珍しいシネマスコープの画面を見ていても、どこか乾燥した寒々しさを感じる。ダニエル・クレイグの鋭い眼光が印象的だった。007にも期待。 (茅ヶ崎まゆ子) | [投票] |
★4 | なんやかんや言っても、はずれのないスピルバーグはすごいですわ (kenichi) | [投票] |
★4 | 心に響く映画ではあったが……。(2006/01) [review] (秦野さくら) | [投票] |
★4 | 当時を知らない自分がこんなこと言うのもなんだが、映像がリアル。。本物の人物や背景を使ってるんじゃないかと錯覚する。。金かかってるなあ。 (Curryrice) | [投票] |
★4 | 個人と社会との関わり合い方を考えさせられる。ショッキングな題材ではあるが、正視出来ない程の映像はありません。 [review] (トシ) | [投票] |
★4 | おそらくスピルバーグに政治的な意図はなく、あくまで「個人が自らの立場とどう向き合うか」という問題提起をしたかったのだろう。[中野ZEROホール (試写会)] [review] (Yasu) | [投票] |