コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] 血と骨(2004/日)
- 更新順 (1/2) -

★4野蛮なのではなくその逆で、才能を辺土が収容しきれず、そのかけ違いは異常な戦闘力を主人公補正と思わせてしまう。しかし老齢期に達して喜劇と紛う如き扮装になると、演者当人の本来もっている性質に役柄が収斂され、例えようのない文明と気品が出てくる。 [review] (disjunctive)[投票(3)]
★5大阪人なのでオチは無い。 96/100 [review] (たろ)[投票]
★4ディフォルメを外せば本作は在日コリアンとかは関係なく、戦前戦後の価値転換を跨いだ世代の共通体験だろうと思う。 [review] (寒山拾得)[投票(3)]
★3もしこの映画が70年代以前につくられていたら、邦画界の最高傑作のひとつに数えられていたかも。21世紀に入ってからの映画にしてはパッションが足りない。暴力シーンそのものは火花自体は散るけど、決してパッションには成りえない。そのあたりが厳しい。 (リヤン)[投票(1)]
★3役者たちの迫力は相当なもので、見ごたえはあったのだが、面白いかといわれれば別にそうでもない。 [review] (ハム)[投票(2)]
★3主人公、金俊平を演じさせるにあたり、演技力を取るか存在感を取るか? で、結局ビートたけしの存在感を取ったわけだが・・・。 [review] (ねこパンマン)[投票(2)]
★4壮絶な作品です。 [review] (TM(H19.1加入))[投票]
★2ただ単にアクションとストーリーを追うだけで、かと言ってハードボイルドとして傑出しているとも思えない。しかも、2時間半もの時間を使うほどの価値があるのか、若干の怒りを覚えた。 (檸檬)[投票]
★4こういう、時代故に物語たり得る人物を正面から描くというのは、崔洋一世代が最後なのかもしれないとも思う。これが現在なら、只の犯罪者なのだから。過去ならすべて免罪されるわけではないのだが、それが時代なのだったのから。 (SUM)[投票(1)]
★4北野武オダギリ・ジョーも、過去最高の演技でした! [review] (chokobo)[投票]
★3破天荒な主人公の人生は物語として破綻していて興味が無いが、それでも見ていられるだけの作品の質の濃さがある。070708 (しど)[投票]
★4在日とかそーゆーこと関係なく、なんだかれこれ訳ありな家の内情を覗き見させてもらってるような、下世話な楽しさで観てしまいました。 (HIBARI)[投票]
★1訳がわからん!主旨はどこだ!?原作の粗筋でも読んで脚本書いてくれ! (billy-ze-kick)[投票]
★5映画にブン殴られたのは久しぶりでした。 (poNchi)[投票(1)]
★3暴力的にどんどん崩壊していく金一家とは対照的に、時の経過と共にハイカラ度を静かに増していく町並み描写が印象深い。話的に特別訴えてくるものは無かったが、ある変人の太く長い一生は、骨抜き現代人の俺には興味津々に映った。しかし、寺島進を最後までデビット伊東だと勘違いしてたマジで。「なんだ結構いい演技するんじゃん」てね。 (クワドラAS)[投票]
★2単にチ○コの乗り物であることを、「強烈な個性」「凄まじいエネルギー」などと崇めるのは如何なものか。 (はしぼそがらす)[投票(2)]
★4見終わって気持ちのいい映画ではないですよね。でも「ゴッドファーザー在日版」と考えるとすごい映画と思うのです。やっぱすごいですよ。 (minus-zero)[投票]
★3荒涼とした自分の暴力を垂れ流すタケシの映画より、役者タケシのこの映画の方が良い。3.7点。 [review] (死ぬまでシネマ)[投票]
