「蓮實重彥ベスト141」(寒山拾得)の映画ファンのコメント
バルタザール どこへ行く(1964/仏=スウェーデン) |
厳しい映画だ。ブレッソンらしい手の足のスペクタクルが静かに、そして怒濤のように押し寄せる。歩くロバの足をとらえただけのショットがもう究極の映画的造型として見る者を叩きのめす。裸のヴィアゼムスキーが壁にもたれているカットの峻厳さよ。うずくまるバルタザールを俯瞰で眺めるその眼差しの冷厳さよ。 (ゑぎ) | [投票(3)] | |
ブレッソンらしい厳しさに満ちた映画。しかし救いがなさすぎて自分の肌に合わなかった。 (赤い戦車) | [投票] | |
逃げる。しかし逃げられない。 (田原木) | [投票] | |
墜ちるためだけに生きる静謐な緊張感。 (動物園のクマ) | [投票(1)] |