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[コメント] ハッシュ!(2001/日)
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★3何も未だ起こらない前半は良い。しかし、主人公達が心の奥底を曝け出す筈の中盤以降も秋野暢子の役にやけに露悪的な力点を置いたりして焦点ボケだし起爆剤としてのつぐみの役がこなれてなく唐突。そんななか片岡礼子も感情の波を御しかねている。 (けにろん)[投票(1)]
★4配慮と相対化の工学が、異性愛の成立しえない構造に、不憫さを恋と混線させることで、疑似的に愛の切迫をもたらす。良識をめぐる人の相対性が筋として外化すると、半ば犯罪映画のストレスが民俗学的な誤爆として結実するような比喩の戯れとなる。 (disjunctive)[投票]
★4今日本に橋口亮輔を超えるほどの日常的リアリズムな風景を面白く撮れる監督はいない。と私は思う。 [review] (deenity)[投票]
★1男尊女卑でも、フェミニズムでもなく、両方の性別をバカにした表現が多く不快。 え?もしかして、ゲイって男でも女でも無いからそれでいいとか思ってます?? (ありたかずひろ)[投票]
★5「なんで、絶対、なんて言えるんだよ・・・!」と田辺誠一が絞り出すように発する言葉で思い出したのは、「あなたはすぐに絶対などと言う。私は、すごくそれを嫌がるの」という椎名林檎の歌だった。奇しくも制作年は2000年〜2001年、価値の混沌、ゼロ年代の始まりに符号していた。当時18歳で、以来、絶えず「絶対」という概念に「違和感」を感じて生きている僕には、この二つの作品は永遠に福音である。 [review] (DSCH)[投票(1)]
★3監督の高い演出力を感じる。 (赤い戦車)[投票]
★5小津安二郎の情景が浮かびました。 [review] (chokobo)[投票(1)]
★4ゲイカップルである田辺誠一高橋和也であるが、高橋和也の方が、より女脳であると、私には感じられた。 [review] (青山実花)[投票(4)]
★3徹底的に緻密に作られた設定・ストーリー・台詞・キャスティング等々本当に「お見事!」というしかありませんが・・・ [review] (TM(H19.1加入))[投票(1)]
★4人と人の関係性の変化を丁寧に描きつつ、その変化の動因は強引に設定されている。たとえば、田辺誠一高橋和也が付き合い始める描写は省略され、片岡礼子は「父親になれる目をしてたから云々」といいかげんな理由で田辺に接近する。あるいは秋野暢子らを招くことになるつぐみの行動。光石研の顛末。 [review] (3819695)[投票(3)]
★4ゲイの映画なんだけど、この映画の片岡礼子、凄いと思った。 [review] (死ぬまでシネマ)[投票(1)]
★4家制度から離れた血縁のあり方を、現代的に探った良作。 (パグのしっぽ)[投票]
★3ゲイのカップルと、子供が欲しい女、それぞれの葛藤に説得力があって面白い。 (NAO)[投票]
★4何となく敬遠してきたゲイムービーだが、出演者の演技にも支えられ、実に爽やかな後味だった。やっと『ブロークバック』を観る気になったぞ。 (NOM)[投票(2)]
★3何より傑出していると感じたのは、田辺誠一が実家に泊まるくだり。秋野暢子光石研とのダイアログが滲ませる不穏さ。田舎における血縁のシリアスさを醸し出す緊張感が凄い。 [review] (緑雨)[投票(3)]
★5ゲイなどという事を超えた壮大な人間ドラマ。ゲイカルチャーの描き方(二丁目のシーン等)は、ちょっと古い。['08.7.13DVD] [review] (直人)[投票(3)]
★4どんなに利己的なものでも、子供を楽しみに思う姿は、やっぱり救われる。 [review] (夢ギドラ)[投票(1)]
★2彼らの孤独や「何かうまくやれない感じ」には共感するし、演出や芝居は個性的で楽しい。だが、「子供をつくる」話なのだから、とことん「子供」と向き合うべきだったと思う。 [review] (林田乃丞)[投票(3)]
★4このように並みの価値観をぶっ壊してくれるような作品は貴重だ。長回しが少しも冗長に感じさせない緊張感を保っていた。 (TOMIMORI)[投票]
★1小説を読んでしまったら映画は見ないほうがいいと思った。 (あちこ)[投票]
★4一番“異端”であろうゲイのカップルが一番まともに思えてくる“人間として生きる”事が緻密に描かれた好作品。誰彼構わず“ゲイの公認性”を押付けようとする安っぽさがない分入りこみやすかった。 (shu-z)[投票(1)]
★5正直、ここまで「はまる」とは予想だにしなかった…。きまぐれに吹き抜ける風にふわり…と舞う3枚の「木の葉」が、くるくるっ…と絡まりあう。そして光とまみえてひと時の「きらめき」を、実に心地よく爽やかに、目の前に提示してくれた。 [review] (ことは)[投票(3)]
★4近未来映画。 [review] (スパルタのキツネ)[投票]
★4終わりのない映画、がまたそれも一興 [review] (Manchester United)[投票(1)]
