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★4 | アンストッパブル(2010/米) | どのジャンルにおいても、最先端を感じさせる作品が出てくるのがハリウッドの凄いところ。セクシーに撮られた乗物映画としても出色の出来だ。 [review] | 緑雨, Sigenoriyuki, Lostie, 死ぬまでシネマほか8 名 | [投票(8)] |
★4 | インセプション(2010/米) | ノーラン監督はやりたいことをしっかり把握し、首尾一貫した作家の論理で強力に物語を紡いでいく。細部にまで配慮が行き届いた力技に文学性は乏しく、やけに理屈っぽい口上が台詞の多くを占めるが、そこがまさに狙いなのだ(追記しました)。 [review] | 狸の尻尾, Orpheus, 煽尼采, 甘崎庵ほか8 名 | [投票(8)] |
★5 | イングロリアス・バスターズ(2009/米=独) | 「キル・ビル」のヒロインを「バーン・アフター・リーディング」の脇役が取り囲む。主要人物の造形とその相関図において、ただメラニー・ロランだけに与えられた切実さが、彼女を特権的なヒロインのポジションに置いている。 [review] | DSCH, 3819695, おーい粗茶, ぽんしゅうほか8 名 | [投票(8)] |
★5 | ミスティック・リバー(2003/米) | 『チェンジリング』から振り返る思いでDVDで再々見。撮影監督は同じトム・スターンだし、キャスティングディレクターの手腕による脇役端役の充実度も共通している。モチーフの相似も随所に感じるが、ここはひとつ脚本から映画を立ち上げるイーストウッドの演出手腕について考えてみたい。 [review] | DSCH, Orpheus, 巴, ナム太郎ほか8 名 | [投票(8)] |
★4 | レボリューショナリーロード 燃え尽きるまで(2008/米) | 古風なメロドラマを現代的な心理描写で掘り下げる演出には魅了された。ウィンスレットは相変わらずよい女優だし、ディカプリオは改めて凄い役者であった。 [review] | 緑雨, らーふる当番, 秦野さくら, kionaほか8 名 | [投票(8)] |
★2 | 007 慰めの報酬(2008/英) | 序盤のカーチェイスは精巧に作られている。一連の流れを部分素材に分割して、それぞれをきっちりタイミングを計った上で撮影しているのだろう。このシークエンスはとてもじゃないが通しで撮影できたとは思えない。 [review] | たろ, Orpheus, これで最後, のこのこほか8 名 | [投票(8)] |
★4 | カッコーの巣の上で(1975/米) | 管理社会と個人の尊厳、というテーマに施された性的な仕掛けが巧みだ。女権によって腑抜けにされた男たちを奮い立たせるジャック・ニコルソンは生命力の象徴である。 [review] | jollyjoker, Orpheus, Lostie, sawa:38ほか8 名 | [投票(8)] |
★2 | マイ・ブルーベリー・ナイツ(2007/仏=中国=香港) | アメリカで撮影してもアメリカ映画にはならないが、アメリカを選択した以上は、アメリカ映画(を咀嚼すること)を避けて通れないというのも事実。ウォン・カーウァイは植民地をやっている。大陸が描けていない。 [review] | disjunctive, Orpheus, ジェリー, 緑雨ほか8 名 | [投票(8)] |
★3 | ボーン・アルティメイタム(2007/米) | ジェイソン・ボーン・トリロジーのオリジナリティは評価したい。三作目ともなれば面倒なイントロダクションは省略し、序盤からあの世界に首までどっぷり浸かるノンストップ・アクションサスペンスが展開する。司令塔と現場の緊密なコネクションをボーンの肉体が突破していく中盤まではなかなかに見せてくれる。 [review] | ゑぎ, Orpheus, ジェリー, dappeneほか8 名 | [投票(8)] |
