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[コメント] グッバイ、レーニン!(2003/独)
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★4母が信じたものは、体制としては崩壊しても、息子には伝わっていた。国はすっかり変わっても、小さな関係の間ではしっかりと守られたものがある。そこがとても感動的だ。笑わせながらも、「大切なものとは何か」という愚直な問いを実は断固として問うている。 [review] (ツベルクリン)[投票(12)]
★4登場人物みんなが人に何かを与え、人から何かを貰っている映画。究極の社会主義。 [review] (はしぼそがらす)[投票(8)]
★5現実の壁と心の壁を描いた作品。ベルリンの壁崩壊前後の東西ベルリンの状況がよく伝わってくる。映画の力を信じる作者の気持ちも感じました。 [review] (スパルタのキツネ)[投票(8)]
★4小僧の浅知恵が形になる時 [review] (ペペロンチーノ)[投票(7)]
★3幻想の東ドイツ。 [review] (グラント・リー・バッファロー)[投票(7)]
★4主人公の母親が幸せだったかを考えるとき、自分はあの小野田少尉のことを考えてしまうのだ。母国は「帰るべき」ところであったのか…? [review] (水那岐)[投票(6)]
★5この主人公の、といよりも、この監督の作った物語にのめり込みすぎて、ラスト30分はハラハラハラハラとただ涙がこぼれた。(2004/04) [review] (秦野さくら)[投票(6)]
★4映画芸術をどこまで信頼して制作できるか。映画としての破綻を恐れずに、どこまで「自分の言いたいこと」にこだわれるか。「我々が観たい」ものを見せた映画ではなく、「監督が見せたい」ものを観たという気にさせられる映画。空想の翼が限りなく広がる。 [review] (ジェリー)[投票(5)]
★5作者の苦渋が寸止め空手のような演出としてにじむ。笑いも寸止め、批判も寸止め。そのことが見る側に心苦しさを与える。もちろん仮に登場人物が実在したらその心苦しさには比べるべくもないが。振り切らないことが熟考を促す素晴らしい映画だ。 (ロープブレーク)[投票(5)]
★4彼女にとっては知らされた衝撃より、知らされないようにがんばった息子の姿が衝撃的だったと思う。嬉しい衝撃。 [review] (らーふる当番)[投票(4)]
★4母のためだけではない、自分のために。2004.12.14 [review] (鵜 白 舞)[投票(3)]
★4社会全体が抱いた「社会主義」という共同幻想に、家族の中で母と子が描く小さな共同幻想が重なっていく。この映画は、幻想に踊らされた彼らを笑ったり断罪したりはしない。あくまでまなざしは優しい。 [review] (緑雨)[投票(3)]
★4小さき部屋での東西統一。 [review] (tkcrows)[投票(3)]
★4ううむ...。なぜ、「グッバイ」・レーニンなのか、合点がいかない。東側共産圏の崩壊をさしてグッバイを言うなら、さしずめ、スターリンにではないの?でも、あのシーンは見ごたえがあるなと、思う。 [review] (kazby)[投票(3)]
★3設定がシリアスなのに、オフビートに笑いを交えて展開されるアンバランスさにいまいちのめり込めず。 [review] (ざいあす)[投票(3)]
★3主人公の行動原理は旧東ドイツ政権の末期と酷似している [review] (torinoshield)[投票(2)]
★4さらば、愛と幻想の共産主義。 [review] (新人王赤星)[投票(2)]
★4映像が吐いた最も偉大な嘘と何より雄弁な感謝のまなざし。真実は解き明かすものでも、突きつけるものでもない、長い時間を懸けて積み上げていくものだ。 (町田)[投票(2)]
★4古い世界とのお別れには、ちゃんとした儀式が必要なのだ。それが国家であろうと家族であろうとも。040519 [review] (しど)[投票(2)]
★3東独近代史に於ける劇的なターニングポイントが国民にもたらしたものが、パノラミカルなスケールではなく、後半では1人の女性に仮託され、シテュエーションコメディの定型に沿ってのドタバタに終始するのが全くつまらないし、何かにつけ詰めが甘い。 (けにろん)[投票(2)]
★5文句なしの秀作。時間を遡ること、過去に戻ることのメルヘン。散骨の大空の花火。何よりも一人の人間を守ろうとするその暖かさが素晴らしい。うーん、感動した。演出も秀逸。ある意味ではどこにもない国を探す童話でもあるのだ。 (セント)[投票(2)]
★4手作りの魔法を観せてもらった。こうして家族の愛は永遠に輝くのだ。 (レディ・スターダスト)[投票(2)]
★4西側と東側の欠点を公平に見せている(秘密警察とポルノ)のは好感が持てる。あまり知られなかった東独の実情(政府の支給物とか)は興味深い。いろいろ登場する小技は効いているが、メインストーリーがアイディアだけに頼っていて、弱い。ラストの母親のまなざしに+1点。 (KEI)[投票(1)]
★3大して面白いとは思わないがどうにも憎めない映画だ。つまるところ良い人物しか出てこない映画に私は弱いのだ。たとえそれが現実にはあり得ない空想の世界だとしても・・・ (赤い戦車)[投票(1)]
★4ドイツ人の完璧主義を笑う作品…と言っても、あながち間違ってはいないはず。 [review] (甘崎庵)[投票(1)]
