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太陽と戦慄さんの人気コメント: 更新順(9/21)

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★5カリフォルニア・ドールス(1981/米)ピーター・フォークの魅力的な破天荒さ、バットやサングラスといった小道具の使い方の面白さに終始ニヤニヤさせられつつも、ラストの試合に至って興奮は最高潮に達する。アルドリッチの遺作にして大傑作。映画を観ることの至福を味わいつくした。けにろん[投票(1)]
★4光る女(1987/日)設定からしてヘンだが、恋愛映画としてはちゃんと成立している。無表情だが何か強い意志を内に秘めたような女の存在感。「俺の嫁になってくれ」と叫ぶ男の朴訥さ。プールのシーンのエロティックさ。二人のことがいとおしく思えてしまう瞬間が、確かにあった。味噌漬の味, ぽんしゅう, ナム太郎, けにろん[投票(4)]
★2チャップリンの殺人狂時代(1947/米)チャップリン映画からコメディ要素を薄めればこの程度なのかと思わざるを得ない退屈さ。ボートのシーンあたりからは多少見せ場もあるが、全体的にテンポがかったるくてしょうがない。サイモン64[投票(1)]
★4喜劇 女は度胸(1969/日)人間関係がもつれてゴチャゴチャになっていく描写がとにかく面白い。河原崎建三の間抜けさも倍賞美津子の気丈さもそれぞれ味があるし、渥美清だって最高に可笑しいが、やっぱりこの映画の影の主役は清川虹子だろう。寒山拾得, 直人, ゑぎ[投票(3)]
★4みな殺しの霊歌(1968/日)加藤泰の描く情念の世界が、どこかおかしな方向に突き抜けてしまった異形のサスペンス。台詞で語られる倍賞千恵子と兄のエピソードは、寅さんのダークサイド版とも言うべき怖さがある。この陰惨なムードだけでも凄い。寒山拾得, 赤い戦車[投票(2)]
★4白夜(1971/仏=伊)映画史上最も「そりゃねえだろ!」と言いたくなるヒロインかもしれない。 [review]味噌漬の味[投票(1)]
★5ロンゲスト・ヤード(1974/米)非の打ち所がない傑作。分割画面になるところの高揚感は半端ない。アルドリッチって、ストーリー的にも演出的にも何ら斬新なことやってるようには見えないんだけど、桁外れに面白い。それって本当に凄いことなんじゃないかと思う。3819695[投票(1)]
★4(500)日のサマー(2009/米)恋をした時の恐ろしく視野が狭くなっていく感じ、独りよがりに陥っていく感じを、ジョセフ・ゴードン・レヴィットが見事に体現。この情けなさを通過してこそ人は大人になっていく・・・のか?未だに自信がない・・・。あちこ[投票(1)]
★4俺たちに明日はない(1967/米)フェイ・ダナウェイのクールな美しさに尽きる。ウォーレン・ベイティにセックスを拒否された時の表情、母親の冷淡な態度に接した時の表情、そして何と言ってもラストの表情!どのシーンを取っても彼女の表情が絶品だ。 [review]ぽんしゅう, けにろん[投票(2)]
★2サヴァイヴィング ライフ -夢は第二の人生-(2010/チェコ=スロバキア=日)夢を描いた作品のわりにやたら理屈っぽいのが嫌だし、表現がいちいち下品。それが狙いだと分かっていても楽しめない。いずれにせよ、この程度の前衛映像には特に驚きを感じない。味噌漬の味[投票(1)]
★5帰って来たヨッパライ(1968/日)異様な傑作。けにろん, chokobo[投票(2)]
★4キング・オブ・コメディ(1983/米)自分自身の閉じた精神世界から一歩も抜け出せないために、他人の話をまともに聞くという、人として最低限のことが全くできない・・・こういう人って現実にもいそうだけど、実に細かく観察していると思う。このリアリティは凄い。 [review]赤い戦車, ナム太郎, 3819695[投票(3)]
★5秋刀魚の味(1962/日)やたらツンツンしている岡田茉莉子と、ゴルフ道具を買わせてもらえなくてふて寝する佐田啓二の他愛ない夫婦喧嘩も良いし、笠智衆中村伸郎がその場にいない友人の北竜二を勝手に死んだことにしてしまう会話シーンはなんだかシュールでさえある。 [review]ぽんしゅう, 3819695, モノリス砥石, けにろんほか6 名[投票(6)]
★4殺人狂時代(1967/日)これだけぶっとんだ設定なのに、作品自体は意外と破綻なく丁寧にまとまってる。なんだか分からんけど面白いという感じじゃなく、わりと全てが理に落ちすぎる印象。とはいえ、天本英世の狂人っぷりはやはり素晴らしい。けにろん[投票(1)]
★4ハロルドとモード 少年は虹を渡る(1971/米)あのお婆ちゃんが「最初から聖人として描かれている」点がどうも気にかかる。アナーキーな秩序破壊者として現れたお婆ちゃんが次第に聖人のように見えてくる、その過程をこそ見たかった。自殺願望少年を束縛の地獄から救うのが自由への啓蒙だけでは物足りない。disjunctive, 3819695, けにろん[投票(3)]
★4男の顔は切り札(1966/日)芸達者な役者陣の中で、一人だけ芝居が拙い安藤昇が浮いている。また、この人は健さんや鶴田と違ってガチで怖い人にしか見えないので、仁侠モノより実録路線向きではあると思う。ただ、そういう違和感も含めて面白かったのは確か。 [review]ぽんしゅう[投票(1)]
★4キューポラのある街(1962/日)吉永小百合、絶品。彼女が弟たちを叱る、父親に刃向かう、走る、泣く、笑う、その全ての所作の圧倒的な輝きだけでも、この映画は完璧。素晴らしい。 [review]草月, sawa:38, ぽんしゅう, けにろんほか6 名[投票(6)]
★4M★A★S★H(1970/米)バード・シット』や『ナッシュビル』ほどの圧倒的な高揚感はないにせよ、この映画もラストが最高にかっこいい。何故か感動してしまう。また、「最後の晩餐」を模倣したカットの意表を突かれる鮮やかさ。アルトマン映画の細部の豊かさは驚愕的だ。 [review]いくけん, ぽんしゅう, けにろん[投票(3)]
★3歴史は女で作られる(1955/仏)サーカスの見世物にまで身を落とす女・・・この溝口的シチュエーションに期待させられるが、終始淡白な演出に肩透かしを食らう。長編のダイジェストのようにエピソードが羅列される構成が実に冴えない。ただ、絢爛豪華な舞台装置が見所ではある。りかちゅ[投票(1)]
★5動物農場(1954/英)非常に論理的で分かり易いシナリオ。共産主義思想がいかに魅力的なものであって、そして同時に脆いものであるかがよく伝わる。物語の禍々しさと裏腹に、動物たちの一挙一動はあくまで可愛らしく描かれていることが、かえって異様な世界観を生み出している。DSCH, 水那岐[投票(2)]