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★2 | 儀式(1971/日) | 例えば『ゴッドファーザー』のように深く濃密な世界が映し出されていれば結婚式から始まる各儀式も存在感をもつが、本作のように図式的な骨組みだけを見せられると興醒めしてしまう。「儀式」が象徴する「戦後社会」を撃つ以前に、大島渚による儀式の描き方が硬直的(すなわち「儀式的」)だから、思想をたぶらかしたお遊戯にしか見えない。(★2.5) | ジェリー, sawa:38, けにろん | [投票(3)] |
★3 | アマデウス(1984/米) | 立ちはだかるもの。モーツァルトは父の影に怯え、サリエリはモーツァルトの才能に怯え、聞き手の神父はサリエリの狂えんばかりの嫉妬に怯える。ここで必要なのは、やはり「赦し」。あの笑い声は、世界の壁にぶちあったときの悲鳴やあがきのように聞こえる。 | ダリア | [投票(1)] |
★3 | そして、ひと粒のひかり(2003/米=コロンビア) | 麻薬を飲んだ聖母マリア。(レビューはラストに言及) [review] | ひゅうちゃん, MM | [投票(2)] |
★3 | レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ(1989/フィンランド=スウェーデン) | 「バンド」というよりも、演奏をする「共同体」。 [review] | DSCH, 寒山拾得, けにろん | [投票(3)] |
★2 | ソニー(2002/米) | もっと歯を食いしばって、真剣に悩んでください。(レビューはラストに言及) [review] | モノリス砥石 | [投票(1)] |
★4 | グッドフェローズ(1990/米) | ヘリコプターの視点/ヘリコプターから見張られているという感覚 [review] | DSCH, IN4MATION, ぽんしゅう, 3819695ほか11 名 | [投票(11)] |
★4 | ドライビング Miss デイジー(1989/米) | 「ミス」・デイジー(のなかに眠る何か)を「乗りこなしていく」お話。(レビューはラストに言及) [review] | けにろん, 甘崎庵, 鵜 白 舞, ざいあすほか6 名 | [投票(6)] |
★3 | 愛情萬歳(1994/台湾) | ツァイ・ミンリャン作品を楽しむポイント。 [review] | YO--CHAN, moot, evergreen | [投票(3)] |
★4 | 花よりもなほ(2005/日) | 仇討ちという「英雄」による復讐の物語を劇中で敢えて演じることで、ヒーローや悪者は想像上のもので現実世界にはそんなものはいないんだよと優しく語りかける。そうした語りを敢えて虚構性の強い時代劇でおこなう。しかし、相変わらずの卓越した演出による子役の自然な演技で、この虚構は現実世界と地続きだということを意識させる。 | ダリア | [投票(1)] |
★3 | カッコーの巣の上で(1975/米) | ぼんやりとした諦念(レビューはラストおよび『狼たちの午後』の展開に言及) [review] | jollyjoker, tredair, ペペロンチーノ, ぽんしゅうほか5 名 | [投票(5)] |
★3 | ファーゴ(1996/米) | 謎の日系人、マイク・ヤナギタについての考察(レビューは後半部分の展開に言及) [review] | ALOHA, IN4MATION, 秦野さくら, PaperDollほか17 名 | [投票(17)] |
★3 | ナイトメアー・ビフォア・クリスマス(1993/米) | 裏『アメリ』。 [review] | けにろん | [投票(1)] |
★3 | 祭りの準備(1975/日) | 『松ヶ根乱射事件』のおおもとはこれだった。登場人物たちの泥にまみれた欲望に圧倒され、若者の衝動はむしろ抑えこまれてしまう。悲鳴をあげながらあたふたと逃げていく若者の無様な姿。甘美な感傷などまったく抱けない若者の故郷。 | 寒山拾得, DSCH, TM(H19.1加入) | [投票(3)] |
★5 | 息子の部屋(2001/仏=伊) | 精神分析医の目を通した自己と他者の距離について。(再見につきレビュー全面改定 3/9/05、レビューはラストに言及)
[review] | けにろん, ことは, むらってぃ大使, malほか7 名 | [投票(7)] |
★4 | ブギーナイツ(1997/米) | まさに、イヌとネコと一緒に雪山で遭難したら、イヌとネコを殺して食べて、その後で寂しくなるヒトたちのお話。 [review] | けにろん, DSCH, Orpheus, muffler&silencer[消音装置] | [投票(4)] |
★3 | GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊(1995/日) | 初めてのようでいて初めてではないゴースト。(レビューはラストに言及) [review] | けにろん, ダリア | [投票(2)] |
★3 | さらば箱舟(1982/日) | 寺山修司作品は独善的すぎて鼻につく。しかし、モチーフになった作品のおかげか、本作では閉鎖的で陰惨にもかかわらず、どこか温もりを感じさせる共同体を描き出していた。『アンダーグラウンド』に近いものを感じた。 | disjunctive, けにろん | [投票(2)] |
★3 | デス・プルーフ in グラインドハウス(2007/米) | 面白い部分と退屈な部分が、水と油のようにはっきり分離した作品 [review] | t3b, X68turbo, けにろん | [投票(3)] |
★3 | 砂の器(1974/日) | 当時の蒲田は今以上に猥雑とした街だったはずである。そんな街の片隅でひっそりと起こった殺人事件。一つの細い糸が昭和の一つの闇を明らかにしていく。その見事な構図。 [review] | おーい粗茶, ぽんしゅう, YO--CHAN, mimiうさぎほか10 名 | [投票(10)] |
★3 | ジャッキー・ブラウン(1997/米) | ファンキー。 [review] | irodori, ぽんしゅう, Shrewd Fellow, けにろん | [投票(4)] |