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★4 | 3−4X10月(1990/日) | 『HANA−BI』以降の北野映画が「商品」だとすれば、それ以前は「作品」だった。その中でも『3−4X10月』は、異様なほど抽象的で、最も純度の高い「作品」である。 [review] | pori, けにろん, セント, ALPACAほか6 名 | [投票(6)] |
★5 | 暗殺の森(1970/伊=仏=独) | 絵画のような(安定した)構図、静謐な狂気。ピンと張っていた輪ゴムがビチン!と切れてしまった‘暗殺の森’のシーン。雪崩れる、世界。 [review] | ジェリー, 赤い戦車, sawa:38, inaほか5 名 | [投票(5)] |
★3 | ワンダフルライフ(1998/日) | 「ワンダフルライフ」と言える勇気と欺瞞 [review] | 鷂, jollyjoker, ぽんしゅう, Santa Monicaほか12 名 | [投票(12)] |
★4 | ワイルドバンチ(1969/米) | 殺し殺し殺し殺し殺しそして死ぬ。ただそれだけのアホウたち。皆殺しの「Wild Bunch」。 [review] | モノリス砥石, あき♪, ゑぎ, ニュー人生ゲーム | [投票(4)] |
★3 | 夏物語(1996/仏) | なんでロメールの映画って、こんなにも「風景」がステキなんだろ?なんでロメールの映画の男って、ダメ人間ばっかなんだろ?どうしてロメールの映画の女性って、いつも凛々しくってセクスィーなんだろ?・・・そんなロメール七不思議の内の3つがある。 | ジェリー, にくじゃが, kaki | [投票(3)] |
★5 | ブギーナイツ(1997/米) | ドラマ「俺たちの旅」(DVD-BOXが近日発売!キャー!!)の言葉を思い出した。「男とは、馬鹿な生きものである。だから美しい」。そして・・・ [review] | けにろん, Orpheus, ボイス母 | [投票(3)] |
★5 | 清作の妻(1965/日) | 今観てもまったく古びていない旧共同体批判、ムラ社会に核弾頭を撃ち込む恋人たちの革命。日本的「馴れ合い」よりも愛という名の「孤立」を。そして「本当のめくらは誰か?」と問いかけるウルトラ個人主義者=モダニスト増村保造入魂の最狂傑作。 | irodori, ジェリー, ぽんしゅう | [投票(3)] |
★3 | ケープ・フィアー(1991/米) | このデ・ニーロは、「悪役」というより「間違ってる人」である。そして、口が達者な頭が良い「間違ってる人」の見せる「俺は間違ってない」理論が、どれほど強力で不条理か―スコセッシはそこにだけ肉迫する。 [review] | jollyjoker, ナム太郎, カレルレン, モノリス砥石ほか17 名 | [投票(17)] |
★4 | ラルジャン(1983/スイス=仏) | 偽札は、トランプのジョーカーのように人を伝い、最後に手にした者に世界の不条理を喰らわせる。そこに人の意志が入り込む余地は一切ない―その「世界の原理」を映し捕らえるこそが「映画の原理」である、とブレッソンが最後に語ったように思えた。無情の世界、映画の臨界点、その名は『ラルジャン』。 | 週一本, ぽんしゅう, ゑぎ, 3819695 | [投票(4)] |
★4 | ガンモ(1997/米) | 甘美な頽廃。現代版『時計じかけのオレンジ』?!あるいは、島田雅彦的「郊外」のなれの果て。 [review] | 寒山拾得, グラント・リー・バッファロー, tomcot | [投票(3)] |
★5 | マッチポイント(2005/英=米=ルクセンブルク) | IT'S A MAN'S MAN'S MAN'S WORLD! [review] | サイモン64, 緑雨, けにろん | [投票(3)] |
★4 | スペース カウボーイ(2000/米) | 「若者へのメッセージなど一切込めていない」と言い切ったクリント・イーストウッド。たしかにこの映画には、「老い」を生きることの辛さとステキさがあふれ出ていたと思う。 [review] | モノリス砥石, DSCH, inuRen, Myurakzほか11 名 | [投票(11)] |
★4 | 顔(1999/日) | 『新・仁義なき戦い』の豊川悦史の耳鳴り。そして、「顔」の藤山直美の吐き気。世界とぶつかり合いながら前進していく者たちには、そんな徴がある。次は立眩みかな?
| けにろん, 町田, ジェリー, グラント・リー・バッファロー | [投票(4)] |
★3 | 逆噴射家族(1984/日) | 1984年。ニッポンは燃えていた。ウソ!初めて見た時「なんて過激な映画なんだ」と思った。しかし。それは大きなカン違いだった。単に「過剰」なだけなのだ、石井聰亙は。 | 寒山拾得, 死ぬまでシネマ, tkcrows, かけるほか5 名 | [投票(5)] |
★4 | グエムル 漢江の怪物(2006/韓国) | 「人間がばんばん死んでく超おもしろ怪獣映画!!!」を狡猾に装った、意外とまじめな9.11以降の反アメリカ=反国家映画 [review] | 寒山拾得, 煽尼采, sawa:38, 荒馬大介ほか6 名 | [投票(6)] |
★4 | その男、凶暴につき(1989/日) | あの‘昭和の爆弾’中上健次は、これを初めて観た時、たまらなく嫉妬を感じたという。時は1989年=平成元年、ここから、‘平成の爆弾’北野武は映画を絨毯爆撃=アジテーションし始める。 [review] | 週一本, 甘崎庵, 空イグアナ, 町田ほか10 名 | [投票(10)] |
★5 | インディアン・ランナー(1991/米) | 人生と映画を受け入れるために [review] | けにろん, たかひこ, ALPACA | [投票(3)] |
★4 | M:i:III(2006/米) | 「トム・クルーズのイメージビデオ」ではなく「作家主義の暴走」でもない、とにかくもう過激なまでにポッシブル≒普通な『ミッション・インポッシブル』 [review] | ロープブレーク, ジェリー, Myurakz | [投票(3)] |
★5 | あの夏、いちばん静かな海。(1991/日) | 北野武は目がいいのに、耳と口が悪い。その耳と口を自分でふさいだ(聾唖)水のようなミニマリズム。北野映画の永遠の主題=パーマネント・バケーションとして水だけが流れていく。 [review] | けにろん, ジェリー, コマネチ, ナム太郎ほか7 名 | [投票(7)] |
★4 | デッドマン(1995/米) | これまでのジャームッシュの映画で僕はいつも、ほんのちょっとだけ、ひっそりと「感動」していたのだけれど、この映画で初めて「感心」した。恐ろしいまでに反時代的、西部劇の死体の上で踊り狂って死ね。 [review] | さなぎ, ねこすけ, マッツァ, ゑぎほか5 名 | [投票(5)] |