★4 | 砂塵と血糊と汗と唾液と酒と精液にまみれた西部にモンタージュされた高速度撮影による野郎どもの連帯の機微と愛惜。静と動を頻繁に往還する構成は螺旋状に濃度を高め破壊的クライマックスに至る。時代に置き去りにされた物語に役者陣容も高度に適格だった。 (けにろん) | [投票] |
★3 | 笑って死地へ向かう滅びの美学を描きながら、特攻前夜に女を買うというクソリアリズムに戸惑う。メキシコ女を買いながらメキシコの貧村を愛しメキシコ野郎の仲間のためにメキシコ軍にカチコミ。西部劇以前に、アメリカ人にとってメキシコとは何なのだろうと思った。 (ペンクロフ) | [投票(4)] |
★5 | わりと慎重に事をススメていた一群のわりにラストの一様式に突入したのには違和感があったが、しかしリアリティはそれ以前に決していたか、と感じさせるあの場面 [review] (週一本) | [投票(3)] |
★3 | クローズアップやスローモーションの多用、何が起こっているかわからないほど多いカット、と冒頭の強奪シーンは現代の駄目なアクション映画の演出そのものだ。この映画の罪は深い。というかこれに影響を受けた某中国人が悪いのか。 [review] (Sigenoriyuki) | [投票(2)] |
★5 | 暴力が支配していた時代を使って描いたのはやはり普遍的なものである。そしてそれすらも陳腐に見せる無常観。 [review] (HAL9000) | [投票(1)] |
★4 | 例えばクライマックスの銃撃戦に確固たる悲哀が伴わないところなどを見ていると、まだまだ発展途上の作家だった当時のペキンパーの力量が感じ取れる。 [review] (ナム太郎) | [投票(2)] |
★4 | あんなけ暴発でブッぱなして、誰にも当たらんって。82/100 (たろ) | [投票] |
★3 | 血が噴出す瞬間が見たい。素朴な窃視趣味にシンプルに応えた快作。暴力描写の映画史に必ず名前の挙がる映画としてこれからも記憶され続けよう。しかし本作ほど枝葉末節部分がへたな映画も珍しい。オヤジギャグのようないたたまれなさが幹の部分の凄惨さを微妙に中和する。 (ジェリー) | [投票(2)] |
★3 | 正義も悪もなく埃と血と脂に塗れてのたうち回る無意味が今日的意味を失わず、むしろ輝いていることは言うまでもない。また、蠍と蟻の咬み合いの開幕に漂う只ならぬ禍々しさ、馬の転倒のスロー描写には涎が出るが、モノクロ静止カットの挿入のタイミングがグダグダになっていくのが象徴するように、演出も意外なほど失速している。「破滅の美学」に感心しない私には演出の焦点の定まらない様相は致命的。
[review] (DSCH) | [投票(1)] |
★4 | オープニングからいきなり壮絶なバイオレンス。主役の強盗に感情移入できないまま話が進むも、次第に引き込まれている不思議。ラストは圧巻。 (わさび) | [投票] |
★4 | ミニガン鬼強ぇぇぇ! [review] (氷野晴郎) | [投票(6)] |
★4 | ともかく渋い、けれどもカッコよさがない映画。嫌な思いを腹に残すことをよしとしない男たちの勝手気ままな振る舞いと言ってしまえばそれまでだし、そのために女子どもが巻き添えをくっても容赦しない凶暴さあったればこそ、か。過ぎ去った時代を感じさせる。 (シーチキン) | [投票(2)] |
★4 | パイクが情に厚いのはわかったが [review] (nicodemus) | [投票] |
★4 | 見事に結晶化された、これぞ西部劇精神。☆4.5点。 [review] (死ぬまでシネマ) | [投票(1)] |
★4 | 激しい銃撃シーンは言わずもがな、それに続く静けさの描写が良い。死体を片付ける男たち、祈りを捧げる女たち、肉を漁るハゲタカなどなど。「争い」の表裏を全て描いた作品。 (パグのしっぽ) | [投票(3)] |
★4 | 何十回と見たが全く飽きない。最初から最後まで名場面の連続。サム・ペキンパーの最高傑作だと思う。 (赤い戦車) | [投票] |
★3 | はっきり言うと期待はずれだった。 [review] (PaperDoll) | [投票] |
★4 | 見せ場に次ぐ見せ場。本当にこれは1969年の作品なの? [review] (NAO) | [投票] |
★5 | すべてが名場面。冒頭の屋上×屋内の銃撃戦。ボー・ホプキンス(エドモンド・オブライエンの孫!?)の狂気。メキシコの村での幸福なひと時。武器強奪作戦におけるプロフェッショナリズム。死の行進。大殺戮劇。男たちの笑顔。 [review] (3819695) | [投票(3)] |
★5 | 魂の殉教者たち。 [review] (たわば) | [投票(6)] |
★5 | 男らしさに悪酔いしてしまったような連中が、二日酔いの朝、この世の無意味に耐えられず、迎え酒にさらに強い酒をあおるような話。そして、ぶち撒けられる反吐があの壮絶な銃撃戦。 (淑) | [投票(7)] |
★3 | かっこわるい [review] (ドド) | [投票] |
★4 | ペキンパーによる西部劇への鎮魂歌。 [review] (甘崎庵) | [投票] |
★4 | 悪党は誰でヒーローは誰か、なんていう安定した慣性的構図がぶっ壊れ、結果残るのは一人ひとりの男たち。シュールだけど、そりゃごもっとも。 (動物園のクマ) | [投票] |