★3息子を見つめる母親のまなざしに、只事ではない情感とリアリティがある。 (田邉 晴彦)[投票(1)]
★3亡き祖国への鎮魂歌。国にせよ、人にせよ、滅び行くものには独特の哀惜の念は湧く。しかしそれはやっぱり、滅び行くものであるからに過ぎないとは思う。 ()[投票(1)]
★4レーニンが言う。「一緒に逝くか?」と。 [review] (sawa:38)[投票(1)]
★5公開当時、感動しすぎて何も書けなかった。彼の物語はデタラメかも知れない。でも、そんなデタラメが荒れ狂う現実に立ち向かう少年の原動力になっている。それは僕が虚構を信じる理由そのものだった。そして愛しているよ、ママ! (kiona)[投票(1)]
★4幸せな嘘も方便。りかちゅは丸善で三千円出して「壁のかけら」を買いましたが、引越しで行方不明に。残念無念とはこのこと。 (りかちゅ)[投票(1)]
★4決して傑出した映画ではない。だが私は「母と子の愛」に弱いのだ。それはもう、ほんと、信じられないくらい弱い。とはいえ、そもそも愛(の物語)なんてありふれたもののはず。それでもそのありふれた愛が私の心を打ちえたのは、この作品が不可視のものであるところの愛を映画的に表現していたからにほかならない。 [review] (3819695)[投票(1)]
★3本はよく出来ていたけど。いま少しの「コワさ」があってよかった。 [review] (HAL9000)[投票(1)]
★2すっごく優等生な映画で頑張って作っているんだけど、この話のタルさは堪え難い。2倍速で見て丁度よいテンポ。ま、「みーんなイイヒト」って事で。現実もそんなだったらさぞや良いんだけどね。 [review] (ボイス母)[投票(1)]
★4母親は東ドイツで最後の果報者であり、息子もまた然り。 [review] (ぴーえむ)[投票(1)]
★4主人公が作ったもう一つの国。家族の愛の国。そして、あのトモダチ最高!! (あちこ)[投票(1)]
★4母親への想いは娘よりも息子の方が熱い・・・これは洋の東西を問わず、体制を問わず普遍的なものでしょう。息子の必死さは共感できる。 (RED DANCER)[投票(1)]
★3平均点下げてごめんなさい。ちょっと長いと思う。構成も甘い、今一歩。いろんな愛は溢れているんだけどね。 (某社映画部)[投票(1)]
★5素晴らしい映画でした。観念としてしか語られなかった社会主義を、ひとりの女の、母親の、妻の姿として主観的に描いてくれた初めての映画かも(じゃないかもしれないけど)と思いました。だよね、人間は主義では生きてなくて、そこには生活があるんだもんね。すっごくよく練られた脚本なんだろうなー、激しく感動しました。 (エピキュリアン)[投票(1)]
★5ひたむきに、真摯に、誰かを想う事の高潔さ。それは人が生きていく上で当たり前の意識のようであり、最も難しい意識。打ち上げ花火を見ながら、目の前にパチパチ火花が散るのを感じた。恥ずかしいけど言ってしまおう。これは最高に素晴らしい映画! (づん)[投票(1)]
★3愛するものを守るため、生活を虚構で固め奔走する愛すべき主人公を描く。しかし「ライフ・イズ・ビューティフル」の子供ならまだしも、大の大人はだまされないんじゃないかなあ。 [review] (MM)[投票(1)]
★4「レーニン」は旧制度(社会主義、不味いコーヒーやピクルス、センスのない服、…)の象徴。これは現代のドイツから消え去ったものへの監督のオマージュだ。[恵比寿ガーデンシネマ2/SRD] (Yasu)[投票(1)]
★4完璧にこれは「映画」である。 2004年5月4日劇場鑑賞(おまけして★4) [review] (ねこすけ)[投票(1)]
★3社会や国家に翻弄された人たち。職を失い、資本主義に適応し、しかもそれが1年未満の出来事。西側から商品が流れ込んでくる。ただ、8ヶ月も入院してたの入院費に困ってる感じがしないのは社会主義国のいい面なのかな。調べたら東ドイツの医療は無料だったそうだ。それで、ずっと入院してもお金の心配をしないで済んでる。(2023/04/04/NCL) (USIU)[投票]
★5ラスト30分の緊迫感が悲しみを誘う。とんでもない名作。 (サイモン64)[投票]
★4福祉社会のビジョンが映像業界最末端に託されるという離心性は、含羞ではなく偶然であると措定されねば成り立たないだろう。自分のブライダルビデオが世界を救うと知った男は、その虚構性ゆえに、もっとも真実に近づくのだから。 (disjunctive)[投票]
★5ララ役のチュルパン・ハマートワが可愛すぎて画面に集中しづらかったという本音。 [review] (シオバナカオル)[投票]
★4美しく、シャレてる (ユメばくだん)[投票]
★3民主も社会もあんまり意識できない日本人の私には、固く冷たい印象の東独を こんなに丸っこく描いたのに驚いた。 現実感が程よくブレンドされたメルヘンは なぜかヨーロッパの監督ほど巧い。 ただし点数のほうは 中盤のダレ方が顕著過ぎてダメ。 (ありたかずひろ)[投票]
★2映画や人や国に対する愛の強さは、映画作りの才能にほとんど関係ないという残酷を改めて思い知らされる。メッセージ重視も結構だが、それがヘタさの言い訳になってはならない。『50回目のファースト・キス』の方がよっぽど面白く、美しく、感動的だ。 (Lostie)[投票]
★4生きるってことは、大変なことなんですね。 [review] (chokobo)[投票]