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ゑぎさんの人気コメント: 更新順(49/111)

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★4虎鮫(1932/米)エドワード・G・ロビンソンのキャラクター造形は感動ものの素晴らしさ。こんなにキャラクターが立っているホークス映画も珍しいくらいだ。ロビンソンと女性の会話シーン、特に女性へのディレクションなんか『レッドライン7000』『リオ・ロボ』まで変わらない、決定的なホークスの刻印。寒山拾得[投票(1)]
★3ボヘミアン・ラプソディ(2018/英=米)全米ツアーの導入部。ハイウェイを画面奥にした空撮から、バスと自動車にカメラが寄って行って、自動車のフロントガラスをすり抜け、車内を通って後部ガラスもすり抜け、場面転換してコンサート会場の画面まで、まるでワンカットだったかのように見せる。 [review]disjunctive, おーい粗茶, tredair, 緑雨ほか10 名[投票(10)]
★4弥太郎笠(1960/日)中村錦之助丘さとみ主演の東映版セルフリメイク。1952年版(鶴田浩二岸恵子、新東宝版)に比べると、洗練された部分もあるが、全体にスケールが小さく感じられる。しかし、男女の機微の演出はやっぱり素晴らしい。 [review]寒山拾得[投票(1)]
★4貸間あり(1959/日)屋内に沢山の人物を出入りさせる川島演出は狭いシンプルな空間を舞台にしていることで『しとやかな獣』が際だっているとは思うが、この『貸間あり』は複雑怪奇な空間を舞台にしたことで川島のテクニックが存分に発揮されている。 [review]寒山拾得, 死ぬまでシネマ, セント[投票(3)]
★5港々に女あり(1928/米)あゝなんて幸福な映画だろう。特に主人公の水夫・ヴィクター・マクラグレンが中米(パナマか)のシーンでロバート・アームストロングに出会ってから、ラストまで愉快な関係性の描写に溢れている。 [review]ぽんしゅう, 袋のうさぎ, 寒山拾得[投票(3)]
★4風と共に散る(1956/米)何よりも、ドロシー・マローンが素晴らしい。最初のバーのシーンも狂気的だが、父親の心臓発作にカットバックされる彼女の踊りがたまらなく魅力的だ。そしてタイトル・バック!続くフラッシュ・バック!あゝ、これが映画だ。動物園のクマ, 赤い戦車, 3819695, くたー[投票(4)]
★5スペース カウボーイ(2000/米)[ネタバレ?(Y3:N2)] ファースト・カットの空の美しさだけでも見る価値あり。走行する自動車と曲芸飛行をする飛行機を一つのフレームに収めたカットも忘れられない。そして何より驚いたのは、【トミー・リー・ジョーンズ】が癌を告白するシーンだ。こんな繋ぎは世界映画史上初めてではないか、と思えてくる。 [review]緑雨, おーい粗茶, DSCH, 3819695ほか6 名[投票(6)]
★3ハンターキラー 潜航せよ(2018/英=中国=米)これも、不要な小さなズーミング(寄り引き)を繰り返す。全体に落ち着きのない画面ではないのだが、だからこそ、余計にその意味不明さがウザい。 [review]月魚[投票(1)]
★4多十郎殉愛記(2019/日)前半の、ゆったりとした小さな寄りのリズムがとてもいい。勿論、人物のカットでもこれをやるが、その効果が顕著に出ているのが静物のカットで、夏蜜柑への寄りや、池のアヤメ(菖蒲?)の花のカットなどだ。 [review]けにろん[投票(1)]
★4青いパパイヤの香り(1993/仏=ベトナム)演劇的な題材だが横移動を基調とする洗練されたカメラワークによって充分に「映画」を息づかせている。前半部の家屋のミニマルな空間演出も見事。少女時代のムイの美しさは特筆すべきでリレーキャストはどうしても違和感が残る。後半、水浴の場面でジャンプカットを見せるのは少女時代の画の強さに拮抗させる為の悪あがきか。ナム太郎, 町田[投票(2)]
