★5 | これは『ラスト・シューティスト』ではないのだ。かつてジョン・ウェインがロン・ハワードにそうしたように、イーストウッドは少年に「銃の撃ち方」を教えることをしない。彼が教えてみせるのは「恋愛の始め方」であり「男の話し方」に過ぎない。『グラン・トリノ』は世界一感動的な「教育」の映画だ。 [review] (3819695) | [投票(27)] |
★5 | 決して完璧な映画ではないし、気になる粗もあるのだが、それなのにこれほどの豊かな余韻を得られたことが驚きだ。映画の何を知っていたのだろう、と実に新鮮な気持ちにさせてくれた新たなる傑作。(考察を追記しました。) [review] (shiono) | [投票(22)] |
★5 | 「アメリカは、あらゆる時代・土地・国民の抜粋を収集し、サンプルを提示する。そこでは、最も単純であるような愛の物語が、様々な州、様々な人々や部族を巻き込む」(ジル・ドゥルーズ)。アメリカの終焉と新生、断裂と連結の象徴としての、グラン・トリノ。 [review] (煽尼采) | [投票(17)] |
★5 | イーストウッドの最大ヒット作にして最高傑作。齢の頂にてたどり着いた明鏡止水、ここに極まれり。※余談 狂犬の如く唸るイーストウッドに若本規夫を見たwww(←プリズン・ブレイクのティーバッグ役声優) [review] (dappene) | [投票(7)] |
★5 | これがイーストウッドの集大成というのは間違いないでしょう。私自身も本当に良いものをいただいたと思います。 [review] (甘崎庵) | [投票(7)] |
★5 | 痛快!頑固爺さんの物語。テーマを語る論文ではなくあくまで物語。物語の良さを味わう。 [review] (おーい粗茶) | [投票(6)] |
★5 | 実用性等、トータルな面では日本車に及ばずとも、あの光り輝く『グラン・トリノ』のボディに誰もが触れてみたいと思ったように、完成度は『チェンジリング』に及ばずとも、本作のことを思い出すたびにより深くさめざめと涙してしまうのはどういうことだろう。 [review] (ナム太郎) | [投票(6)] |
★5 | 楽しい映画。『チェンジリング』同様、老成した感じが良い。 [review] (ハム) | [投票(6)] |
★5 | とてつもなくかっこいい指鉄砲!映画史上ナンバー1といってもよいと思う。だがクリント・イーストウッドのかっこよさはそれだけではない。映画のすみずみにまでゆきわたる美学、それは見るものの心を暖かくつつみ、生きる力を湧き起こさせる。 [review] (シーチキン) | [投票(6)] |
★5 | 安全牌とも言える前半を只事でないレベルに昇華させるのは、良くも悪くも「最もアメリカらしかった男」自らが「故アメリカ」と「新世界」の歴史的結節点として世界に向かい人柱となる覚悟。終焉と再生。「男らしい非暴力」による贖罪と継承は、この暴力の時代におけるこの男以外に出来ることではなかった。この、時代と選ばれた人間の出会いがもたらす映画を「不朽の名作」と呼ぶ。果てなき水平線は「神聖」なる領域へ・・・ [review] (DSCH) | [投票(5)] |
★5 | じつにほほえましくて、じつに厳粛なおじいちゃん映画。未来のおじいちゃんのひとりとして、しかと受け止めました。 [review] (林田乃丞) | [投票(4)] |
★5 | 松明をあなたは受け取ったか? [review] (Orpheus) | [投票(4)] |
★5 | 映画として★5というよりは、クリント・イーストウッドの映画として★5なのだ。(2009.05.06.) [review] (Keita) | [投票(4)] |
★5 | イーストウッドが指鉄砲をしてみせるシーン。役者としての自分が何者なのか、これほどまでにイーストウッドは理解している。 (週一本) | [投票(3)] |
★5 | 『ダーティハリー』の老後を想起させる老人。クリント・イーストウッドの迫力に押された面もあるのは否めないが、もし仮にこれで俳優業を引退するならば見事に有終の美を飾ったと言えるだろう。映画史上最もかっこいい80歳。彼の一挙手一投足に感動させられる。 (赤い戦車) | [投票(2)] |
★5 | 時代の変化と現実。受け入れることを戸惑いながらも貫く男の美学。自分の棺桶に何を持っていくのかを考えさせられる映画。これが遺作ではなく過程だということに驚きと喜びを感じられずにはいられない。 (pinkmoon) | [投票(1)] |
★5 | 家が2軒あればできてしまう映画。安くても良い映画が出来るお手本。 [review] (stimpy) | [投票(1)] |
★5 | ポイントは「うっとうしい」って言うバカ孫だろ。いいぞ!イーストウッド、100まで生きろ! [review] (PaperDoll) | [投票(1)] |
★5 | もはや温暖化する地球を目前にして20年後にはこの映画が評価されることなどないだろう。 [review] (chokobo) | [投票(1)] |
★5 | 最近のクリント・イーストウッドはもはや神がかり的。
(『ミリオンダラーベイビー』のネタバレあり升) [review] (kazya-f) | [投票(1)] |
★5 | 青臭いほどド直球。イーストウッドを“御大”ではなく“親父”と呼びたくなる作品。 (ペペロンチーノ) | [投票(1)] |
★5 | ダーティ・ハリー(嘘)による古きアメリカへの挽歌、イーストウッドが主人公を演じた意味と若者に示した道の意味を想うと熱くならずにはいられない。 (成) | [投票(1)] |
★5 | これほど無駄のない映画はない。演出も演技も音楽もすべて「必要最大限」だ。 (river) | [投票] |
★5 | 映画のタイトルがフォード車の名前だってことも知らなかった。 (IN4MATION) | [投票] |
