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水那岐さんの人気コメント: 更新順(10/83)

人気コメント投票者
★4Wの悲劇(1984/日)薬師丸ひろ子の主演作ではおそらくベストと思われる。クワドラAS, 直人, ぽんしゅう, ジャイアント白田ほか7 名[投票(7)]
★1透光の樹(2004/日)文芸大作の皮を被っているのかなんだか知らないが、いい歳こいた漁色家オヤジと色情狂オバサンの灰になるまでやりまくり物語。ボケた婆さんがそこにはいない連れ合いに向かって話しかける場面は背筋が寒くなる。これも『失楽園』効果の一環か、ひなびた旅館で一緒にお食事などしているが、目的はすでに見えているあたりあざとさの二乗。 [review]ペンクロフ, chokobo[投票(2)]
★4クローバーフィールド HAKAISHA(2008/米)きわめて冷徹にしてストイックな、日本のこのジャンルの映画とは趣きを別にしながらも、敢えて「神の目」を捨てることでユニークな視点を得た異色ディザスターパニック。この方法は唯一にして無二である。 [review]DSCH, Keita, TM, 甘崎庵ほか8 名[投票(8)]
★3拳銃無頼帖 電光石火の男(1960/日)ウェイトレスのセッちゃん(小百合)が可愛い。はじめての日活アクション映画である彼女だが、恋愛関係にあるチンピラを赤ん坊扱いにし、キスをリードするなど精一杯背伸びしている姿は何ともいじらしい。赤木はもう少し拳銃使いなさい、『拳銃無頼帖』なんだから。寒山拾得[投票(1)]
★3カンゾー先生(1998/日)麻生久美子のお尻を拝むための配慮なのかッ!?あの鯨の突発的な出現は?それにしても無理あり過ぎのキノコ雲の見立て…あれまで治療対象に見えるのは明らかな誤診ですがな、先生。寒山拾得[投票(1)]
★3戦場のピアニスト(2002/英=独=仏=ポーランド)これは美談でもなければ、ハンカチを複数枚用意してゆかねばならぬ悲劇でもない。ピアノを弾くしか能のない男を極限状態におき、どこまで生き延びられるものかを冷静に観察する映画なのだ。 [review]おーい粗茶, Orpheus, わっこ, MMほか24 名[投票(24)]
★4陸軍残虐物語(1963/日)日本の『二十日鼠と人間』。冴えない二等兵・三國連太郎の静かな怒り、そして深い悲しみが、あの大目玉に饒舌に語られてゆく。 [review]寒山拾得[投票(1)]
★3ジュディ 虹の彼方に(2019/米)自由と愛情を渇望し、その片方も得ることができず消耗品として消えてゆく大スターをゼルウィガーが好演。だが、その当時の世界こそが抑圧の権化だったことを語るには状況は甘かった。 [review]YO--CHAN[投票(1)]
★4シンドバッド7回目の冒険(1958/米)つくづくこの人形アニメーションの技術が失われてゆくことを残念に思う。サイクロプスの矢を射られて体をよじる生々しさ、断末魔のリアルさはエロティシズムすら孕んだ真の職人芸だ。寒山拾得[投票(1)]
★4眠狂四郎勝負(1964/日)朗らかに笑う狂四郎。町娘や老人に慕われる狂四郎。いいのかな…これで。まぁその怪物性と秘めた人情が、同じ体に生きているのでいいんでしょうな。ラストも…。 [review]寒山拾得[投票(1)]
★4夜を賭けて(2002/日=韓国)迫真のチャブ台返し、不自然さのない日常のなかの歌舞音曲。力強さに満ちた闘争と寝食の毎日は、人間のもっとも赤裸々なカタチでの美しさを垣間見せてくれる。 [review]寒山拾得, グラント・リー・バッファロー, Linus, けにろん[投票(4)]
★4万引き家族(2018/日)それはまるで、子供同士の秘密クラブのような。 [review]ロープブレーク, DSCH, おーい粗茶, サイモン64ほか12 名[投票(12)]
★3多十郎殉愛記(2019/日)徹底したチャンバララストへ話を繋ぐため、至ってシンプルでありつつ無理もなくはない展開が熊切和嘉の補佐も得ながら演出される。主役高良健吾の目力やヒリヒリするような空気感を伴う演技はよかったが、肝心のチャンバラが残念ながら大味。特殊効果を避け実写の迫力を見せようとしたようだが、ハッタリもカメラワークも凡庸では退屈は免れ得ないのだ。 [review]たろ, けにろん[投票(2)]
★2マインド・ゲーム(2004/日)「生への渇望」を描くものだろうか、焼き鳥屋など現実世界の活写は魅力的で、今田耕司の声優としての勘など素晴らしいのだが、ファンタジックになっての場面は冗長に尽き、『ピノキオ』まがいの鯨の腹場面は退屈。まだ湯浅政明が自分の長所と欠点を掴み切っていなかった頃の作品だろうか。今創ったならもっとタイトに締められたろう。DSCH[投票(1)]
★4ゴジラ対ヘドラ(1971/日)ヘドラの邪眼が語る、70年代の悪夢。 [review]寒山拾得, すやすや, おーい粗茶, kionaほか5 名[投票(5)]
★2翔んで埼玉(2018/日)魔夜峰央漫画の魅力は、現実社会よりの過度の遊離にあるといって間違いない。しかるにこの映画の外界への過密着は、原作に対し滑稽なほどのベクトルの差があることを物語る。生臭さ甚だしい。 [review]サイモン64[投票(1)]
★2ウイラード(1971/米)そうそう、オタク野郎って動物に感情移入して人類社会を憎悪するんだよな。バカだよなあ…ってオレのことか。鬱だ死のう…。KEI[投票(1)]
★1上海陸戦隊(1939/日)あくまで礼儀正しく、情を忘れない日本軍人たち。だが彼らの正体を知っている我々は、国策映画といえどもそれを素直に受け止めることができない。中国人娘を演じる原節子の刺すような視線こそが、ここでは真実を語っているように見える。「良民ユエニ守ル」の張り紙の何と空しいことか。寒山拾得[投票(1)]
★5ロマンスドール(2019/日)現代の「スブやん」は悲愴なる求道者ではない。非の打ちどころなき理想の妻を伴った幸福な職人だ。タナダユキという女のフィルターを突き抜けた「いい女」は、いまや「助兵衛でいい女」として描写されるのだ。彼女は男のみる女の理想形でありながら、断じて女に嫌われる都合のいい娘でもない。ここにみる園子は全方位型の性格美女だ。ペペロンチーノ, けにろん[投票(2)]
★3悪魔の陽の下に(1987/仏)神への信仰心があまりに強いばかりに、悪魔をも信じてしまった司祭の物語。彼は「悪魔を利用する」という信仰性パラノイアの成せる業として奇跡を起こすに至る。奇跡とは日常とは対局の位置にあるものであり、日常を否定することは神の領域に入ることであるのと同様に、悪魔の領域に入ることとも言えるのかも知れない。死ぬまでシネマ[投票(1)]