★4 | 引きの画のドキュメンタリズムとケレン満載の編集によりスタイリッシュに語られる説話は群像の中から3人の少年を抽出するが、その先は有りがちな退いた視座からの盛衰観測に収斂する。殺され殺す子供を描いて越境したモラリズムは今を討ってるのは確かだが。 (けにろん) | [投票] |
★3 | サクサク進める演出の底辺に何か浮ついたものが感じられるのが厭だ。脱出すりゃいいじゃんという処世が事態に向き合うのを妨げているように見える。深作の実録物にあった怖ろしさがここにはない。事実が羅列される前半は興味深かった。 (寒山拾得) | [投票] |
★5 | 貧すれば鈍すのファヴェーラ(スラム)の状況を覗き見するドアが開く。映画的な表現に到達させようとしてるので一部悲劇を綺麗に撮ってんじゃねえよと思う部分が無いことはないが、これ以上ハードコアだったり下品だったりすると商品にはならないので正解。 [review] (t3b) | [投票] |
★5 | 子供が集団で銃を持つ社会。こんな恐ろしい社会がもう来ていたのかと愕然とする。人は人を殺すことにためらいを感じなくなったらもう終りだ。特に子供は・・ [review] (KEI) | [投票] |
★3 | 虚無という言葉すら存在しない真性無感情の次元においてこそ本物の暴力が存在する。銃が「異物」ではなく日常に平然と納まる風景。殺人が悲劇ではないという悲劇。明るく閉塞した空洞感に震撼。円環構造も脱出の不可能を示唆して効果的。そしてその世界を生きるコドモはやはりコドモでしかないという最大の悲劇。しかし安全圏から知った顔の解釈を口にすれば八方から撃たれる感のある「実話」を”過剰に”戯画化する姿勢に疑義。
[review] (DSCH) | [投票(1)] |
★5 | 時系列が前後しますが上手に絡んでいるうえに、独特のノリと躍動感がスパイスとなり、すばらしい出来。ある種パルプ・フィクションに近いと思います。 (carcass) | [投票] |
★4 | 生きる=殺す!それが行き着くところまで行った最悪進化系。巨大な無知と欲望に支配された街。無知故に陽気。人間の性悪は半永久的に輪廻する。悪に堕するのは本当に簡単だ。人の暗黒面を太陽で照らすとこんな感じなんだろう。明るいけど暗いなぁ…。 (Ryu-Zen) | [投票(1)] |
★4 | 神の町に送り込まれるリアリストたち。これを見ると、次回のサッカーワールドカップが心配になりますね。 [review] (chokobo) | [投票] |
★5 | ブラジルに行った事は無いが「あながち間違いない」と確信してしまうリアリティ。バッタバタ殺される食用鶏「次は俺か?!俺は死ぬのか!」聞こえてきそうな緊迫の状況!鶏のシーンで震える僕はこの国では生きて行けないなと思いました。 [review] (ギスジ) | [投票] |
★4 | 人類 原始時代での部族発足でもこのような事が行われるのだろうな (hideaki) | [投票] |
★4 | 一つの町を舞台に描かれる人間模様の狂騒花火。 [review] (赤い戦車) | [投票] |
★4 | サンバに対するイメージが変わった。今まで考えていたよりも100億倍くらい暗い音楽だった。 [review] (パグのしっぽ) | [投票(3)] |
★5 | 何というか自分のモノサシでは全くはかることの出来ない価値観と遭遇してしまった感じです。
[review] (TM(H19.1加入)) | [投票(2)] |
★5 | 撮り方、魅せ方、密度感において凄く、完成度の高い傑作。ネタや演出に好き嫌いはあるだろうが、否定する要素がない。 (cubase) | [投票] |
★4 | 人を簡単に殺すギャング同士の抗争は、見ていて辟易するが、これがブラジルのスラム街の現実。映画としての構成は面白い。 (NAO) | [投票] |
★4 | これが同じ地球上で起こっている現実だとは受け入れ難いが、何という過酷な人生だろうと憐憫を感じると共に、自分がこの立場に置かれたらと想像すると恐怖に身震いがする。 (サイモン64) | [投票] |
★3 | エイッソアイー!なんて言ってる場合じゃないな。 (黒魔羅) | [投票] |
★4 | 野生の王国。比べるものではないと思うけど、あのアニメ思い出した。 [review] (きわ) | [投票(2)] |
★4 | 神の街なのに、あるのは銃と死体と悪。「命は大切だ」なんて言ってられる国家の幸せとは裏腹の世界。マジでガチな映画 (たろ) | [投票] |
★3 | 深刻なモチーフに心痛めながら、冴えた演出に心躍る。そしてぼくは途方にくれる……。 [review] (林田乃丞) | [投票(3)] |
★4 | テンポがよく、スタイリッシュ。 (veranita) | [投票] |
★5 | 福祉政策として建設された街が、剣呑なガキ共の闊歩する魔宮と化すまでの年代記。創世から三十数年、今や事態は超現実的水準へ。ああ、素晴らしきこの世界!彼らは無垢そのものだ。 (淑) | [投票(2)] |
★5 | この世界がラッセ・ハルストレムの描く世界と同じ惑星上に存在する。 (カレルレン) | [投票] |
★5 | 熱いねぇ〜、ブラジル!南米か!!バイオレンスをここまでコミカルに描けるのは、実話に基づいてるからだろうなぁ。死んで当たり前、生きててラッキーみたいな(^^ (daniel roth) | [投票] |
★5 | 多くの登場人物を各エピソードに小分けする事で上手に整理する。さらに絡み合う時系列すら映画的面白さに変換してしまうという技量。そして撮影・選曲の確かさと新しさ。様々な技術を用いて映画の魅力が溢れ出してくる。「映画」が湧き出てくる。 (sawa:38) | [投票(1)] |
