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[コメント] 飢餓海峡(1965/日)
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★5左幸子の「怪演」とでも表現したくなるような存在感がすごい。単なる薄幸な田舎の娼婦、ではなく不気味な生命感がある。伴淳なつかし〜!あまりにすばらしい映画でございました。 (worianne)[投票(7)]
★5たった一夜の出来事であったとしても、忘れられない男がいる女は幸せ。 [review] (青山実花)[投票(5)]
★5中学生くらいだったかな。これを観て,ぼくは日本映画にも名作があること,日本映画は何を撮れるのか,を知った。 (死ぬまでシネマ)[投票(4)]
★5三國連太郎と左幸子。ただでさえ濃い物語に、この濃い取り合わせを配して、しかも十分すぎるくらいに生かしきった演出。「業」という言葉が当てはまる映画は少なくないが、取り分けこの映画につかいたい。壮絶。 (ツベルクリン)[投票(3)]
★5小さな点と限りなく細い線で結ばれた人間の「業」とも言える運命に翻弄された男女と、その点と線を一生かけてでも追い続ける老刑事の姿に、観賞後ずっしりとした感動が襲い、運命について考えた。 (タモリ)[投票(3)]
★5巨視的な空間と時間の連鎖の中で唯1日の出来事の追憶が全てを統御してしまうというロマンティシズムが根底にある。2人の瞬間的に調和した心根は異なるベクトルで延伸しクロスして消滅するが、その儚さはご詠歌とともに来世に託される。吐夢辞世の句だ。 (けにろん)[投票(3)]
★5海だけが、全てを知っている。 [review] (あき♪)[投票(2)]
★5左幸子ごっこ」は、最早我が家の定番です。 [review] (はしぼそがらす)[投票(2)]
★5三國、伴淳、左の三つ巴の演技にこの頃の健さんはまだ勝てなかった・・・。 (直人)[投票(2)]
★5三國連太郎左幸子伴淳三郎の三つの貧乏が織りなす一億総貧乏から抜け出そうぜ蹶起映画。よく見りゃむさ苦しいだけなんだが、貧乏はむさ苦しいから、これで正しい。 [review] (ヒエロ)[投票(1)]
★5満点をつけた映画の中で、唯一繰り返し観たいとは思わない映画。暗いし辛いし。でもスキのないパーフェクトな映画だと思います。 (O_Tottori)[投票(1)]
★5タイトルと映像から何やらものすごいパワーを感じる。はじめて観たとき、親父に出演者についていろいろ聞いたものだ。伴淳の本来の芸風を知って驚き、すでに亡くなっていることが妙に悲しく思えた。 (ビビビ)[投票(1)]
★5脚本に恵まれたことと、三国はともかく伴淳、左の好演(以上だった)もあったが、 この圧倒的な迫力の演出はやはり内田吐夢の力量でしょう。 (KEI)[投票(1)]
★5伴淳三郎がいい。見ごたえ充分。充実感あり。 (マグダラの阿闍世王)[投票(1)]
★5あの時代、日本中のどこにでも飢餓があったが、それは今でも同じだ。みんな飢えているんだ。 (ロボトミー)[投票]
★5海の香りが風に乗って流れて来る。この海は何処となく冷たい感じがして、限りなく哀しみが押し寄せてくる。でも痛みではなく、ただの感傷に浸り、薄涙が自然に零れる心境だった。海の表情は神秘的。心の霧雨が晴れると、また違った表情に会えるのだから。 (かっきー)[投票]
★5内田吐夢監督と脚本家鈴木尚之(現・シナリオ作家協会代表)がいい仕事してますね。三国連太郎はこういう胡散臭い役演じさせたら日本一だね。 (斎藤勘解由)[投票]
★5前半と後半のギャップ、三国連太郎はやっぱり凄い。 まるで和製ロバートデニーロのよう・・ (ショスタコビッチ)[投票]
★5三国連太郎と伴淳三郎ら捜査陣との丁々発止のやりとりが、息苦しくなるほど緊密。 (木魚のおと)[投票]
★5貧しい日本があったことを確認する映画。 (すやすや)[投票]
★5原作に拮抗できる数少ない映画のひとつだと思う。 (カンカン)[投票]
★5高校の文化祭で自主上映したので点は少し甘いかも。あれ以来観てないが、忘れ難い暗さを持った作品。 (丹下左膳)[投票]
★5良い映画に飢えたらこの映画を観るといい。これは「ギリシャ悲劇」だ。 [review] (ペペロンチーノ)[投票]
★4後半の健さん登場で空気が変わってしまい残念。彼を邪魔に感じられる唯一の作品。それほどまでにあの三人の芝居が素晴らしいって事か。特にあのシーンで涙。 [review] (sawa:38)[投票(23)]