★4パニック・ルーム(2002/米)ヒッチコックなら絶対に行わないであろう無意味に精緻なカメラワークが興をそぐけれど、全体的に悪くない。フィンチャーの才気を充分に楽しめる。視点移動が飽きさせない。ローキーも良い。ウィッテカーの複雑さが矢っ張り巧い。パトリック・ボーショーの役割が笑える。「ラウール」の見せ方もゾクゾクさせる。袋のうさぎ, 茅ヶ崎まゆ子, terracotta[投票(3)]
★4殺しのドレス(1980/米)矢張り会話する人物のカットバック(リバースショット)も満足に出来ない演出の幼さを残しているとは云え(というかカットバックを避けているとしか思えないのだが)、本作のデ・パルマは認めないわけにはいかないと思う。 [review]袋のうさぎ, 山ちゃん, ナム太郎[投票(3)]
★3ハクソー・リッジ(2016/豪=米)ハクソー・リッジでの最初の戦闘が始まる場面は凄まじい。しばらくは昂奮が静まらない。唐突な着弾。銃弾のヘルメットに当たる金属音。その後、肉弾戦にもだんだんと慣れてくるのだが、全体に戦闘シーンはよく描けている。つまり、中盤以降は見どころいっぱい、ということだ。 [review]緑雨, IN4MATION, disjunctive, 週一本[投票(4)]
★4真人間(1938/米)ラング渡米3作目。本作もシルヴィア・シドニーを使った犯罪映画なのだが、クルト・ワイルを迎えてミュージカル処理を盛り込んだ娯楽性豊かな映画であり、ハートウォーミングなロマンスものとしても充分に成立している。つまり、いずれにおいても、水準以上の強さを持っているのだ。 [review]寒山拾得[投票(1)]
★3尻啖え孫市(1969/日)中村錦之助がタイトルロールの雑賀孫市を演じ、中村賀津雄が木下藤吉郎を演じる。信長は勝新太郎だ。錦之助も賀津雄ものびのびと楽しそうにやっており見ていて気持ちがいい。勝新はどう考えても信長のイメージじゃないが錦之助の存在感に対抗する配役としては悪くない。しかし映画全体の印象としてはどうにも中途半端な感が否めない。 [review]寒山拾得[投票(1)]
★4この世界の片隅に(2016/日)やっぱり、本作において最も重要な色彩は白色なんだろうな、と、つらつら思いました。思いつくまま、白い色をあげてみます。白いタンポポ。タンポポの綿毛。白鷺。白鷺の羽。波間の白うさぎ。白粉、白粉をふった、すずの顔。雲。アイスクリーム。包帯。砂糖。白米。 [review]DSCH, Orpheus, 緑雨, ペンクロフほか14 名[投票(14)]
★4何がジェーンに起こったか?(1962/米)少し冗長ではないか。『ふるえて眠れ』も含めて、こういう企画ものの映画はアルドリッチの魅力が半減だと思う。 [review]ぽんしゅう, わっこ, shiono, kawa[投票(4)]
★3トゥモロー・ワールド(2006/米)後半の最も重要な見せ場となる部分は市街戦の中のシーケンスショットだと思うが、このワンカット内の途中で血糊の飛沫がレンズについたまま(レンズが汚れたまま)、カメラを回し続ける部分がある(ワンカット内でいつのまにか汚れは消えるのだ!)。 [review]ロープブレーク, 緑雨, ina, ぽんしゅう[投票(4)]
★3エスケープ・フロム・L.A.(1996/米)ニューヨーク1997』(1981年) から15年を経、VFXが随分と進化していることは分かるのだが、しかし、こゝから現在まで、既に20年を経ており、特にCGのチープさはいかんともしがたい。となれば、逆にそのチープさを楽しむ、という見方が肝要であろう。 [review]Myrath[投票(1)]
★3ニューヨーク1997(1981/米)カルト映画に相応しいチープな感覚が全体に横溢しているが、テクニカルな面では、かなりしっかり作られている。特に撮影は全くチープではない。へたなズーミングなどもない。引きのカットから寄りのカットへ切り替えるリズムも非常に安定している。 [review]Myrath[投票(1)]