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Linusさんの人気コメント: 更新順(3/10)

人気コメント投票者
★5市川崑物語(2006/日)I'm looking for your ability. Because you are the man who has enough strength in reserve. [review]づん, セント, ぽんしゅう[投票(3)]
★5アメリカン・ビューティー(1999/米)勝つことにこだわり続けるアメリカ。勝ち組になるというプレッシャーがやがてストレスへと反転し、〈美名〉の元に人びとの心が奇妙に歪み壊れていく。円(アメリカ)から外れた者(英国人の監督)だけが見ることのできるシニカルな世界像。Madoka, おーい粗茶[投票(2)]
★4人のセックスを笑うな(2007/日)人の体には口という磁石がついているかのように、N極の男とS極の女のくちびるが、 くっつきあう。けどそれは鉄の塊のような冷たくて固いものではなく、赤くてぷよぷよしているから、いただけない。ネコの舌みたいにザラザラしていたら、こうも二人は、病みつきにならないだろう、ってくらいのキスの映画 moot, shiono[投票(2)]
★5台風クラブ(1984/日)10年ぶりに再見。犬神家の一族の湖に刺さる2本の足→台風クラブのラスト 台風クラブの三浦友和のダメ男っぷり→松ヶ根乱射事件のダメ父(山下監督も台風クラブが好きらしい。足のからませ方なんて、まんまだ…)映画って連綿とパーツが続いていくのですね。オモろっ!いくけん[投票(1)]
★5OLの愛汁 ラブジュース(1999/日)女は全てを受容したいと欲し、男はそれを頭で拒否する。そのズレを上手く描いた脚本。若き才能、武田浩介。あなたは一体何者なんですか? 女の視点から、こんなにも愛しく優しく撮ったブルー・フィルムを私は知らない。 林田乃丞, 町田[投票(2)]
★3ホテル・ニューハンプシャー(1984/米)「この世で与えられるあらゆる機会をとらえること。たとえ機会が多すぎてもだ。いずれ機会はぱたっととまってしまうもんなんだからな(原作のセリフより)」チャンスって言っても打席に立てるくらいのチャンスだよ。たった1回のチャンスでヒットが打てるぐらいの実力は身につけておいて、と言われたことがある。心に刻もう。ユリノキマリ, けにろん[投票(2)]
★4はなれ瞽女おりん(1977/日)生きるために堕ちたというのは、おりんのような女性だ。女というジェンダーと盲目という哀しい性(さが)を背負ったがために、男たちの食いものにされただけ。平太郎だけが、彼女の神秘的な美しさや穢れを知らぬ心根を見ぬき、大切にしてくれた。無垢であることが、二人の運命を少しずつ狂わせ、純情可憐は黒いカラスの餌食となる。 けにろん[投票(1)]
★5あの夏、いちばん静かな海。(1991/日)人間の嬉しいとか悲しいという感情を、シャシンだけで表現した武監督の力量に感服。(あえて枷を自分に課したのでしょう)この実験映画を批判することなんて、誰にもできるんです。ただ無責任に批判する人たちって、何かを作ったことがあるのだろうか?たかひこ, すやすや, sawa:38, べーたんほか5 名[投票(5)]
★5キサラギ(2007/日)前半、何気なく紹介されている小道具の一つ一つが、後半、怒濤の伏線としてやって来る。まさに気が抜けない映画であり、緻密な構成&サスペンス(どんでん返し)で貫かれたシナリオ。良いホンに出会うと、役者さんは必ず宝石のようにキラッキラッ輝いて見えるから不思議だ…。直人[投票(1)]
★4ポンヌフの恋人(1991/仏)弱視の女子画学生は、自信なさげで頼りなく哀しい目をした青年の、秘めた情熱を肌で感じとった。腕を絡ませた時に、心臓がドキドキと波打つ音を聞いたのかもしれない。瞳を覗きこんだ時に、透き通るような蒼い海が広がっていることに気づいたかもしれない。恋はある日突然、打ち上げ花火のようなロマンティックの花を咲かせる。けにろん, 浅草12階の幽霊[投票(2)]
