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ゑぎさんの人気コメント: 更新順(48/111)

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★4君の名前で僕を呼んで(2017/伊=仏=米=ブラジル)自然光と自然音の取入れがとても心地よい画面と音の映画だ。特に撮影はタイからサヨムプー・ムックディープロムを招き、奇抜な繋ぎを廃して(一部ジャンプカットもあるが)、あくまでも静謐なカメラの視点を突き付ける。 [review]ペペロンチーノ, jollyjoker[投票(2)]
★3列車の到着(1895/仏)画面右奥から列車がやってきて止まり、ドアが開き人々が降り立つ。駅員がホームを走る様がアクセントになっている。パースペクティブな縦構図とスペクタキュラーな運動とその強度。絶対映画。 ぽんしゅう, 3819695[投票(2)]
★5ラブレス(2017/露=仏=独=ベルギー)これも恐るべき傑作。この厳しい作劇は、キャラクターに対して、と云うよりも、観客に対する厳しさだ。また、カメラの移動と寄り引きが相変わらず見事で一瞬もテンションが弛緩しない。 [review]週一本, jollyjoker, 袋のうさぎ, けにろん[投票(4)]
★4心と体と(2017/ハンガリー)非常に細部を丁寧に見せる。それがスペクタクル。神は細部に宿る。映画の神=スペクタクルなので、スペクタクルもまた、細部に宿るのだ。牡鹿と女鹿。森と池。緩やかな時間の流れ。静謐な画面が美しい。 [review]jollyjoker, ぽんしゅう, けにろん[投票(3)]
★5クーリンチェ少年殺人事件(1991/台湾)Are You Lonesome Tonight 何と切ない。誰もが感じるであろう類稀なる光の映画。全く緊張感途切れることなく見る。それは全編に亘ってフィルムに殺意が定着したかのような緊張感なのだ。 [review]けにろん, 袋のうさぎ, ぽんしゅう[投票(3)]
★4リリオム(1934/仏)フリッツ・ラングが渡米前にフランスで撮った、見事なオールセット映画。第一景は遊園地の回転木馬。その呼び子の名前がリリオムでシャルル・ボワイエが演じている。 [review]寒山拾得[投票(1)]
★4さよならくちびる(2019/日)成田凌門脇麦のアパートへ迎えにくる場面から始まる。二人が歩くカット等フルショットの構図がとても端正で、こゝで既に気持ちよくなる。2人は小松菜奈の待つ、ジープ・ラングラーに乗り込む、という良い出だし。 [review]ペペロンチーノ, ぽんしゅう, 赤い戦車, なつめほか6 名[投票(6)]
★4エリン・ブロコビッチ(2000/米)まずはタイトルバックの途中で目を見張ること必至。その後も名編集者アン・V・コーツ(『アラビアのロレンス』の編集者ですぞ)の卓越した編集技術に唸らせられる。 [review]寒山拾得, ペペロンチーノ, ゆーこ and One thing[投票(3)]
★4黄金の腕(1955/米)見事なスタジオ映画。もう殆どのシーンがスタジオセットでの撮影で演劇的に見える部分もあるけれど、やはりオットー・プレミンジャーらしい縦横無尽なカメラワークが映画の視点を獲得し続ける。 [review]けにろん[投票(1)]
★5皆殺しの天使(1962/メキシコ)何が起こるか判らない、従って何が起こっても不思議ではない。これこそ映画の世界だろう。 [review]tredair[投票(1)]
★5赤い河(1948/米)冒頭の時間経過の表現の見事さ!牧童たちが叫び合う旅立ちシーンのスペクタクル。まさに奇跡的としか言えない葬儀シーンの雲。ホークスは雲の形まで演出できるのだ。 [review]動物園のクマ, 3819695, モノリス砥石, ほか5 名[投票(5)]
★4女っ気なし(2011/仏)女二人のカットから始まる。母パトリシアと娘ジュリエット。主人公シルヴァンは本作では貸し家を管理している。母娘はヴァカンスだけの客。この3人の主要登場人物達の、登場カットのそっけなさがいい。しかし、全編に亘って、実に丁寧な、情愛にあふれた演出なのだ。 [review]けにろん[投票(1)]
★4魂のゆくえ(2017/米=英=豪)ポール・シュレイダーらしい任侠映画。ヤクザやタクシードライバーやベトナム帰還兵と同じく、本作では聖職者がラストで殴り込みをかける。 [review]ぽんしゅう[投票(1)]
★4乳房よ永遠なれ(1955/日)矢張り、田中絹代の映像感覚は面白い。のみならず、今見ても古びない驚きがある。例えば、分かりやすく驚かされる場面としては、月丘夢路が、森雅之杉葉子(夫婦)の家から、近くのバス停まで歩く、移動撮影のシーケンスショット(画面奥に川が見えている)だとか。 [review]寒山拾得[投票(1)]
★3男はつらいよ 拝啓車寅次郎様(1994/日)満男は靴の会社に就職し婦人靴を扱う仕事に就く。もうこれは山田洋次が女の脚を撮りたかったからに違いない。また牧瀬里穂の登場は横臥した脚カットからだし、彼女のミニスカート・黒タイツ姿をきちんと見せてくれる..なんて云うのは少々邪道な楽しみ方か。 [review]けにろん, 寒山拾得[投票(2)]
★4エル ELLE(2016/仏)なかなか懐の深い映画で驚いた。ヴァーホーヴェンってこんな映画を撮るんだ。不勉強でしたです。まず、猫のアップで始まるオープニングがいいのですよ。 [review]jollyjoker, ナム太郎, 白いドア, ぽんしゅうほか5 名[投票(5)]
★3イメージの本(2018/スイス=仏)色の氾濫とネガ反転のようなハイコントラストのエフェクト。いくらなんでもソースをいじり過ぎだろうと思わせる、だが、もう慣れた感もある、近作のゴダールのスタイルだ。 [review]けにろん, 赤い戦車[投票(2)]
★5永遠の戦場(1936/米)ホークスらしく過去作『今日限りの命』を一部焼き直したような設定を持つ戦争映画だが、プロット展開においても、撮影においても、より深化した傑作だ。まず、本作でも、ジューン・ラングをめぐるワーナー・バクスターフレデリック・マーチの三角関係が描かれる。 [review]寒山拾得[投票(1)]
★4今日限りの命(1933/米)ジョーン・クロフォードをめぐる3人の男の映画。彼女の兄がフランチョット・トーン。トーンの友人にロバート・ヤング。映画の冒頭で、ヤングはクロフォードに求婚する。そこにゲイリー・クーパーが登場し、三角関係を形成する。 [review]寒山拾得[投票(1)]
★4バーバリー・コースト(1935/米)霧の海上を漂う船のカットから始まる。サンフランシスコを舞台とし、町を牛耳るサルーン経営者−エドワード・G・ロビンソンとその情婦でルーレットのディーラーを任されるミリアム・ホプキンス、そこに砂金で一山当てた純朴な青年、ジョエル・マクリーが加わって三角関係が描かれる。 [review]けにろん[投票(1)]