★4 | スタイリッシュ風な演出が少々うっとおしいが、それは些細な問題。暴力描写は控えめだが、それも些細な問題。乾いた街の乾いた神話を紡ぐ小道具に過ぎない。神話はモラルなど悠々と超越するのである。 (ハム) | [投票(1)] |
★5 | 我を忘れた。僕にとってはむせかえるほど濃密な体験。 (TM) | [投票] |
★5 | リオのスラムなんてまったく知る由もない世界なのに、何たるリアリティ。観てる自分も、まるで「神の街」で暮らしているかのような錯覚に陥るほど。 [review] (緑雨) | [投票] |
★5 | この街が正しくないのは誰の目にも明らかだけど「じゃあ、正しい街(世界)ってどういうの?」と聞かれてもなかなか難しい。一つだけ確かな事は、銃は人を守るためでも助けるためでも、まして救うためでもなく、殺すために作られた物だという事ぐらいか。 (オメガ) | [投票] |
★5 | これを、少年ブスカペがスラムを抜け出すに至るまでのロードムービーとして捕らえた時、その壮大さには目眩すら覚える。 (るぱぱ) | [投票(1)] |
★5 | 本物のバトル・ロワイアル
(ユウジ) | [投票] |
★3 | 世間に隠れて親がネチネチと子供を殺すこっちの国も大変ですが、白昼堂々と子供が子供を撃ち殺すあっちの街も悲惨ですなぁ・・・などと不謹慎な感想が頭をかすめてしまうほど、作りに作った映像は、伝えるべきことをちゃんと伝えきっているよには思えないのです。 (ぽんしゅう) | [投票(1)] |
★4 | この国からサッカーを取り上げたら暴力とサンバしか残らないのか (TOMIMORI) | [投票] |
★5 | ベネに惚れた人、手あげて! (ナベロック) | [投票(2)] |
★4 | 『KIDS』のナマナマしさ+『ブギーナイツ』のストーリーのよさ。そこまでだったら‘90年代の名作って感じだけど、それがアメリカの映画じゃなかったってとこが今っぽいな、と思った。 [review] (ちゃん) | [投票] |
★3 | スタイリッシュな映像で描かれた暴力は本来の生々しさから乖離しており、それは様々なメディアを通じて形成され去勢された暴力のイメージ、つまり本来の暴力の形骸にすぎないのではないのだろうか? [review] (鏡) | [投票(7)] |
★4 | とりあえず娯楽映画の体裁はとっているのに、子供達が殺されるシーンが続くのは殺伐とし過ぎていて、見ていて楽しくないです。けど画面から目が離せない異様な緊迫感&演技とは思えない迫力があるのは、確か。 (takamari) | [投票] |
★4 | 本作では様々な差別が描かれていたが、唯一これだけはなかった。それが人種差別。流石人種の坩堝! [review] (甘崎庵) | [投票(1)] |
★4 | 彼らはスラム街で生きることに誇りを持っている。例えばサッカーブラジル代表のアドリアーノなんかもそうだ。彼はファベーラ出身であり、幾多の困難を乗り越えてきたらしい。この映画はまさに、その「映像化」と呼ぶに相応する内容だろう [review] (ナッシュ13) | [投票] |
★4 | 世界の映画界は横一線で猛烈に突っ走っている。日本は彼らの背中に追いつけるか!? 4.0点。 [review] (死ぬまでシネマ) | [投票] |
★3 | 映画を期待して見てはいけない。 [review] (tomomi) | [投票] |
★4 | リトル・ゼの笑った顔ってちょっと可愛かった。いいも悪いもない世界。ただ生きてるだけ、それぞれの心境で。この街、悪事や殺戮が繰り返されても普通にそしらぬ顔で生きてる人もいる。 (らーふる当番) | [投票] |
★5 | ラテン的人生。それは生きる事、死ぬ事、かっぱぐ事、はめる事。 [review] (Lycaon) | [投票] |
★4 | 地球は青く、俺に出来ることは何もない By デビッド・ボウイ [review] (町田) | [投票(2)] |
★5 | カメラを持った少年は、傍観者だったのだろうか? 周りで起こる悪事の数々。
ドラッグ・殺し・窃盗…。人は事象に傷つくわけではない。コンプレックスや憎しみが、狂気を増幅させ悪循環へとループさせる。寂寞とした風がひゅうひゅうと心を吹き抜け、砂塵をおこす。叙事詩的な終焉と始まり。 (Linus) | [投票(1)] |
★4 | 描いている内容は、実話ベースだしとても興味深いものだったけど・・・。前半の夜のサスペンスが、後半の昼のシーンなると、なにか違った映画になってしまっていて残念。サスペンスが持続しなかった感じ。でも、凄惨なシーンやそういう予感に満ちたシーンに、サンバを当てた音楽使いには、哀愁が深くて打たれた。 (エピキュリアン) | [投票] |
★4 | トリッキーな映像とはうらはらに・・・ (poNchi) | [投票] |
★4 | 一歩間違えば、時代が違えば、国が違えば、我々もあの道ばたに立たされていたのか?
計算された絵作りと場面転換に違和感を覚えてしまうのは、無い物ねだりなのか。 [review] (chilidog) | [投票] |
★3 | この町は今ようやく戦国時代中期を迎えたわけであるな。400年もすれば平成がやってくるべぇ。 [review] (ピロちゃんきゅ〜) | [投票(4)] |
★3 | こんな陰惨な話しを明るく、ユーモアを持って撮れるのは、ラテンの血のおかげか?
この設定に日本で一番共感し、その気持ちを理解できるのは焼け跡闇市世代の男性(70代)であろう。 [review] (ボイス母) | [投票] |