★4 | 純喫茶磯辺(2008/日) | 意外な拾い物。言葉の選択も会話の呼吸もよい。この映画の負の中心であるヒロイン麻生久美子に、濱田マリと仲里依紗を加えて、成瀬ばりの三世代女性映画として見る事も可能だ。 [review] | 寒山拾得, ナム太郎, moot, サイモン64ほか7 名 | [投票(7)] |
★4 | サブウェイ・パニック(1974/米) | トニー・スコットのリメイク版を予習する意味で久々に再見。ガキの頃ロードショーで見たが、目の肥えた現在ではよりいっそう楽しむことができた。 [review] | ゑぎ, 緑雨, ぽんしゅう, ナム太郎ほか7 名 | [投票(7)] |
★2 | 地球が静止する日(2008/米) | 褒めどころが無くて苦慮するが、強いて挙げれば導入部の緩急リズムによるサスペンス演出か。 [review] | Orpheus, けにろん, TOBBY, 煽尼采ほか7 名 | [投票(7)] |
★5 | 十三人の刺客(2010/日) | 欠点を補って余りある魅力的な娯楽時代劇。浪人が野武士を討つ『七人の侍』のアンチテーゼという形で、戦う者の精神が息づいている。 [review] | tkcrows, DSCH, Orpheus, ペペロンチーノほか6 名 | [投票(6)] |
★4 | 告白(2010/日) | 原作のいい部分を最大限に映画に転用している。欠陥もまた原作の持ち味であって、視点を変えればまた違った愉しみも出てくる。 [review] | るぱぱ, DSCH, 空イグアナ, ぽんしゅうほか6 名 | [投票(6)] |
★3 | ハート・ロッカー(2008/米) | この映画に描かれているのは「情報」であってドラマではない。戦場で職人技に従事する兵士の話だが、リアリズムに傾倒するあまり、ストーリーの芯が失われてしまっている。主役不在の映画は繰り返し見るには値しない。それにしても一見の価値はあるのだが。 [review] | おーい粗茶, G31, カルヤ, ぽんしゅうほか6 名 | [投票(6)] |
★5 | フローズン・リバー(2008/米) | 傑作。映画は社会問題を下敷きにしているが、主人公である二人の女はそれとは違う次元に存在している。新聞記事には載らない生身の個人の姿がここにはあり、それがフィクションの力といえる。 [review] | 寒山拾得, IN4MATION, まー, 3819695ほか6 名 | [投票(6)] |
★3 | マイケル・ジャクソン THIS IS IT(2009/米) | リハーサルだから当然のことだが、そのパフォーマンスの低さを見るのが辛い。何より声が出ていない(出していない)。それでもセットリストを再構成せざるを得ない悲しさ。MJ本人の立場ならば公開してほしくはない完成度の低さだが、まず何よりも関係者に報いるためには致し方あるまい。 [review] | モノリス砥石, ペンクロフ, shu-z, 緑雨ほか6 名 | [投票(6)] |
★4 | スペル(2009/米) | 生理に訴えかける至福の映画体験。論理的解析を微塵も受け付けないこういう映画を評するのが私はとても苦手です。 [review] | muffler&silencer[消音装置], 死ぬまでシネマ, けにろん, サイモン64ほか6 名 | [投票(6)] |
★4 | ランボー 最後の戦場(2008/米=独) | 全編がカッティング・イン・アクションといってもいいくらいのアクションの面白さは伝聞では到底伝えられない。中盤までは無言のスタローンの行間を読むことはできようが、ラストではただ見ることの価値のみが他のすべてを押しのけてしまう。 [review] | DSCH, 3819695, 林田乃丞, 緑雨ほか6 名 | [投票(6)] |
★4 | トワイライト 初恋(2008/米) | ヴァンパイア映画でまだこれほどのオリジナリティを創出できるとは。あるいは少女文学という一点以外まったく似ても似つかないのに、相米慎二の『雪の断章 情熱』と脳内リンクしてしまったほどの、アイドル=偶像=虚構の作り込みの上手さを称えてもいいだろう。(ちょっとでも興味があるのならぜひ劇場で観賞を!) [review] | ゑぎ, きわ, レディ・スターダスト, inaほか6 名 | [投票(6)] |