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[コメント] 酔いどれ天使(1948/日)
- 点数順 (1/2) -

★5雑踏に流れる明るい音楽と、それを背負って歩く人間の後ろ姿の暗さが同居するシーンのアンバランスさは、社会の無情さと空虚感を表現している。そして結核貧困ヤクザという三大悪の見事なシンクロ。 [review] (ジャイアント白田)[投票(7)]
★5私の尊敬する人、酔いどれ天使 [review] (ペペロンチーノ)[投票(7)]
★5Drunken Angel ってハードロックのバンド名みたいですが、この映画の真田(志村)先生は本当にそんな感じのお人です。 [review] (kiona)[投票(6)]
★5とっ始めのシーンでフラッシュバックが起こった。間違いない。これが私の原体験映画だ! [review] (甘崎庵)[投票(5)]
★5あの黒澤が「撮らされている」ような三船の圧倒的な存在感。この作品の仕上がりは「映画は監督のもの」と思っていたであろう黒澤監督のある意味「敗北宣言」。 (おーい粗茶)[投票(5)]
★5黒沢の言う「演出窯変」。 [review] (takud-osaka)[投票(2)]
★5弱者の前で強がりながらジメジメと生きる三船に、死して初めて陽が当たるという演出が、監督特有のやくざ批判として効果を上げている。ギラギラした勢いの三船を制御しきれなかったのが、その後の黒澤&三船コンビの作風を生んだのだと思う。 (タモリ)[投票(1)]
★5投げかけられるメッセージ自体はありふれた教条的なものだとしても、ここで描かれている志村三船への優しい視線には涙せずにいられない。『酔いどれ天使』という題名そのものさえ感動的に思えてくる。 [review] (太陽と戦慄)[投票(1)]
★5この映画が世界一好きです。理由は分らない。ミフネー!シムラー!クロサワー!!!ウオー!!ダーッ!!!! (こり)[投票(1)]
★5酔いどれ志村喬、三船敏郎のやくざ。これだけで面白い (ふりてん)[投票(1)]
★5若かりし頃の三船敏郎にかなう役者は、そう簡単には見つからない。 (tredair)[投票(1)]
★5[ネタバレ?(Y2:N7)] 最後のシーンで志村喬演じる町医者の無念が痛々しく、いつまでも心に残る。 (黒魔羅)[投票(1)]
★5もし自分が役者になって、酔ってる男のシーンを撮影する際には、三船さんのあのシーンをぜひ参考にしたい。90/100 (たろ)[投票]
★5三船敏郎の圧倒的存在感に畏敬の念を感じる。一方で、その後の黒澤映画で見せる人物造形とは全く違う人物を演じている志村喬もすばらしい光を放っている。昔が良かったとは言わないが、こういう味を出せる俳優が絶えて久しいのは何故なのか? (サイモン64)[投票]
★5三船敏郎がとにかくかっこよかった!最初の方、ダンスホールで木暮実千代とダンスを踊ってた三船の色気すごかった。だけど木暮にケガした手を叩かれ、「バカ!」と三船は怒るんだけど、その言い方に訛りがあって笑えた。 (ゴメズ)[投票]
★5この映画は志村喬と三船敏郎、双方が最高の演技をぶつけあって、見事に衝突することなく、調和して、一本の名作を作り上げた、そんな作品。『雨あがる』で表現された偽りの「人のやさしさ」とは対照的な、見事な人間愛。 (ハミルトン)[投票]
★5映像の緊迫した表情に黒澤らしさがあふれている。カッコウワルツのシーンは凄い。コントラプンクト。 (chokobo)[投票]
★5「MIFUNE」をはじめてみました。いい男でした。一緒にジャングルブギ踊りたい! (sugar mom)[投票]
★4三船が素晴らしすぎたために映画の主張は混乱してしまったが、こんな混乱なら歓迎である。ホントに、昔の日本映画に出ている役者たちの濃さには感動する。現代の役者たちの薄いこと! ちゃんとメシ食ってんのか? [review] (ペンクロフ)[投票(7)]
★4やくざを心底嫌っていたという黒澤の撮った、最も魅力的な極道像。ダンディで野獣のような獰猛さを秘めながら、泥沼のなかに自ら沈まざるを得ない結核病みの三船は、その後の現代劇で見せる四角四面の朴念仁に較べて、いかに輝いていたことだろうか。三船の存在自体の勝利。 (水那岐)[投票(6)]
★4「沼」の映画だと思う。いつも画面の片隅にあの沼が映って、でもなかなかカメラはそれをちゃんと見せない(後半に泡のアップがあるけど)が、すべては沼の周りで起こる。たぶん象徴であり現実の沼。絵づくりの才能を感じます。 (エピキュリアン)[投票(6)]
★4黒澤作品は、人間の悲しみや陰の部分を描いているにもかかわらず、常に生きるタフさがある。どんなに暗くても生きることに青空がなければダメだ。(安吾の本のようにね) (Linus)[投票(4)]
★4敗戦の混乱期に「理性!理性!」と叫びたくなる気持ちは分からぬではないが、理性だけでは割り切れないのが人間の面白さであり魅力なのでは。志村と三船の歌舞伎と見まがう力まかせの熱演が、リアルな舞台背景から浮きまくり、気分はおいてけぼり。 (ぽんしゅう)[投票(3)]
