★5 | 立派過ぎるぐらい完璧な映画。若さと老い。生と死。自然と文明。美と醜。人間はかくして誰でも死ぬ。死は美しくない。汚い。死ぬために人間は生きて行く。そのすべてをあからさまにしてゆく。 (セント) | [投票(3)] |
★5 | ヴィスコンティの最高傑作。このしめつけられるような感動は何なのか? [review] (chokobo) | [投票] |
★5 | あの人は、今しているビョルン・アンドレセン。故に、この映画、氷の塔に閉じこめられた様な、輝きを増している。いや、ヴィスコンティ監督は、こうなる事さえ予想して、この作品を撮った気がする。演技力が彼はゼロだものね。貴族監督の怖さ。 (いくけん) | [投票(3)] |
★5 | 物語はトーマス・マンのものではあるが。ビスコンティは臆面もなく自らを曝け出し、容赦なく観る者の内側にまで入り込む。 (ALPACA) | [投票(4)] |
★5 | 今にも壊れそうな絶対的に美しきものへの、狂おしいほどのヴィスコンティの思いである。芸術至上主義映画。 (takud-osaka) | [投票(1)] |
★5 | 一見アブナイおやじの妄想話にしか見えないのだが・・・ [review] (ペペロンチーノ) | [投票(3)] |
★5 | 主人公が乳白色の海を渡って辿り着いた白いホテルは、疫病の蔓延する湿った石畳の黄泉の国への入り口であった。メフィストフェレスに誘われ自壊しゆく男を豊穣なディテールをもってこれ以上ない精緻さで描く。内向するデカダンは突き抜けて至高に達する。 (けにろん) | [投票(4)] |
★3 | 老いて悔いる男。少年によせた思いは、自らの再生願望の影。しかし、その“若さと美しさ”が放つ輝きは、最期に臨む者にはあまりにも過剰すぎた。ダーク・ボガードの心の沈殿物が滲み出すような芝居がすごい。 (ぽんしゅう) | [投票(6)] |
★5 | 「タッジオ!」と誰かが呼ぶ。水際に立っていたタッジオ振り返る。少年の白い体は、今にも太陽の陽射しと溶けあいそうだ。見ていられないアッシェンバッハ。アッシェンバッハ、目を静かに閉じる。すると… [review] (Linus) | [投票(6)] |
★3 | やっぱり男を惑わすのに最適な服というのは、セーラー服なんですなあ(レビューも含め、ちょっと下品) [review] (甘崎庵) | [投票] |
★4 | 中学の頃に名画座で観た。何故ああいうラストになるのか納得できず、悲しかったことを憶えている。 (丹下左膳) | [投票(1)] |
★4 | 品がない、の一言で済ますことができますが、主人公を介してこの監督が自分の才能の限界を吐露しているようで、その正直さ=品のなさ、はとても買えますね。この監督はいつもそう。 (動物園のクマ) | [投票(1)] |
★4 | 最後のほうでは、誰にともなく「許してくれー」と、呟きながら、胸かきむしり、七転八倒して観ていた記憶がある。 (uyo) | [投票(1)] |
★3 | 単なる変態オヤジ映画で片付ける人は筋違いで勘違いだから許せないがネームバリュー大きすぎ!!美少年タジオに惚れ込む気持ちは理解出来るが…芸術なら退屈でも許されるなんて映画って奥が深いね!凄いね! (ジャイアント白田) | [投票(1)] |
★3 | オトナになって再見してビックリ! [review] (ボイス母) | [投票(2)] |
★4 | タッジオの美形っぷりや時代考証の徹底振りがあるとはいえ、ダーク・ボガードの饒舌な演技がなければ、成り立たない映画であることも確かだと思う。 [review] (くたー) | [投票(16)] |
★5 | 話しかけることすらできないなんて・・・悲しすぎるじゃないの!! (太陽と戦慄) | [投票(5)] |
★4 | 天才には狂気と邪悪が必要だ。主人公は真面目で、まっとうな精神の持ち主。つまり凡才。凡才故に完璧な真理、純粋な美(イデア)を求め続けた。現実には無いイデア。神は、観客が観ている以上のものを彼に見せたのだろう。死臭漂う迷路又靄った朝焼け夕焼けの中で。 (KEI) | [投票(2)] |
★5 | 老年は永遠に醜く、青年は永遠に美しい。
老年の知恵は永遠に迷蒙であり、青年の行動は永遠に透徹している。
だから、生きていればいるほど悪くなるのであり、人生はつまり真っ逆様の頽落である。 [review] (TOMIMORI) | [投票(1)] |
★3 | かなりいいんだけど,もっと乾いた感じ,そしてラストをもっとさり気なくかつ強烈にやって欲しかったな。 [review] (死ぬまでシネマ) | [投票] |
★4 | ヴェニスを覆う「観光」という猥雑さの向こうに見える純粋美。無駄な台詞は排され、主人公を演じるダーク・ボガードの微妙な表情の変化が支配する。特に、或るシーンでの、顔に浮かぶ笑みを抑制しながらも、内なる幸福感を隠しきれないその様子! [review] (煽尼采) | [投票(4)] |
★5 | まさに映画が総合芸術であることがよくわかる作品。マーラーのアダージェットにのせ、ダーク・ボガードの白い額を流れる黒い筋が印象的です。シルバーナ・マンガーノがとてもエレガント! (熱田海之) | [投票] |
★4 | なんと残酷な生き様、 [review] (緑雨) | [投票(4)] |
★3 | もう戻ることができない若き生(性)への渇望。 静養目的の為にやって来たのに、世紀の美少年を見て心臓バクバクの興奮状態!アンドレセンは罪なヤツ。 (AONI) | [投票] |
★4 | 1899〜1923年のアジア型コレラの世界的流行の記録でもある。 [review] (寒山拾得) | [投票(1)] |
★4 | 類い希な美意識で統率された、舞台装置、衣装、役者、もちろんマーラーのアリア。ヴィスコンティはホントにトーマス・マンに心酔してたんですね。 [review] (立秋) | [投票] |
★4 | ヴィスコンティの超重量級映画。生半可な覚悟では最後まで観れない。 (赤い戦車) | [投票] |
★4 | ダーク・ボガード…今まで見た中で最高の役者さんです。 [review] (町田) | [投票(4)] |
★3 | 見た目が一番。 [review] (ADRENALINE of Adrenaline Queen) | [投票] |
★5 | この独特の空気には参った。何となく生臭い所がたまらない。そして幻のような美少年には私まで心を奪われた。 (kekota) | [投票(3)] |
★4 | およそ不釣り合いな恋にすがる主人公の姿は、第三者的に見ればひどく醜悪。ぶざまったらありゃしない。それでも、 [review] (tredair) | [投票(7)] |
★0 | 私はこの映画が怖い。今では冷静に観られないかもしれないから。昔、嫌悪したアッシェンバッハに、今では声を出して泣いてしまうかもしれないから。 (Ribot) | [投票(3)] |
★3 | マーラーの美しい音楽が容赦なく眠りを誘う。美は、波長が合わない限りそれは退屈と紙一重なのかもしれない。 (モモ★ラッチ) | [投票(2)] |
★3 | 芸術点は高いのだろうけど・・・エンタテイメントとしてはかなり落ちるね。 (RED DANCER) | [投票(1)] |