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水那岐さんの人気コメント: 更新順(55/83)

人気コメント投票者
★2浮雲(1955/日)浮気は男の甲斐性だ、とばかりに、女を恋人の眼前でとっかえひっかえして恥じざる男と、そんな男に悪態つきながら地獄の果てまで付いてゆく粘着女の泥濘大浪漫。こういうカップルができるのは…。 [review]氷野晴郎[投票(1)]
★3大菩薩峠(1960/日)雷蔵がまるっきり狂四郎演技。いつ「音無しの構え」から「円月殺法」に転じるか冷や冷やした。個人的には過度のピカレスク・ロマンへの期待があったので、狂気に蝕まれたかのような机竜之介の殺人行が観たかったのだが、それは無理ってものでしょうね。山本富士子の存在で非人情の世界から少し救われる。ゑぎ[投票(1)]
★5真救世主伝説 北斗の拳 ラオウ伝 殉愛の章(2006/日)既に出尽くした観のある北斗世界のギャグ部分を廃し、総てのエピソードに関連性を持たせることによって、「北斗正史」とでも言うべき物語が語られ始めた。これはもう、ぞくぞくするほど刺激的だ。 [review]HW, ロープブレーク, ごう, セントほか7 名[投票(7)]
★3雪の断章 情熱(1985/日)正直、相米は、この大時代的で陳腐なストーリーをごく生真面目に撮ることに、猛烈な反発を感じていたのではないか。確かに斉藤由貴は魅力的に撮られていたのだから、文句をはさむ気もないのだが。 [review]けにろん, 直人, 太陽と戦慄, ことはほか5 名[投票(5)]
★4恋する日曜日(2006/日)青臭くて、現代っ子らしいドライな愛のかたち。それは全然愛には見えないのだけれど、心はしっかり繋がっているのが感じ取れる描写。自分にはもう書くことはおろか想像すら出来ない今の若者像を、廣木隆一は肩の力を抜いて演出している。この若々しさを保てる感性には、正直嫉妬させられる。直人[投票(1)]
★3青春残酷物語(1960/日)刹那的な欲望に身を任せながら、しょぼくれた生き方しかできないチンピラたち。彼らに感情移入はできない。もっとも、彼らの方でもそんな安っぽいセンチメンタリズムは願い下げだろうが…。 [review]直人, 太陽と戦慄[投票(2)]
★2北の零年(2004/日)観ていない方に。小百合ファンの方は『霧の子午線』の、そうでない方は『デビルマン』の那須真知子が脚本を手がけていることを覚悟して観に行くかどうか決定なさってください。彼女に限って「期待」を裏切ることは万にひとつもありません。 [review]死ぬまでシネマ, ちわわ, ina, ユウジほか11 名[投票(11)]
★3陰陽師(2001/日)下手なCGもチャチなスペシャル・エフェクトも要らない。鬼が跋扈する世界なら、「生きながら鬼になれる」存在感を持った役者が欲しかった。エセ貴族然とした野村萬斎に迫力で対抗できるのが、ただ真田広之のみとは! [review]おーい粗茶, 高橋慶彦[投票(2)]
★4赤毛(1969/日)集団における三船の正しい役回りと言えば、「バカ大将」。それも誰もついて来ない哀しい大将である。連合艦隊司令長官などに祭り上げられた日には、部下がヒドイ目にあうのは実証済みだ。そして喜八が彼の上におく唯一無二の存在。 [review]disjunctive, けにろん[投票(2)]
★3Ray レイ(2004/米)それぞれのエピソードはレイ・チャールズという天才を語るに不可欠なものなのだろうが、今ひとつ自分の胸に響いてこない。むしろ、これは平均的なスターミュージシャン像だと見えて仕方がないのだ。 [review]グラント・リー・バッファロー, リア, 町田, セント[投票(4)]
★3陸軍中野学校(1966/日)小川真由美は非常時とは思えない、平和と享楽のなかで生きるこそふさわしいルックスの女。だが心中に冷血な男・市川雷蔵を一心に思う古風な内面を持ったことがモダン・ガールの不運だ。 [review]ハム[投票(1)]
★2天使の卵(2006/日)冨樫森のシスターコンプレックス・「ピュア」(というか夢精臭い)少年ものも、『ごめん』『鉄人28号』までは許したがいい加減イライラしてきた。あんたにはそれしかないんかい!? [review]ペペロンチーノ[投票(1)]
★4アルゼンチンババア(2007/日)正直、堀北真希のフレッシュさ何するものぞ、である。鈴木京香の年増ならではの香り立つ色気、そして大地母神さながらの大らかさをどんな言葉で形容したらいいものだろう。 [review]直人, ペペロンチーノ[投票(2)]
★1惑星大戦争 THE WAR IN SPACE(1977/日)本気汁が足りない。あまりにも足りないっ!同時期の『宇宙からのメッセージ』のほうが海外でヒットしたというのもこれで肯ける。この映画の制作スタッフの脳の生成物質は、きっとエーテルであるに違いない。 [review]荒馬大介, 甘崎庵[投票(2)]
★3寝ずの番(2005/日)一夜を徹してハイになりまくる死者の一族郎党。猥歌で盛り上がり、一夜だけの誰にも見せることなき芸を連発するかれらは、初対面の人間も含めて擬似ファミリーへと変貌する。なにかこの大人たちのノリは、舞台がはねた学園祭の生徒たちによる二次会に酷似していて、思わず頬を緩ませられる。わっこ, けにろん[投票(2)]
★3奇談 キダン(2005/日)知的オルガスムス…には到らなかったなァ…。 [review]おーい粗茶[投票(1)]
★3カミュなんて知らない(2005/日)大学らしいペダントによる映画へのオマージュかと思っていたら、むしろ「大学らしい」混沌の中のごちゃまぜパロディ風味のスラップスティック。ただ、死や破滅と隣り合わせにある状況を、そのまま死や破滅と結び合わせたリアルな方向へ持ってゆくべきだった。毒気のない予定調和はどうにも愉快ではない。 [review]リア[投票(1)]
★2やわらかい生活(2005/日)廣木隆一監督は、「理想としての」ではない等身大の女性を撮らせれば他の追随を許さぬ実力を発揮するのだが、そこが本作ではネックになっている。寺島しのぶの醜悪さを形容する言葉が自分には見当たらない。 [review]直人, セント[投票(2)]
★4用心棒(1961/日)切れ者でダテ男の卯之助、向こう見ずな脳タリン亥之吉の兄弟が絶妙。主人公よりそっちの方を楽しみに観てました。 [review]G31, JKF, けにろん, ゲロッパほか9 名[投票(9)]
★32番目のキス(2005/米)今までのファレリー兄弟作品には素直に拍手を送った自分なのだけれど、俺、野球は大嫌いなんだよなぁ…。でも、ラストのヒロインの行動には心で滂沱の涙を流した俺。やっぱりファレリー作品の主人公にイヤな奴はいません! [review]MM, わっこ[投票(2)]