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[コメント] 砂の器(1974/日)
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★4これはもう「確信犯」だ。小説にはない音楽と映像をフル活用した。原作既読で音楽利用は観る前から分かったが、2年間の映像は成程と思った。しかも観客もそれを分かってながら、自ら進んでその映像と音楽に没入して行く。何という幸せな作品だろう。 [review] (KEI)[投票(2)]
★340年ぶりに拝見しました。日本の美しい情景を名画の中に残して下さった野村監督に感謝します。終盤のセリフなしで見せるシーケンスは秀逸です。☆3としたのは、ご都合主義なストーリー展開とやや緊張感に欠ける中盤のためです。 (水の都 ヴェネツィア)[投票]
★5日本推理映画の金字塔だけど、実は結構な変化球映画だと思う。 [review] (ペペロンチーノ)[投票(1)]
★370年代風景映画としては最高に充実しているが、話はデタラメ。身元不明のおっさん1人が殺された事件で警視庁がこれほどの時間と人員を割いて捜査するとも思えない。聞き込みする時も異常に押し出しの強い丹波哲郎。 (ペンクロフ)[投票]
★4饒舌と欠落。 [review] (おーい粗茶)[投票(2)]
★4ローカルネタを徹底解題する清張文脈を炎天下を背広を脱いで歩き回る刑事の汗と歩行のリアルで担保する橋本イズム。その若干のマンネリが大浪花節の一大ページェントに大梶を切る。すれすれ勝負だが年間を通したロケの厚みが半端なく無茶を押し通す。 (けにろん)[投票(1)]
★2当時、世界的流行であったとは云え、本作のズーミングの多用にも、いい加減ウンザリさせられる。ロケ撮影の人物を映した後、ズームアウトして風景全体を見せる、という、逆エスタブリッシング・ショット(こんな言葉はない)が頻繁に表れる。バカみたいだ。ただし、ズームアップは殆どない、というのはまだ救い。 [review] (ゑぎ)[投票(4)]
★4丹波哲郎が全国を行脚して執念の捜査を続ける物語の大半は刑事ドラマだが、「宿命」の演奏が始まってからは一大感動巨編に変貌。四季折々の美しい日本の原風景をバックに「宿命」が鳴り響く怒涛の回想シーンは映像と音楽のシンクロが完璧。 [review] (パピヨン)[投票(1)]
★4脚本の勝利。松本清張ものでは最も優れていると思います。橋本忍山田洋次が組んだ作品はこれだけではないでしょうか? [review] (chokobo)[投票]
★4こんな映画を観ると、「最近の邦画は面白くない」と言われる理由もよくわかる。 [review] (モロッコ)[投票]
★5日本人の裏側というか切り捨ててきたものを感じました。 <追加> 「デジタルリマスター版」なるものを、関西の某映画館で見ました。 やっぱり泣けますね…ただ、あの、少年が走る場面の「手」がちょっと不自然?『グラディエイター』みたいに。 [review] (YO--CHAN)[投票]
★4白い布のエピソードなど、偶然性に頼った安易な部分も気になるが、芥川のスケールの大きい音楽が始まってからの長大なラストシークエンスには引き込まれざるをえない。 (TOMIMORI)[投票]
★3夏の暑さにうんざり顔ながらも丹波哲郎の旅はどこか愉しげにも見え、俳句を詠んだり、ぶらり旅気分な情緒が地味に面白い。だが終盤に至って、丹波のこの悠々とした旅情緒は致命的な演出ミスだったと思い知る。 [review] (煽尼采)[投票(6)]
★4中居のドラマ版よりも断然こっちの方が好き。 (赤い戦車)[投票]
★4日本の景色の美しさをここまで表現する映画って、ちょっと他に思いつかない。74/00 (たろ)[投票]
★3松本清張原作。ハンセン病をテーマにした社会派推理もの。後半は見もの。 (NAO)[投票]
★4美しき農村などを眺め、全国を旅したくなる。 [review] (氷野晴郎)[投票]
★4単純な物語を力業で名作にしてしまった感がありますが、それを受け止めるだけの邦画の底力があったんですね。 [review] (甘崎庵)[投票]
★4音楽の場合作曲と演奏が同時代でなくとも、例えば300年程度作曲者と奏者が時代が違ってもお互いの意図さえ認識出来れば立派に成り立つ。この作品が同じ様な構造を持っているのは偶然とは思えない。 [review] (torinoshield)[投票]
★5加藤嘉の好演に尽きる。真夏の駅で子供と今生の別れをする彼、子供に迷惑をかけまいと「こんな人は知りません」と泣きながら強弁する彼。邦画屈指の名作の一つ。 [review] (サイモン64)[投票]
★4加藤嘉一世一代の名演、丹波哲郎大好き、この映画も大好きなんですが、あのわざとらしい音楽がダメなんです。 (カレルレン)[投票]
★4刑事ものの秀作を不滅の名作へと昇華させた加藤嘉。この映画そして橋本治にとっては、この配役こそが「宿命」だったと言えるのかも。地道に足で稼ぐ丹波哲郎の圧倒的な存在感や、美しくも激しい哀しみをたたえるキャメラ、音楽も忘れられない。 (ナム太郎)[投票(1)]
