「四方田犬彦が選ぶ、「世界映画史の113本」」(バーボンボンバー)の映画ファンのコメント
動物園のクマのコメント |
赤ちゃん教育(1938/米) | これぞ映画!キャサリン・ヘップバーンの素晴らしい演技、小道具の使い方、ノリツッコミ、、、。「ダメだ、やっちゃいけない」「もう、よしなさい」とケーリー・グラントと一緒に叫んでた。ホークスの粋な傑作。 | [投票(2)] | |
赤い靴(1948/英) | はじめて観た時、衝撃を受けました。『黒水仙』『戦艦シュペー号』といい、パウエル、プレスバーガーのデザインセンスと悲劇性に圧倒されます。 | [投票] | |
赤西蠣太(1936/日) | 千恵蔵もすばらしい。きれいなプリントで観たい、無理だけど。 | [投票] | |
毒薬と老嬢(1944/米) | プリシラ・レインは『彼奴は顔役だ』や『逃走迷路』の時よりかわいい。ピーター・ローレはやっぱり不気味。ブラックで後味の悪いNHKの時代劇バラエティみたい。タクシーがかわいそう。 | [投票(2)] | |
書を捨てよ町へ出よう(1971/日) | 『祭りの準備』を経由して『青春の殺人者』に寄り道し、『GO』につながる楽観的な錯覚。 | [投票(3)] | |
ニノチカ(1939/米) | ルビッチ・タッチは、この映画でも極上のリズムとハーモニーを奏でている。「写真を欲しいと言わないで。引き出しにしまわれるのは嫌だから」とハスキーに囁くガルボは、モスクワの行進でも美しい。 | [投票(2)] | |
神の道化師、フランチェスコ(1950/伊) | 道化師というタイトルそのもの、おどけ者、変わり者に見える主人公。でも、信者でもないのに実際にポルチウンクラを訪ねた際にグッと感極まったのは、この映画のせい。サンタ・キアラとの会食、ハンセン病者との出会い、布教のための別れ、はとても美しい挿話。 [review] | [投票] | |
八月の濡れた砂(1971/日) | 理由のない怒りが渦巻いている、それをあらわそうとするとこういうことになるんでしょう、、、、、『非行少年・陽の出の叫び』や『赤い鳥逃げた』と並んで、自分よりちょっと上の世代をなぜかうらやましく思った映画でした。 | [投票] | |
東京流れ者(1966/日) | 身勝手な展開が許されるのは、それが映画だから、ってことを知ってる監督だからですよね。 | [投票] | |
いとこ同志(1959/仏) | すっかり忘れていたのだが、TVで再見してみて、ラストのジャン・クロード・ブリアリの修行僧のような姿に、あらためてやられた。主人公ではなく、ブリアリやメニエルに感情移入した初見の20代の頃を思い出した。 [review] | [投票(1)] | |
幕末太陽傳(1957/日) | 「首が飛んでも動いてみせまさあ」しびれるう | [投票(1)] | |
秋津温泉(1962/日) | 日本の変化を長門裕之に表象させてしまう凝ったつくりですが、男女の物語としても楽しめました。成島東一郎の撮影もいいですね。 | [投票(3)] | |
少女ムシェット(1967/仏) | 冒頭のせりふがすべて。みんなそれぞれ身勝手だし、人間って、私ってどうなるんだろう、なんて思ったのは初見の高校生のころ。やっぱり、どうもならなかった。きつい。 | [投票] | |
ゲームの規則(1939/仏) | つまるところ、ゲームって何か。楽しめる人とそうでない人がいるっていうこと、かな?感情の抑揚の無さは、自動演奏装置そのもの。自動ピアノを惚けて見つめるおばちゃんにぞっとする。動き回る人と動き回るカメラ、省略と全景を見事に駆使した見事な映画。 | [投票] | |
勝手にしやがれ(1959/仏) | 新聞を売るジーン・セバーグが忘れられません。 | [投票] | |
市民ケーン(1941/米) | 映画の手本、とか呼ばれることこそ、ケーン以上にこの映画の悲劇。教科書に閉じ込められるような柔な作品とは違うのでは。 | [投票(5)] | |