★4駅伝映画。長距離、往路と復路。復路での既視感に気持ちよく酔えました。 [review] (町田)[投票(10)]
★4この物語のツボは、左幸子伴淳の限りない人間臭さをも食い物にした、三國連太郎の臆病な怪物性に尽きるのではないか。 [review] (水那岐)[投票(6)]
★4邦画ってあなどれねぇ! [review] (代参の男)[投票(5)]
★4怖い。三國連太郎左幸子伴淳三郎 三人三様の飢餓感が、痛々しく心に突き刺さってくる。冒頭部と終結部に船が登場するが、千尋の海に板子一枚隔てて浮かぶ頼りないこの乗り物は、本作品ではしるべなく漂うしかない人生そのものの暗示でもある。 (ジェリー)[投票(5)]
★4人間の想像力の欠如による意思の不通。心情に訴えるという点において鉄壁に論理的。なぜ「飢餓」海峡なのか・・・難しい。 [review] (G31)[投票(4)]
★4前半の左幸子の演技に対し、敬意を払って甘めの☆=4。「すべて貧乏がワルイ」のだったら警察はイランわ!! [review] (ボイス母)[投票(4)]
★4首を絞められていく左幸子のしあわせそうな表情が、とても悲しい。 (動物園のクマ)[投票(4)]
★4左幸子なかりせば存外平凡な倒叙殺人劇だろう。脇役に過ぎない彼女の背中を一時間追いかける破格の構成こそが素晴らしい。 [review] (寒山拾得)[投票(3)]
★4慈悲心はあったとしても、純粋な愛情を持つことができなかったことが男(三国)にとって最大の不幸であり、そんな男に純粋な愛情を抱いてしまったことが女(左)にとって最大の悲劇なのだ。愛情の欠落と希求の激しさは、貧困が生む必然と偶然の落差に比例する。 (ぽんしゅう)[投票(2)]
★4 しっとりとしたそれでいて壮絶な人間ドラマ。その合間に終戦後の赤線廃止までの日本の庶民の生活もしっかりと描かれている。この辺りは原作の匂うぐらいの人間くささがストレートに反映されており素晴らしい。 [review] (セント)[投票(2)]
★4居酒屋の所での、「どん底」って看板、客が入るのだろうかと思いつつ、 列車でおにぎりを食べている女性の場面の日光のさしこみ具合みたいなの、 緊張する場面の多い中、休まる描写を入れるところ好きです。 (モノリス砥石)[投票(2)]
★4あまりに壮絶な人間の確執。日本映画はこれほどに雄弁だったこともあるんだ、と妙に納得。 (りかちゅ)[投票(2)]
★4「このくらいのゼイタクならゆるされるわよね。」的微笑みで、オトコの足の親指の爪をいそいそとちり紙につつむオンナの顔。忘れられない。 (Shrewd Fellow)[投票(2)]
★4上辺ではなくかつてのこの国の社会の底辺に確かに広がっていた貧しさの存在を思い知らされる。左幸子伴淳三郎が体現する貧しさに根ざした奥深い情念。 [review] (緑雨)[投票(1)]
★4過去に執着する純粋な女と、過去から逃げるトラウマ男。前半の左幸子物語vs後半の三國連太郎物語は左幸子の判定勝ち。 [review] (ぐるぐる)[投票(1)]
★4三国連太郎さんはこの時代では大男だったのですね・・・高倉健さんはまだ本来の健さんになってないですね。 (RED DANCER)[投票(1)]
★4てふてふが一匹、津軽海峡を渡って行った [review] (TOMIMORI)[投票(1)]
★43時間を超える超長尺であることを意識させない力作。[フィルムセンター] (Yasu)[投票(1)]
★4曲者ぞろいの役者。左幸子は名前と正反対で薄幸だ。 (fazz)[投票(1)]
★4犬飼の苦悩の掘り下げが足りず、左幸子ばかりが目立ってるためちぐはぐな印象も。でも尋問シーンなど今の邦画じゃ絶対撮れない画があって激しく記憶に残る佳作なのは間違いない。88/100 (たろ)[投票]
★4あのおにぎりがすごく美味しそう。おにぎりと言えばコンビニおにぎりの昨今、日本人が失ってしまった何かを感じてしまう。 (パグのしっぽ)[投票]
★4恐ろしすぎるあの物証…。 (ドド)[投票]
★4愛すべき左幸子 [review] (草月)[投票]
★4もともと内田吐夢という監督は、しっかりした原作を脚色できる日本映画界を代表する厳格な監督である。晩年の名作には、その後の松本清張横溝正史らが映画化される刑事もののきっかけを生み出している。 [review] (chokobo)[投票]
★4爪にも募る情念!!収集マニアやくみつる左幸子の気持ちがわかるに違いない。 [review] (AONI)[投票]
★4映画が力を持つ、と信じさせられる作品。 (dahlia)[投票]