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★3トラベラー(1974/イラン)表裏一体、紙一重のユーモアとペーソス。それは少年の現実が表裏一体、紙一重であることをも暗示してはいる。だが、たとえそうであっても、「旅立ち」への「憧れ」は何ものにも変えがたい! そんな気分に満ちた快作。…ちなみに流麗なサントラも○。〔3.5〕けにろん[投票(1)]
★4鏡(1975/露)鏡、良心。私だけの追憶。 [review]けにろん, 町田, くたー, muffler&silencer[消音装置]ほか5 名[投票(5)]
★4アンジェリカの微笑み(2010/ポルトガル=スペイン=仏=ブラジル)雨、というよりは、雨音の慕わしさ。窓、扉、鏡。写真、なにより映画の画面という世界を縁取ってみせる枠組。青年の世界は厳密に縁取られ、したがって青年の実存は世界から切り離される。やはり世界を縁取るサウンド。古典的な合成エフェクトで構成された超現実主義的な独特の空中遊泳は、死せる女の肖像がそのまま「映画」の寓意であることを示す。“死に至る為”にこそある疾走の為の疾走。ハッピーエンド。3819695, ゑぎ, disjunctive, けにろん[投票(4)]
★3ザ・コンサルタント(2016/米)いわゆる「高機能自閉症」なる障害による特性が、ユニークな個性として描かれて、それはプロフェッショナリズムと近似して見える。そこに似て非なるものがあるとせば、情緒的な独善性があるかないかかも知れず。主人公はアメリカ的モラル(家族第一)のもとに黒幕の言い分を一顧だにしないが、そのことの独善性に自覚はない。よくも悪しくも子供の儘大人を生きる主人公。泣けるけど。けにろん[投票(1)]
★4ブラインド・マッサージ(2014/中国=仏)盲人と盲人が同室に同居していても、それをさえ敢えて空間として捉えようともしない画面。密接近写は映画を映画でなくすようにも見えて、むしろ映画が映画であることの無自覚な同一性への信心をこそ穿つ。絶えず開かれていた盲人の若者の瞼の閉じられるとき、その目はむしろ目の前のものに開かれている。(微笑み返し。)3819695[投票(1)]
★3肉弾鬼中隊(1934/米)未来ある青年、妻子ある兵士、隔たりなく倒れていく戦場の非情。狂気と自棄に駆られていく男達。何が悪いって、砂漠の灼熱が悪いって話。なのにそれでも陰惨な印象を覚え難いのは何故なんだか。足りないのは、アラブ兵の「顔」。ラストのサーベルの輝きこそは「映画」でありジョン・フォードの刻印。ゑぎ, 袋のうさぎ, 寒山拾得[投票(3)]
★52001年宇宙の旅(1968/米=英)壮大なハッタリ。 [review]Myrath, DSCH, Orpheus, グラント・リー・バッファローほか42 名[投票(42)]
★4シンドラーのリスト(1993/米)歴史を語ることは難しい。歴史を語るという行為自体が、当の歴史をつくっていくことになるからだ。その自覚は?週一本, crossage, 若尾好き, カフカのすあまほか5 名[投票(5)]
★4風の丘を越えて 西便制(1993/韓国)芸道の人生。姉弟の邂逅には、エロスさえ匂い立つ。けにろん, mize[投票(2)]
★3クリーピー 偽りの隣人(2016/日)☆3.5くらい。犬がいきなり画面の手前からにゅっとインすると、妙な違和感。そういう(?)映画。誰が誰でも何が何でも、男が女で女が男でも人が犬で犬が人でも、映画は映画。だがそれを見るわたしらはけっして映画そのものではないので、現実をどうしても気にしてしまう。そんな中で、めくるめく絶叫だけが無理くり映画を現実にする。ゑぎ, けにろん[投票(2)]
★3コクリコ坂から(2011/日)感心はするが、感動はしない。キャラクターにほとんど生理らしい生理を感じない。幾ら頬がピンクに染まっても、大粒の涙を零しても、記号以上の「意味」という理解の範疇を食み出す生理が匂わない。端的に言って、作品世界への、キャラクターへの愛(情熱)が乏しい、寂しい映画。 [review]寒山拾得, junojuna, 考古黒Gr, ぱーこほか9 名[投票(9)]
★3ドレミファ娘の血は騒ぐ(1985/日)80年代的、なんだろうナぁ。 [review]寒山拾得, 3819695, moot, にゃんこ[投票(4)]
★3生きてるものはいないのか(2011/日)その思い切りの清々しさ。 [review]3819695[投票(1)]
★3私は貝になりたい(1959/日)「戦争の被害者」としての日本人。責任者の不在、曖昧。 [review]寒山拾得, sawa:38, ジェリー, 水那岐[投票(4)]
★3過去のない男(2002/フィンランド=独=仏)今目の前で死を宣告された男が突然…。ある意味、ドライヤーの『奇跡』で最後に起こったことが、ここでは最初に起きる。理由はない。そうではなく、むしろそれ自体が映画の中では否応なく理由になってしまうということ。少なくとも映画では、メロドラマよりも喜劇こそがより偉大であり得るみたい。〔3.5〕jollyjoker, 3819695[投票(2)]
★3わたしはロランス(2012/カナダ=仏)グザヴィエ・ドランが本当に興味があるのは、たぶん映画というよりは物語であり人間。それでいけないということは取り敢えずないけども…。 [review]jollyjoker[投票(1)]
★3反則王(2000/韓国)ヒロイズムの仮面が引き裂かれる時、やつの本番がはじまるのだ。修練をかさねた技が華麗に決まる一瞬、その一瞬だけやつはホンモノになるのだ。けにろん[投票(1)]
★3剣(1964/日)「正しい」「微笑」「勝つ」「負ける」などの語句がそのまま画面に刻印されているかの如き映画。わかったんだかわからなかったんだかよくわからないまま無理くり強引に「完」。disjunctive[投票(1)]
★3ザ・ヤクザ(1974/米)義理とは何か(という愚問)。〔3.5〕 [review]たわば, sawa:38[投票(2)]
★3ピストルオペラ(2001/日)組織の犬より気分の猫…ちゅーことですか。「わけわからん」と言うほどわからなくもなくなってしまったのは、そこに「宇宙の不思議」が欠けているから。 [review]けにろん, DSCH, あき♪, ペペロンチーノほか6 名[投票(6)]