羅生門(1950/日) | 京マチ子のきれいなこと、きれいなこと。三船ならずともむらむらくる。 | [投票(1)] | |
陽炎座(1981/日) | 誰かが「脚の映画」だと言ってたけど、たしかにあの絡みはなんともいえずエロティック。 | [投票] | |
裏窓(1954/米) | あんなにきれいなグレース・ケリーが目の前にいるのに何もできない、、、。じれったさが全編に流れて、それが緊張感のベース。 | [投票] | |
めまい(1958/米) | らせんの階段、落ちる恐怖、ゆったりとした追跡、、傑作ですね。キム・ノヴァクには申し訳ないけどグレース・ケリーを失ったヒッチコックがグレース・ケリーを作っちまう、なんて、たまんねー快感。 | [投票] | |
サイコ(1960/米) | 口、目、へそ、シャワー、排水溝、、、丸い穴だけで怖がらせるすごさ。人を高いところから落っことすうまさ。すごいなあ。 | [投票(1)] | |
道(1954/伊) | こんな一生懸命に生きることができないから、泣けるのかも、、、。それが悲しい。 | [投票] | |
モダン・タイムス(1936/米) | 比較することに意味はないけど、『自由を我らに』に比べると教条主義的なくささがどうしても鼻をつく。 | [投票] | |
大人は判ってくれない(1959/仏) | 初めて観た時、護送車から見える夜の街、屋外ランニングの通りの俯瞰、人形劇に夢中になる子供達、にワクワクした、のを思い出します。 | [投票] | |
櫻の園(1990/日) | 映画館にかかる、という間違いを犯した作品。大画面に耐えきれない、26インチが良いところ、ですよね。 | [投票] | |
わが谷は緑なりき(1941/米) | ロディ・マクドウォールがめちゃくちゃかわいい。まさか、サルに育つとは! | [投票(1)] | |
エル・スール −南−(1983/スペイン=仏) | 『父パードレ・パドローネ』といい、この映画といい、なんとすばらしい俳優でしょう、、、こういう映画に出会うと映画好きでよかったとほんとに思います | [投票(1)] | |
大人の見る絵本 生れてはみたけれど(1932/日) | 子供に力点を置く監督でも、仲良しの清水宏とは大分違う。 | [投票] | |
近松物語(1954/日) | ラストシーン、馬に揺られて刑場に向かう香川京子と長谷川和夫の幸福そうな顔を見るたびに、おめでとうよかったね、と声をかけたくなる。 | [投票(1)] | |
駅馬車(1939/米) | 『ガントレット』のバスと親類関係にある、という意見に大賛成。馬や馬車に当たらない矢、ぼつぼつと穴だけ空くバスの横っ腹、、、この映画的好都合が、映画の醍醐味。 | [投票] | |
M(1931/独) | 人間って所詮そんなもんだ、という、なんと冷めた演出。人型風船がこわい。 | [投票] | |
七人の侍(1954/日) | 髪を洗う津島恵子さんがお美しい。今も、お美しい。左ト全が逃げる、走る。サムライ面接! [review] | [投票] | |
秋刀魚の味(1962/日) | 岡田茉莉子がとてもかわいい。ハンドバッグ買ってやれ、買ってやれ。 | [投票] | |
雨月物語(1953/日) | 田中絹代、京マチ子、森雅之、、、、みなさんすばらしいです。 | [投票] | |
黄金の馬車(1953/仏=伊) | 恋はすばらしい。 | [投票] | |
丹下左膳餘話 百萬両の壷(1935/日) | 遠眼鏡で金魚つりを見る場面。裏切られた子供が家を抜け出る場面。大河内伝次郎もすばらしい。 | [投票] | |
鶴八鶴次郎(1938/日) | 端正で緊張感が途切れず、かと言って力が入らない画面作りといい、出演者全員のスキの無い演技といい、目が釘付けになった。『芝居道』といい、山田五十鈴はその存在が芸そのもの。 | [投票(2)] |