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コメント最新お気に入り投票 (2/20)

コメント推薦者最新投票日
★4 哭声 コクソン(2016/韓国=米)
信じる信じないや嘘や本当ではなく、信じたいか信じたくないかの願望。そこに明確な根拠はなく、提示される「あからさまな怪しさ」に人はひたすら引き摺られ、惑わされる。その弱さに「悪霊」は付け込み、しまいには人そのものが「悪霊」になってしまう。真実は常に苦く、願望の前に脆弱である。古典を踏まえ、大袈裟ながら誇張ではなく、事実こんなものだと納得させられる。ラストは泣いた。こんなものに人は勝てないのだ。 [review]
DSCH (2017年08月07日)
濡れ鼠, けにろん2017年08月19日[投票(2)]
★4 パンズ・ラビリンス(2006/メキシコ=スペイン)
「真・『トトロ』」のような趣さえある。地上と地下、生と死、光と闇、安息と苦痛といったあらゆる境界線上、つまり「世界の中心」で振り子のように揺れつつ爪先立ちする物語。その「危うさ」が現実と幻想を巻き込む「迷宮」というモチーフと相即不離で、重層性の見応えが半端ない。「危うさ」こそ世界と思うが、人の親になった今は傾き迷わないように支えることが責務だと、暗鬱な展開と裏腹に背筋が伸びた。演出も切れ味鋭い。
DSCH (2012年12月21日)
濡れ鼠, ぽんしゅう, けにろん2017年08月19日[投票(3)]
★4 チェイサー(2008/韓国)
テーマからしてポン・ジュノを仰いでいるのは明らかだが、本家に二、三歩及ばず、欠落の穴埋めを既製品のトレースや虚仮おどしに逃げた感も一部否めない。しかし、暴力の様態を極力「打撃」に徹底して「無常と怒り」を文字通り叩きつける演出は明快で正確。暴力のグロテスクなユーモア感も時に本家を凌ぐ。「接近戦」の映画。 [review]
DSCH (2012年04月11日)
濡れ鼠, ナム太郎, 3819695, 煽尼采ほか5 名2017年08月19日[投票(5)]
★5 グエムル 漢江の怪物(2006/韓国)
「韓国的である」ことへの警戒フィルタを、「あまりにも韓国的である」直情によって見事に突破されたことを告白せねばならない。不条理を前に爆発する怒りはしかし更なる不条理に阻まれ、思い描いた威力を持って相手に届かない。このニヒリズムを前にしてこそ、想いを新たにする。「どんなに滑稽でも泣き叫び歯ぎしりしながら全力で家族を守れ」と。それは望むと望まざるに関わらず、意外な形で、しかし必ず世界を変えるのだ。 [review]
DSCH (2011年06月04日)
濡れ鼠, 水那岐2017年08月19日[投票(2)]
★5 ウォレスとグルミット ベーカリー街の悪夢(2008/英)
ドMマグロ天然ボケのウォレス氏に言葉を持たないグルミット君がツッコミを入れるためには、とにかく寡黙に忠犬スタイルを貫いて「アクション」するしかない。これほど「アクション」が雄弁なツッコミとして必然化する設定を愉しまない手はない。しかも観客からツッコむ暇だけは絶対に与えないというナンセンスのスピード感と漲る自信。至上の英国ド突き漫才アクション。魅力的過ぎる手触り。参った。怒濤と豊穣の30分。 [review]
DSCH (2011年07月25日)
濡れ鼠, 38196952017年08月19日[投票(2)]
★5 母なる証明(2009/韓国)
ポン・ジュノはブレない。信念(母性)を嘲笑う息子(運命)。「笑い」について。『殺人の追憶』、『グエムル』を経て続く無常的運命論第3章。(左記二作とレビュー内容が一部重複し、重大なネタバレを含みます) [review]
DSCH (2011年06月14日)
濡れ鼠, けにろん, 水那岐2017年08月19日[投票(3)]
★5 ほえる犬は噛まない(2000/韓国)
団地という魔宮でしょうもなくも愛しい奴らが繰り広げる、ささいなようでそうでもない大冒険。ポン・ジュノは映画界屈指のいたずらっ子だ。『殺人の追憶』以降の暗澹たる「大上段」もいいが、天才的いたずらっ子の「原点」がここにある。「必殺ショット」の連打。「面」じゃなくて「小手」の連打。ペ・ドゥナの仏頂面とラストショットで失神寸前。『キル・ビル』のトラックスーツより断然私はイエローパーカを支持する! [review]
DSCH (2011年06月17日)
濡れ鼠, 寒山, おーい粗茶, ぽんしゅう2017年08月19日[投票(4)]
★5 CURE/キュア(1997/日)
「あんた、誰・・・?」という問いが、人が人であるための鎧「定義づけ」の装甲を一瞬で蝕み破壊する。暗示は世界に氾濫し、満ちたそれはすでに暗示ではない。自明・当然とされたものに理由や倫理の付け入る隙などあろうはずもなく、空虚な充実を形作る殺人と終末の拡散に響くピアノの旋律が、禍々しくも甘やか。憎悪は、ついに憎悪ですらなくなる。この上なく危険で邪悪な作品。 [review]
DSCH (2012年02月16日)
濡れ鼠, ゑぎ, 3819695, ジェリー2017年08月19日[投票(4)]
★5 ザ・マスター(2012/米)