★3それほど家族は虐げられていなかった気がする。 俊平が自分で稼いだ金を自由に使おうと勝手だし、嫌なら家から出て行けばいいんだし。 金も稼がずに暴力振るう亭主の何十倍もマシ。当時はどこにでもありそうな話。 (TOMIMORI)[投票(1)]
★3圧倒的な迫力は認めるが、受賞するほどの作品?前半はまぁまぁだが、突っ込み所満載だし後半はドリフに見える。['05.11.20VIDEO] [review] (直人)[投票]
★4「成れるものなら・・・ [review] (Soul Driver)[投票(4)]
★4下手に賞賛すると、暴力肯定論者のようになってしまうのが怖い。 が、緊迫感に重点を置くなら最高級の作品。 [review] (ちわわ)[投票(4)]
★5キャスト・スタッフの血を飲み込んだという感想。 [review] (あちこ)[投票]
★3最も愛された女は誰か? [review] (samurai)[投票(6)]
★3残念なことに、普通に脚本が面白くない。オダギリ・ジョーが画面にいた数十分間だけが異彩を放つ。途中から「早く終われ」と祈った。何ゆえの高評価なのか理解に苦しむ。BGMがないことはこの映画には奏効した。演技はよい。特に鈴木京香の持ち上げられた左足がよい。 (IN4MATION)[投票(1)]
★2かなりつまらなかった。あんなの朝鮮人家庭では日常茶飯事では? (tomomi)[投票]
★4インパクトの強さという点では一級でしょう。北野武の演技としてはもっとも得意とする分野の暴力・野獣であり評価には値しない。女優陣の熱演は充分に評価してあげるべきですね。在日朝鮮人社会を舞台としたことでの話題性は原作者のもので映画の評価とは繋がらないが、監督の手腕は大いに評価。 (RED DANCER)[投票]
★2マーロン・ブランドのビトー・コルレオーネは立派にある時代のアメリカにおけるイタリア人の父を代弁できたが、ビートたけしの金俊平は日本における朝鮮人の父でもなんでもない。あれはただの暴力とセックスだけでしか自己を主張できない孤独な男だ。 [review] (水那岐)[投票(5)]
★5その壮絶な大立ち回りに凄まじい狂気と喜劇性を垣間見せるのは、監督と役者陣の真剣勝負と綿密な計算があればこそ。身震いもできぬまま圧倒される、ある男とその男に翻弄され、抗おうとする者たちの昭和史。 (chilidog)[投票]
★3凄い映画だとは思うが、その凄さというのは大方役者の力演によるものであり、映画的な凄さではないような気がする。 [review] (太陽と戦慄)[投票(7)]
★3意外と主人公の存在感が尾を引かなかった理由。(注意、レビューは冒頭からラストに言及) [review] (グラント・リー・バッファロー)[投票(8)]
★4上映が終わった直後は「本物を観た」という充実感で一杯だった。役者たちも本気ならスタッフもみんな本気だ。彼らのガチンコ度がスクリーンからひしひしと伝わってくるような作品だった。[丸の内プラゼール/SRD] (Yasu)[投票(2)]
★1わざわざお金を払って醜い現実或いは歴史を自虐的に見る気はしない。不快感を得るために映画を観ているのではない。「夢と希望と慶び」を観る者に与える映画を作ってみろといいたい。ヤクザと差別、セックスと暴力という安易なアイテムばかりで映画を作るな! (フランコ)[投票(2)]
★3平凡に平和な、暴力と無縁の家庭で育つ。中2の頃、祖父が家で暴れる姿を見た時感じた怒りと戦慄。あ、あれが昭和人間って奴か(偏見?) 2004年12月10日劇場鑑賞(誕生日!) [review] (ねこすけ)[投票(4)]
★4圧倒され続けた二時間半。忘れたころに豚が出てくるもんだから思いだして鬱。 (ガリガリ博士)[投票(1)]
★4「知力」が尊ばれ「愛」が魅力と見なされる現代社会の風潮の中で、人は「腕力」を一段低くみなし「金」の力を蔑む。しかし、度を越せば四つの力はいずれも「暴力」に成り得る。生きることへの過剰な思いが俊平(ビートたけし)という怪物を生んだ。 [review] (ぽんしゅう)[投票(9)]