★3突飛な設定でありながら、どの人物像にも陰の部分をも描くことで、説得力を増している。高橋和也のイジらしさもすばらしい。これからもクセのある青年を演じてもらいたい(「青年」でいられるのも、あとわずかであろうが) (chilidog)[投票(1)]
★5「日本の家族がどう崩壊していくのかを描きたかった」という小津監督の『東京物語』に真っ向から立ち向かった作品・・・じゃないんですか? [review] (ぐるぐる)[投票(3)]
★4ゲイカップルに優しさをみつけた孤独な女が、オナベではなく、母親になろうとする物語。母一人に父二人の家庭は果たして上手くいくのだろうか?なんて理想論な作品。030907 [review] (しど)[投票]
★3片岡礼子=藤倉朝子。私の中で彼女はまさに朝子そのもの。切なく悲しくて、イライラするくらい自然体だった。 (わわ)[投票]
★4正常と異常とについての私見 [review] (ちわわ)[投票(3)]
★4久々に、出会ったしみじみと楽しめる日本映画。 すべての登場人物の台詞が水のように心に浸みる。 邦画も悪くないと思う。 でもこうゆう題材、スケールでしか勝負出来ない現状が悲しくもある。 (トシ)[投票(1)]
★5映画の長さを感じさせない純粋に良い映画でした。それにしてもつぐみは変な役が多い・・・。 (コマネチ)[投票(2)]
★3「なるようになるさ」ってのはどの世代も共通して若い時に信じる魔法の一言だ。あの「非常識な!」と怒る世代もかつては「なるようになる」と信じていたハズ。 [review] (ピロちゃんきゅ〜)[投票(6)]
★3なんなんだろう、この刹那主義。とっても危ない気がして心の底から優しく笑えなかった。 [review] (づん)[投票(2)]
★4対立項としてであっても「家=血筋」という前時代的な概念を持ち出してくる違和感だけが惜しい。[Video] (Yasu)[投票(1)]
★5映画を観て早速シナリオを買って読んでみました。 [review] (地球発)[投票]
★4スポイトで、・・・何つうザックバランさ。 [review] (あき♪)[投票(2)]
★4非常に曖昧なものを描いた映画なのだが、それを支えているのがしっかりとした観察眼と問題意識。なかなかの好篇だと思う(久々に長〜いのを2題ほど)。 [review] (くたー)[投票(11)]
★4前向きな気持ちになれる、いい映画だと思う。だけど、片岡礼子を見ていると、『北京原人』のあのシーンを思い出してしまう。 (アリ探し)[投票]
★4心優しいモラトリアムなアダルトチルドレンたち [review] (ボイス母)[投票(4)]
★5人生つらい事も多いけど一人じゃない、前を向いていこうと思える映画に出会いました。優しさに満ち溢れ、その中に素直に浸る事が出来た。そういう映画は個人的に珍しい。切なさと、元気と、優しさをありがとう。(レビュー無駄に長いです) [review] (新人王赤星)[投票(9)]
★4監督っ!幸せってなんだっけ… [review] (billy-ze-kick)[投票(1)]
★4兄弟っていいね。 [review] (狸の尻尾)[投票]
★5直也が野菜を切りながら右手から左手へそっと置き換えたタオルに橋口亮輔の細やかな感性の集大成を見た気がする。体温を感じる映画。人肌の温もりを感じる登場人物たち。傑作。 (あさのしんじ)[投票(5)]
★4朝子の欲しいものは、やっぱり子供じゃなくて「子供の父親」=「男」なんじゃないかな、と思って観ていた。 [review] (worianne)[投票(7)]
★5相当たしかな人間観察をしていないとこんな地に足のついた人間ドラマは撮れないだろう。序盤に出てくる「人間なんて、所詮ぬるぬるですよ。ふっ」って台詞が好き。あれ、後半の展開を観てから振り返ると意味にすごく広がりが出てくる。 (よだか)[投票(4)]
★5なんだか、とっても温かいよ……。自分をそのまま丸ごと受け入れてもらって、気持ちを通じあえる相手なんて、なかなかいないって。 [review] (Happy)[投票(1)]
★5ジェンダーについては一家言ある。長くなるので書かない。でも、この作品ってゲイかゲイじゃないかではなくファミリーを描いた映画でしょ。家族ってなんだ、子供と親の関係ってなんだ、ってこと。一番感動したのは兄と弟の挿話だった。「家族」というものに深く突っ込んだ秀作。 (tkcrows)[投票(3)]
★5長回しによる緊張感の持続がむしろ心地よい。片岡礼子に代表作と呼べる作品ができたことにも拍手をおくりたい。この作品から溢れ出る映画の匂いは本物だ。 (ナム太郎)[投票(4)]
★4ガサツなオンナは嫌い、なハズなのに朝子が愛おしくてたまらなかった。・・・単に片岡礼子に惚れただけ、じゃないと思いたい。思いたい。 (poNchi)[投票(1)]
★4あいまいな勝裕、あいまいな自分を捨て生き方を模索し始める朝子、腹を括っている誠也。3人それぞれに心から共感が出来た。そして俺がスポイトでもらったもの・・・ [review] (nob)[投票(6)]