★3 | 徹底した「神」の視点。 [review] (緑雨) | [投票(4)] |
★3 | 男臭い脂っこい映画だ。熱気や臭いが画面から溢れてきそう。 (ころ阿弥) | [投票] |
★4 | そんなに過激でもない。仲間を大切にする姿勢に胸を打たれました。 (takasi) | [投票] |
★4 | これは、死に場所を探す男たちの物語なんだ。 [review] (茅ヶ崎まゆ子) | [投票(1)] |
★3 | 人命のあまりの軽さに悲しくなるが、あえて死地へ飛び込む彼らの想いが一瞬場を制す。ちょっと威厳を感じた瞬間だった。 (G31) | [投票(1)] |
★4 | 「死して屍拾う者無し」。最後にニヤリと笑うロバート・ライアンがイカス。そうか、やはりアンタも血と硝煙の臭いなしでは生きられないんだな。 (FreeSize) | [投票] |
★4 | 幾度となく修羅場をくぐり抜けてきた「ならず者」の束の間の休息。安酒をラッパ飲みする彼らの笑顔が眩し過ぎる。 (鯖) | [投票(1)] |
★4 | 強盗団、罠をはる鉄道会社、その会社が組織した囚人の追手集団、山賊上がりの無法革命軍、山にこもるパルチザン。善と悪の境界線が消滅し、欲と力のみで拮抗しあう人間たちの愚行に暴力の本質が見える。ペキンパーは勧善懲悪の欺瞞を知っている。 (ぽんしゅう) | [投票(5)] |
★4 | これは面白い。まさに傑作。「最後の仕事、最後だ」と言いながら、本当のところは死に場所を求めていたようにも思える主人公の描き方が良かった。 (KEI) | [投票] |
★5 | ロバート・ライアンの好演が光る。彼の顔がアップになった時の、どこかつまらなそうな、それでいて品のある渋さ、それに主役スターのような大面の重さの無いのがいい。余韻のような存在がいい。 (ダリア) | [投票(5)] |
★4 | 横並びの食物連鎖。動くもの皆、皆殺し。動かざるもの皆、只のエサ。
刹那的でありながらも俗物的。 (あき♪) | [投票(1)] |
★4 | 最初は皮肉に過ぎなかった「The Wild Bunch」という呼び名が、ストーリーの進行とともに称賛の言葉に変わっていく。[新文芸坐/SRD] (Yasu) | [投票(1)] |
★4 | 来るべき「蟻の時代」に取り残された毒蠍たちの最期の足掻き・・・。惨劇発惨劇行き残侠列車『ワイルドバンチ』が走り出せば、ひ弱な俺の血も騒ぐ! (町田) | [投票(7)] |
★4 | 夕陽をバックに、馬から降りて体育座りしてるソーントン(ロバート・ライアン)のショボーンぶりが妙にかわいい。 [review] (crossage) | [投票(9)] |
★4 | 本作に先立つ10年前、岡本喜八の『独立愚連隊』。これを見ずして本作の栄誉を語って良いのだろうか? [review] (sawa:38) | [投票(3)] |
★5 | サム・ペキンパー映画の中で最も判りやすく泣ける(涙する、じゃない)映画だ。ペキンパー特有の「のっぴきならない過去の関係」や「挫折感」や「死の影」などがもっとも顕著に表れている。 [review] (ゑぎ) | [投票(2)] |
★5 | 仲間同士でも一触即発のリアルな雰囲気。そしてクライマックス。こいつら笑うんです!!何百人の敵を前にして!!本当に演出!?鳥肌がたった。機関銃を乱射しながら雄叫びをあげるW・オーツはとても演技と思えない。 (AONI) | [投票(8)] |
★4 | 殺し殺し殺し殺し殺しそして死ぬ。ただそれだけのアホウたち。皆殺しの「Wild Bunch」。 [review] (巴) | [投票(4)] |
★4 | 西部の終演、新しい時代の幕開け。何かが終わり何かが始る。嬉しいようなもの哀しいような。そんな微妙な緊張感と期待感に包まれる心境でした。男である前の人間、女である前の人間、求めるもの、望むものが現代思考に傾く感じが哲学っぽくって面白い。 (かっきー) | [投票] |
★4 | 「明日はひどい臭いになる。まっぴらだ」この絶望的なリアリティ。 [review] (ニュー人生ゲーム) | [投票(9)] |
★3 | 撃ち合いのシーンだけで満足できる。 (太陽と戦慄) | [投票(1)] |
★4 | この作品、立場や地位が常に天国と地獄で対比されているが、その境はとても壊れやすく人の出入りが激しいものとして描かれ、小さな弾丸一つで全てが凄く理不尽でやりきれない形でリセットさせられると言う解を残したと思う。 (ジャイアント白田) | [投票(4)] |
★4 | 「西部劇 = 男の美学」を徹底した、見事な作品。 [review] (shaw) | [投票(3)] |
★4 | 60年代はラブでピース?んなこと言ってると「野生団」(勝手に直訳)が黙っていねぇぞ!!! [review] (バーンズ) | [投票] |
★4 | かっこよくて、臭そう。 (reif) | [投票] |
★5 | つらい時、苦しい時…決まって聞こえてくるウィリアム・ホールデンの名科白「Let's go」。あのシーンを思い出すたびに、いつも勇気が湧いてくる。 (ガブリエルアン・カットグラ) | [投票(3)] |