★4志村喬の薬用アルコールの飲みっぷりがよい。テンポもよくて、ほどよく意地悪で、でもイキがっていてユーモラス。端役の一人ひとりまでソコハカとなく悲しいけど、おかしい。 [review] (カフカのすあま)[投票(3)]
★4ヤクザの更生を描きたかった植草、三船を格好よく撮りたかった黒澤、ふたりの最後の共作(含『素晴らしき日曜日』『生きる』のネタバレ)。 [review] (寒山拾得)[投票(2)]
★4ラストで女学生の台詞を借りて黒澤明が、自分の言いたいことを言っている。あまりにストレートな表現ではあるが、それがそうわざとらしくも軽くも感じられることがないのは、やはり映画全編を通じた怒涛の迫力に気圧されたからだろうか。 [review] (シーチキン)[投票(2)]
★4酔いどれてないけど天使は久我美子だ。志村喬じゃないぞ。(05・11・02) (山本美容室)[投票(2)]
★4三船敏郎はひねくれててもまっすぐにしか見えない。だからこそ黒澤映画の象徴なのだろう。 (t3b)[投票(2)]
★42人の患者(松永と女学生)に人の強さと弱さを感じた。松永を上っ面だけ凶暴で内面は弱い、所謂やくざ者のように描きながら、影は人一倍優しく不器用であるが故の松永を写している。影でかくも表現できる三船敏郎は凄い。岡田の奏でる殺しのギターもいい (スパルタのキツネ)[投票(2)]
★4泥にまみれながらも生きていく人々。 [review] (あき♪)[投票(2)]
★4事は基本的に志村喬の視点で観測されながらも、絶えず三船の視点に憑依したがる衝動がある。ふたりともムラっ気で分かりにくいのだが、病状に応じて態度を緩急剛柔させる志村に三船がドキドキしてくるのである。 [review] (disjunctive)[投票(1)]
★4まだまだ研磨初期段階の、荒削りな原石を見る事が出来る貴重な作品。 [review] (づん)[投票(1)]
★4志村喬三船敏郎がぶつかり合いながら向かってくる。恐ろしく汚い沼、妙に明るい音楽、少女・・あらゆる物に込められている物がストレートで分かり易いんだけれど、直球で容赦無くぶつかってくる。だからわたしもそれを素直に受け止められるんだな。 (m)[投票(1)]
★4診療所前の汚水とそこに沸く清水。それを遠心分離する毒舌医者。 [review] (町田)[投票(1)]
★4何と言っても久我美子がいいね! (熱田海之)[投票(1)]
★4志村喬おしいっ!。もったいないっ!。脚本がいかんのかなぁ・・・。ヒューマニズムをもっと隠して、ヒューマニズムを出したくないのに滲んでしまえば、真田は松永に押されずに、5点。 (ヒエロ)[投票(1)]
★4良くなろうとする魂と,救おうとする魂。それを阻む現実。これをダサイといって,その後の日本映画史はクズ映画ばかりを量産した。 (死ぬまでシネマ)[投票(1)]
★4ブライアン・フェリーのような三船。何度見ても三船と思えない。 [review] (ぱーこ)[投票]
★4三船敏郎! (赤い戦車)[投票]
★4悪夢になるとちとやりすぎな気がするけど、内面の劇をそれぐらい描写しない と黒澤は気がすまないのだろう。 (モノリス砥石)[投票]
★4三船敏郎の背中がかっこいい。 (coma)[投票]
★4打診と聴診で結核の空洞を診断できる臨床医はもう余り残っていないだろうなぁ・・・? (RED DANCER)[投票]
★4三船敏郎という原石のダイアモンドを嬉々として磨いている若き巨匠の息遣いが伝わる。登場人物に落ちる夏の陽とよしずの影のリアルさ。 (ジェリー)[投票]
★4デーモンの様な三船のメイクがすごかったナ (レネエ)[投票]
★4ドブ川という現実からもがき出よううとする怨念にも似た、ギラリとした役者2人と、清涼感のある「未来」を予感させる若手女優。そして押し付けではなく力強く言い放つ黒澤。劇的ではないが、お見事。 (chilidog)[投票]
★4ストライプやくざスーツの三船。サムライ姿のほうがいいなー。 [review] (ころ阿弥)[投票]
★4技術は今に追い付かないけど音楽の使い方がうますぎて涙が出そうになった。セットなのに「街」が在る。黒澤さんの抜け目なさを感じた。 (イオス)[投票]
★4三船がすげーかっこいい。めずらしーけど、黒沢白黒映画では、カラーで唯一見てみたい。 (トラブルドキッズ)[投票]
★3ファーストカットはメタンガスが湧くドブ沼。畔で侘しくも拙いギターを爪弾く男。物語の舞台は全てこのドブ沼の周辺。バカでかい広告看板、頭の上を走る高架の電車、闇市の域を出ない駅前の商店街。終戦直後の、貧しくも猥雑と活気に満ちた庶民の生活感を印象に焼き付けるロケーションが強烈。 [review] (緑雨)[投票(4)]
★3三面鏡・ペンキ・ベランダなど小道具や装置を使った視覚的なカットが冴えている。影絵・闇市シーンの網状の影など表現主義風味も。「沼」もテーマを語ってよい。三船敏郎の「病による衰弱」と「更生の可能性」が混同されているのは難。堅気になりかけていたのに…、というところをちゃんと演出しないと映画の感情が弱い。 (3819695)[投票(3)]