★3原作を読んだらまた違うのでしょうが、未読且つ想像力の乏しさのせいか、北野武演じる主人公の人格に全く気持ちが入っていけず。。”なんなの…”としか思えませんでした。また、巻き込まれた人達に関しては”壮絶”以外に言い様がないです。なので、物語自体に自分はついていけませんでしがた、出演者全員の演技はすごいし、体当たりだしで圧倒されました。 [review] (リア)[投票(1)]
★5冒頭、済洲島から海を渡り、君が代丸から新天地大阪を一望する若き金俊平の姿は『ゴッドファーザー PART II』でシチリア島からアメリカへやってきたときのイタリア移民の姿とダブる。 [review] (よだか)[投票(5)]
★2なぜに評価が高い・・・?! [review] (草月)[投票(2)]
★4オダギリジョー濱田マリが特にすばらしかった。脇役に至るまで人生を感じさせる作品だったから役者も乗ったことだろう。 (kenichi)[投票(3)]
★5多くの関係者が残す「現場では崔洋一が金俊平だった」という言葉が全てを物語る。本気でやらなければ殺されそうな緊張感の中で生み出された画面に、観る側としても本気で向かい合った大満足の144分。 [review] (ナム太郎)[投票(8)]
★5あたしも叫んでいた。「アニキ!いてまえ!!」 [review] (きわ)[投票(1)]
★4忌み嫌われるべき圧倒的な暴力と、同時にそこに庇護されてしまいたい本能的衝動。全く肯定はしないけれど、「父」という存在の一つの側面はここにあるのかも知れない。原作者が父を描いたからこそ表現できた、家族と父親との不思議な距離感。 [review] (Myurakz)[投票(7)]
★4やはり手加減なしで作られていればその本気さが画面から伝わる。やっつけ仕事で作られた凡百の作品とは比べ物にならない見応え。主演級はもちろんのこと脇に至るまで監督の本気に応えている。特に中村優子という女優、彼女のことは忘れないだろう。 (緑雨)[投票(5)]
★4現場のポテンシャルがビシビシ伝わる気の入った演技のオンパレードと堂に入った美術には心底惚れたが、後半のクロニクルに並列的なエピソードの配置からは意外なほど何も見る者に訴求して来ない。かなわん親爺やっただけじゃ戯れ言にしかならない。 (けにろん)[投票(2)]
★4今村昌平の用語だが「重喜劇」という言葉を思い浮かべた。原作が粗いように映画にも粗い点は散見されるが、それでも惹かれる。ヒトという生き物の哀しみはこういった形でも描けるのだ。 (ツベルクリン)[投票]
★4殴られること殴ることの痛み、そしてその限度を体で学んだ時代。良くも悪くも親父は規範だった。それを教わらずに育った今の子は幸福なのか?切れた今の子は素に刃物をかざす。 地震・雷・火事・「親父」が「子供」にならないように。作者は問題提起する。 (スパルタのキツネ)[投票(1)]
★3初めて原作を読んだときは無性にキムチを食いたくなったものだが、それはなかったナ。 [review] (G31)[投票(1)]
★4紛れもなく喜劇だ。まず映画俳優としてのビートたけしを最大級に評価せねば。映画においては演技の上手い・下手なんてどうでも良い事柄であることを改めて思い知る。さらに主人公に感情移入できる・できないなんてことも映画の評価(つまりは面白さ)と全く関係ない事柄だ。崔洋一+たけしの恐るべき映画感覚。恐るべきポテンシャル。 (ゑぎ)[投票(7)]
★5普通は御飯の上に梅干しなのだが、これは梅干しの種が御飯のように振る舞い、ふりかけに蛆虫といった感じ。一見不味そうなのだが、種の中には仙人が食す物とされている「仁」または別名「天神様」があり、蛆虫も薬用酒となる。暴力もまた、人生の栄養なり。目をそらすな、残さず目で食べ尽くせ。 (ジャイアント白田)[投票]