★4どっかで見たなぁ・・・と思ったら、『タンポポ』のラーメン通の爺さんでした。ラスト、種明かしに惹きこまれますね。 (ぱちーの)[投票]
★5この映画はとてつもなく重い直球を投げてくる。だから真剣に構えていないと受け止められない。生半可な受け取り方ではこの映画に対峙出来ない。 [review] (荒馬大介)[投票(5)]
★4「宿命」の背後には「怨念」があるだろう。音楽家は、観衆の割れるような喝采の拍手が、いともたやすく差別と偏見の罵声と嘲笑に変わり得ることも知っている。ただしそれは芸術を生み出す力でもある。社会性と通俗性の狭間でよく描き切っていると思うが、→ [review] (ツベルクリン)[投票(1)]
★5個人的な話です。 [review] (イライザー7)[投票(6)]
★4これは推理ものではない。前年の『日本沈没』の脚本家橋本忍丹波哲郎が送る現代日本の叙事詩である。そして『幻の湖』への第一歩。 [review] (ジョー・チップ)[投票(8)]
★4サスペンスとして期待して見始めたのだけど、最後泣いてしまったさ。 [review] (あき♪)[投票(1)]
★2最後まで見るのが辛かった。(05・7・16) [review] (山本美容室)[投票]
★4いつ見ても泣いてしまうので、怖くて見れません。 人の親になってからは涙の量が倍になりました。 でもたまに観たい。 (ガンジー)[投票]
★5時を巡る思い。月日を経ても、親の情は暖かかった。 [review] (mimiうさぎ)[投票(3)]
★5ジャニーズタレントを起用した同名のテレビドラマを回避して本作を観賞。ずっとレンタル中だった本作をようやくレンタルできた。泣いた。号泣。お父さ〜ん。。。 [review] (IN4MATION)[投票(2)]
★4凄いモンを観た。下手すると今まで見た日本映画で最高かもしれん。あー米の飯が食いてえ。 [review] (G31)[投票(4)]
★4地道だが丹念な刑事捜査に光をあてた演出に丹波哲郎が映える。この後、彼が「Gメン75」のボスに抜擢され、一時期、日本の刑事の代表のように扱われたのも無理はない。人情を知り、足で事実を集める、まさに刑事の鑑だ。 [review] (シーチキン)[投票(5)]
★5差別される者の心理と行動の1事例 [review] (ゲロッパ)[投票(2)]
★2アフレコってバレバレ。最初の半分は2時間スペシャルの刑事ドラマってカンジでした・・。まぁ、今と技術も違うんだろうケド・・。 (あちこ)[投票]
★5どんな言葉でこの映画を賞賛すれば良いのか。 (ユキポン)[投票]
★5重厚な刑事ものを堪能した。"捜査会議"POVならコレと『天国と地獄』・『人間の証明』・『マークスの山』。 (死ぬまでシネマ)[投票]
★5独身時代に見たときには「ハンセン病って二重の悲劇を生むんだなぁ」と一人悦に入っていたが、三児の父となって見直したとき、ボロボロ泣いた・・・ [review] (ヒエロ)[投票(2)]
★4原作は,なかなかよくできたミステリ。しかし映画は,原作とは別の,”人間の業”を描いた実によくできた人間ドラマだと思う。 [review] (ワトニイ)[投票]
★3丹波哲郎の涙に胸が熱くなる。70年代の薫る各地の風景にも感動。最近のスタイリッシュな映像に走るサスペンスより、じっくりと捉えた確かな映像がドラマをリアルに描く。3つのシーンの交錯も画期的。 [review] (TOBBY)[投票(7)]
★3良い作品なんでしょうが・・・。落ち込みました。 (コマネチ)[投票]
★5壮大な「宿命」についての物語。観ている間も観終わっても『飢餓海峡』に何となく似ているなぁと感じた。でも、この作品には犯人側の悲しみが描かれているので何ともやるせない気持ちになる。それにしてもこうした作品は考えさせられる。 (タモリ)[投票(1)]
★3橋本忍はこの頃になるともう全然駄目。商業主義との矛盾の中で行き場を無くしたヒューマニズムが芥川也寸志の大袈裟交響曲と合わさって手が付けられない腐臭を発している。『野良犬』〜『天国と地獄』を継承する前半に比べ、音楽成りっ放しの後半は肩が凝って仕方なかった。 (町田)[投票(2)]
★4この映画の主人公は音楽である。 (茅ヶ崎まゆ子)[投票(1)]
★4原作より映画の方が優れている稀有なケース。原作にない、まさに放浪のシーンが秀逸。日本の四季と共に、流される運命と人間の悲哀を表現する。これに尽きる。 (セント)[投票]
★1涙が… [review] (NORIKO)[投票(1)]
★4いい映画だと思うのですが。あんまりにも豪華な配役なので笑ってしまって。 [review] (そね)[投票(1)]
★3当時の蒲田は今以上に猥雑とした街だったはずである。そんな街の片隅でひっそりと起こった殺人事件。一つの細い糸が昭和の一つの闇を明らかにしていく。その見事な構図。 [review] (グラント・リー・バッファロー)[投票(10)]
★4米国の捜査官は薄暗い陰鬱な雨の中で捜査を進めるものであり、日本の捜査官は真夏の炎天下扇子と扇風機と瓜で暑さをしのぎながら捜査するものである。らしい。 [review] (はしぼそがらす)[投票(19)]