★4光の雨(2001/日)連赤事件の映画を撮りきったことを評価します。なぜなら、それは、私たちがこうなってしまった原点だと思うから。 [review]TOMIMORI, てれぐのしす, ごう, Orpheusほか8 名[投票(8)]
★5東京上空いらっしゃいませ(1990/日)ビルの屋上に舞い降りた女の子。長い黒髪を風になびかせ、あなたの白いスニーカーを履いて街を闊歩する。運命の糸はつながってる? つながってない? 深紅の薔薇の棘は、彼の心臓を突き刺すような甘い痛みを与えたのでしょうか。想いは、屋形船にゆらりと乗せて、静かに川底に澱のように沈んで行く。もう夢は急がされている。帰れない2人を残して。tredair, ナム太郎[投票(2)]
★3さよならみどりちゃん(2004/日)タイトルである〈みどりちゃん〉が出てこないとこが、とても素晴らしい。きっと女というものは、〈見えない人〉に嫉妬し恐怖に怯え意地になり、はたまた結果一途になる生き物なのでしょう。ユタカの視点がうまく表現できていたら、平成の『浮雲』になったかもしれないのに…。もったいない。わっこ[投票(1)]
★3たまゆらの女〈ひと〉(2002/中国=香港)山の上に繋がるロープウェイから街並みを見下ろす。目を射るような水色の街。 ババロアのような柔らかな赤い唇に頬を寄せ、闇を這う風の中で二人で遊ぶ。 列車は遥かな場所まで君を連れ去り、僕は孤独の見え隠れする書庫に座ったまま、 旅の途中の玉響(たまゆら)に想いを馳せる。 TOMIMORI[投票(1)]
★4バベル(2006/仏=米=メキシコ)野外で自慰する男の子→抑制がきかない。バレーで退場する少女→化け物見せる気の強さ。通訳に金を渡そうとするアメリカ人→金で片づくと思ってる? エピソードによって、キャラクターを表わす積み重ね。砂漠から東京の雑踏。音のある世界から無音に。不幸のドン底と結婚式。映像の対比と抒情性。人に触れたいという孤独感。とても繊細な肉感的映画。パグのしっぽ[投票(1)]
★4顔(1999/日)正子「死ねたらいいです。死ねたらいいです」律子「あのね、お腹が減ったらご飯食べて、また、お腹が減ったらご飯を食べて、遠くを見なくていいの。そうしなきゃ、私だってとっくに終わっているんだから」こんなこと言われたらさ、ボロ泣きだよね。直人, ユキポン, moot, バファローほか11 名[投票(11)]
★5ALWAYS 三丁目の夕日(2005/日)昭和33年東京タワーは明るい未来のかけらだった。時代は高度経済成長の波にのり希望に満ちていた。リアルタイムで体験した人たちから見たら、もっと猥雑で汚い世界だったと言うかもしれない。けれど知らない者にとっては、お伽噺であり憧れの過去。なぜなら〈明るい未来〉に希望を持てずに育ってしまった世代が多くなったのだから。ダリア[投票(1)]
★4I am Sam アイ・アム・サム(2001/米)私たちは、出尽くした物語の世界を生きている。斬新なアイデアなんて、世界中どこを探したってもうナイ。ただ元ネタをどう時代にコミットできるかのようにリアルに描くだけだ。元ネタ『クレイマー、クレイマー』と比較して。(クレイマーのネタバレあり) [review]モノリス砥石, エピキュリアン[投票(2)]
★5天国と地獄(1963/日)いつの時代でも、金持ちと貧乏な人が存在する。そこには必ず軋轢が生じる。1億総中流化なんて言われて久しいが、そんなのウソッパチだって気づいてるはず。見えにくい社会を、黒澤のように切りとる表現者がいないことが、ちょっと淋しい。カフカのすあま, chokobo, tkcrows, Myurakzほか6 名[投票(6)]
★4恋の門(2004/日)強烈な劣等感と狂気を持つ男・松尾スズキ [review]ina, すやすや[投票(2)]