プロセシングの真贋に監督の興味はない。ポルノを扱った時と同じ優しさだ。猜疑の視線に曝されつつ「始まって(始めて)しまった人生」達の作る「家」の物語。酷薄な画の切り貼りの裏で涙を流しているように見える。『ブギーナイツ』の優しさを『時計じかけのオレンジ』から冷笑を除いた滋味と前作来の鋭い筆致が引き立てる完璧さ。「俺はもはやこう生きていくほかない、お前も生きられるように生きるしかないが、そう生きろ。」 [review]
DSCH (2014年01月30日)
濡れ鼠, Orpheus, 煽尼采, 3819695ほか5 名2017年08月19日[投票(5)]
★4 オーバー・フェンス(2016/日)
彼女のスイッチが入るのが早すぎ、いくら何でももう無理やろ思う彼がそれでも腐れ縁的に関係を続けるには描写が足りない。山下は女が描けぬのだと思う。しかし、一方でこのレア環境に置かれた男たちの沸点臨界で尚冷めた関係。そのざらつきはたまらない。
けにろん (2016年10月17日)
jollyjoker, セント, 水那岐2017年08月19日[投票(3)]
★4 オーバー・フェンス(2016/日)
訓練校の森をはじめ、みな飼いならされたワシのようなもの。オリの扉が開いていても、なかなかそこから出ていかないのだ。本当の寂しさと充実感は、外の世界を知った時に実感するのだ。
jollyjoker (2017年08月18日)
ぽんしゅう, けにろん, 水那岐2017年08月19日[投票(3)]
★4 スター・トレック BEYOND(2016/米)
「現実」「現在」との接合点 [review]
YO--CHAN (2017年08月18日)
プロキオン142017年08月18日[投票(1)]
★5 ローサは密告された(2016/フィリピン)
たとえピントがボケようが“撮る”ことを放棄しない。劇映画なのに露骨なまでにカメラの意思が貫かれる。それは、今の自分たちの社会のありようを、語るのではなく、見つめるのでもなく、見せるのだという強い思の表れだ。私たちの目はまんまと釘づけにされる。 [review]
ぽんしゅう (2017年08月19日)
シーチキン, セント2017年08月18日[投票(2)]
★4 グラディエーター(2000/米)
クロウの映画だと思って見ていたが、ホアキン・フェニックスの映画だったのかもしれない。 [review]
kinop (2001年08月25日)
YO--CHAN, サイモン64, kawa, annほか15 名2017年08月18日[投票(15)]
★3 赤ちゃんよ永遠に(1972/米)
70年代SFと言えば抑圧された気分の作品が多勢を占めるが、本作も極めつけの一本。国家競争力というものを度外視すれば、日本における産めやつくれやの少子化対策は、本作の触りに照らし合わせると逆行している。果てしなく異常な未来観だし結末も苦いものだが、反面教師として産まない国・日本にDVDで上陸すべき作品かもしれない。 [review]
クワドラAS (2006年11月18日)
YO--CHAN2017年08月18日[投票(1)]
★4 スター・トレック BEYOND(2016/米)
スタトレの独自のアイデンティは確かに存在する。3作目となってもそれは持続する。SWでもなく、他のCG映画をも凌駕しているもの、それは何だろう。なんてスクリーンを見ながらポツンと考えていた、、。 [review]
セント (2016年11月08日)
YO--CHAN2017年08月18日[投票(1)]
★4 拳銃魔(1949/米)
善良でありながら、銃という凶器に同化していく男(ジョン・ドール)のどうしようもなく危うい生い立ちが悲しい。そんな男が愛したのは同好の銃使いの女(ペギー・カミンズ)だが、生きる術として銃に馴染んだ女は、銃そのものである男を“守護者”として選んだのだ。 [review]
ぽんしゅう (2017年08月17日)
寒山2017年08月18日[投票(1)]
★4 マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016/米)
まるで上質な詩を味わっているような、しっとりと、それでいて深い。心の琴線に触れる余韻の残る作品。 [review]
deenity (2017年05月23日)
イライザー7, けにろん, ぽんしゅう, セント2017年08月18日[投票(4)]
★4 ウォッチメン(2009/米)
うんわかった、これはこれで良しとするから、ロールシャッハで1本凄いのお願いできませんかぁぁっっ!? [review]
nob (2009年12月08日)
プロキオン142017年08月17日[投票(1)]
★3 キャタピラー(2010/日)
渾身の力作ではあると思うが、例えば『鬼が来た!』や『血と骨』なんかと比べると決定的に物足りない。夫婦の憎愛が異形化していく過程と、「軍神」という空恐ろしき虚構との化合に今一歩の踏み込みの甘さを感じる。 [review]
緑雨 (2010年08月29日)
るぱぱ, DSCH, 水那岐, ペペロンチーノほか5 名2017年08月17日[投票(5)]