★5 | レビューが力作揃いというか、その質の高さが物語る。 [review] (バック・フィーバー) | [投票] |
★5 | いろいろな意味でイーストウッドらしい映画。ある種の集大成。
ダーティーハリーであり、マカロニウエスタンであり、ミリオンダラーベイビーでもあり…。 ジジイになっても画面映えするイーストウッドは真のスターアクターだ。 (すやすや) | [投票] |
★5 | 最近のイーストウッドの映画はどれも好きだが(『ミスティック・リバー』を除く)、一番好きだ。 [review] (プロキオン14) | [投票] |
★5 | この感動は言葉では言い尽くせない。 [review] (TM) | [投票] |
★5 | イーストウッドはハリーキャラハンを知らない人たちにもummmmmと唸っているんじゃないかなぁ(笑) (mikaz) | [投票] |
★5 | 今のところ今年のベスト★差別用語連発おじさんに愛着を感じてしまう私イ○ローなのでした★ (MM) | [投票] |
★4 | アメリカ男児としての掛け替えのない誇りとプライドこそが、老いたる保守主義者イーストウッドの本質であり、懐古趣味というよりは彼の「偉大なるアメリカ人」としての矜持がこのフィルムを回させ続けたのは、ほぼ間違いないところだろう。 [review] (水那岐) | [投票(18)] |
★4 | ポーチと椅子と床屋。西部劇の記号。過去のどのイーストウッド映画よりもこれら道具立てが頻繁に現れる。過去のどのイーストウッド映画よりも西部劇足ろうとしたのだ。そういう意味でこれもジャンルを葬る映画だが、師ドン・シーゲルのあの作品と同じで爽やかな葬儀だ。 [review] (ゑぎ) | [投票(14)] |
★4 | 「白いアメリカ人」に対する英雄からの自虐的な遺言。 [review] (sawa:38) | [投票(14)] |
★4 | 殺戮の歴史が育んだ幻想としての誇りは、今や亡霊のようにコワルスキー(クリント・イーストウッド)、すなわちアメリカを苦しめる。次のステージに向けて、この歴史と文化価値の飽和を脱するために、何を受け入れ、何を排除するかという選別と決意の映画である。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(9)] |
★4 | 伝える者が居なくなった<自由な>世界は寂しい。☆3.9点。(reviewの最後では『許されざる者』の結末への言及あり) [review] (死ぬまでシネマ) | [投票(8)] |
★4 | 実を言うと、冒頭の妻の葬儀から主人公の頑迷なキャラクタや子や孫との確執を呈示するシークエンスのベタさに、うわっイーストウッドどうしちゃったの?と少々心配になった。 [review] (緑雨) | [投票(7)] |
★4 | 家族・非家族の線引き、線を越えたおせっかいの大切さが上手く配置された作品だと思いました。 [review] (夢ギドラ) | [投票(7)] |
★4 | 「この国はとてつもなく愚かになったが、希望はまだある」というメッセージなのかもしれない。 [review] (HAL9000) | [投票(7)] |
★4 | ロマン主義に生きロマン主義に死す。元々そんなものが成り立たないことはイーストウッド自身が知っている。それは時代遅れの優雅な遊びなのだ。古臭いものこそが格好いいのだ。 [review] (淑) | [投票(7)] |
★4 | ガレージでジジイの手垢のついた工具を目にしたときの高揚感、そして初めて自分の仕事道具を手にしたときの高揚感。いやぁ、やはりこの監督はダンディズムの全てを知り尽くしているのだと感じた瞬間であった。 [review] (パグのしっぽ) | [投票(5)] |
★4 | アメリカ的価値観(古臭いマッチョで、警察気取りで他者に介入して逆に事態を混乱させる)を体現するグラン・トリノ=老人が、最後にそこから抜け出して、「考えた」ところがこの映画の真骨頂だろう。 [review] (ツベルクリン) | [投票(5)] |
★4 | 物語の前半はユーモラスなシーンが多い。気に入らないと「ウー」と唸るクリント・イーストウッドの偏屈ジジイぶりの描写は飄々とした雰囲気で、まるでマンガみたい。
[review] (ぐるぐる) | [投票(4)] |
★4 | カッコいい爺さんだな。私も年を取ったら頑固婆さんになろうと決めた。 [review] (青山実花) | [投票(4)] |
★4 | イーストウッド的懲悪譚と異文化との親和が並立するのみで「ボーイズ・ビー…」的典型に収斂するのみなら何故にモン族なのか。制するのが白人で越境する度量があればと感じた。爺コン萌えの親爺の立ち居振る舞い。一瞬たりとも目が離せないのも事実だが。 (けにろん) | [投票(4)] |
★4 | 朝鮮戦争の勲章で、ベトナム戦争のカタを付ける。これぞアメリカ爺の生きる道。 [review] (ロープブレーク) | [投票(3)] |
★4 | 無理矢理、大人数乗り込む意味不明なホンダ車よりよっぽどかっこいい。 [review] (らーふる当番) | [投票(2)] |
★4 | 類型的な頑固親父と見せかけながら、一筋縄にはいかぬ造形でコワルスキー翁を見せるクリント・イーストウッドの名演と名ディレクション。助演の2人の若者も食い下がって色を出している。 [review] (chilidog) | [投票(2)] |
★4 | 「家庭」っておい。 (黒魔羅) | [投票(2)] |
★4 | 脚本家や監督は何が言いたいのか? 私の考えはこうだ。 [review] (ExproZombiCreator) | [投票(1)] |
★4 | クリントイーストウッドのドキュメンタリー映画 [review] (いちたすに) | [投票(1)] |